全日本大学駅伝の正式名称や出場資格&予選会(選考会)とは?

みなさんは全日本大学駅伝という大会をご存じでしょうか?

大学駅伝というと箱根駅伝がとっても有名ですが、大学駅伝を語る上で全日本大学駅伝はなくてはならない大会なんです。

また、関東の大学しか出場できない箱根駅伝とは違って、全日本大学駅伝はその名の通り全国各地区から選考された大学が出場する大会でもあるので、全国規模の大学駅伝というのも特徴ですね。

とはいっても、箱根駅伝と比べてしまうと全日本大学駅伝の知名度はちょっと低いかもしれません。

そこでここでは、全日本大学駅伝について、なぜ大学駅伝を語る上でなくてはならない大会なのか?

全日本大学駅伝の正式名称、そして出場資格などについて分かりやすくまとめてみましたので、ご紹介していきたいと思います。

全日本大学駅伝ってどんな大会なの?と思った方や、名前は聞いたことあるけど詳しく知らないっていう方はぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

全日本大学駅伝の正式名称や歴史とは?

 

それではまず、全日本大学駅伝の正式名称や歴史について簡単にご紹介していきたいと思います。

【正式名称】

秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会
(ちちぶのみやしはい ぜんにほんだいがくえきでんたいこうせんしゅけんたいかい)

 

全日本大学駅伝は、箱根駅伝、出雲駅伝とともに学生三大駅伝と呼ばれていて、大学駅伝の中でも大きな大会です。

同じシーズンにおいて、出雲駅伝(10月)、全日本大学駅伝(11月)、箱根駅伝(翌1月)の三大会すべて優勝することにも意味があり、いわゆる「三冠達成」を目標にしているチームも少なくありません。

この全日本大学駅伝は、毎年11月第1日曜日に名古屋・熱田神宮-三重・伊勢神宮間、全8区間の106.8kmで競われます。

【全日本大学駅伝の歴史】

全日本大学駅伝の第1回大会が開催されたのは、1970年3月(昭和45年)

「全国の大学が出場できる、真の日本一を決める駅伝と」というコンセプトのもと、東海学生陸上競技連盟と朝日新聞名古屋本社が中心となり企画され、各地区の学連にも声をかけていき、大会が実現されました。

当時は、近鉄の線路と選手が走るコースが交差している場所があって、選手が踏み切り待ちをするシーンもあったのだとか。

また、第2回大会(1971年)から開催日が1月の第3日曜日に変更、そして第10回大会(1979年)からはそれまで採用されていた前後半制を廃止、さらに第20回大会(1988年)から開催日が11月の第1日曜日に変更され、同時にテレビ朝日系列による完全生中継も開始されるなど、試行錯誤をしながら歩んできたことが伺えます。

このように、回を重ねるごとに発展を続けてきた全日本大学駅伝は、第24回大会(1992年)に8区間のコースの全長が106.8kmになり、第31回大会(1999年)には出場校が25校へ、そして50回を迎えた記念大会(2018年)では、7区間で区間距離の変更がなされています。

参考 歴史全日本大学駅伝対校選手権大会HP

 

全日本大学駅伝の出場資格や選考会(予選会)とは?

 

それでは次に、全日本大学駅伝の出場資格や選考会(予選会)について見ていきましょう。

主な出場資格は次のようになっています。

1)各地区学連が地区ごとに決められたチーム数を日本学生陸上競技連合に推薦

 

2)前回大会の上位8位までをシード校とし、希望したチームは参加することができる。

選考会(予選会)というが出場資格でご紹介した、1)の部分になります。

この選考会は各地区学連によって駅伝や長距離ロードレースなど様々な形で行われ、代表チームが決定されます。

(※選考方法は各学連に一任されているため、地区によって異なることがあります。)

なお、出場できるチームの代表枠として、基本枠・成績枠といったものがあるのですが、この代表枠はその年によって変動するシステムになっています。

代表枠については最後の見出しで詳しくご紹介していきますので、最後までお付き合いいただけると嬉しいです。

参考 出場資格Wikipedia(全日本大学駅伝対校選手権大会)

それではここで、第53回大会(2021年)の出場資格についてもう少し詳しく見ていきたいと思います。

【第53回大会の出場資格について(シード枠・基本枠・成績枠がある)】

第53回大会(2021年)の開催日、出場資格は次の通りです。

●開催日

2021年11月7日(日曜日)
AM 8:05スタート

●出場資格

2021年度日本学生陸上競技連合普通会員

●シード枠(前年度大会上位8校)

・駒澤大学
・東海大学
・明治大学
・青山学院大学
・早稲田大学
・東洋大学
・帝京大学
・順天堂大学

以上8校の中で参加を希望するチーム

●基本枠および成績枠

・北海道地区   基本枠1
・東北地区    基本枠1
・関東地区    基本枠1+成績枠6
・北信越地区   基本枠1
・東海地区    基本枠1+成績枠1
・関西地区    基本枠1+成績枠2
・中国四国地区  基本枠1
・九州地区    基本枠1

参考 開催概要全日本大学駅伝対校選手権大会HP

 

全日本大学駅伝の代表枠は年によって違うのはなぜ?

 

それでは最後に、全日本大学駅伝の出場代表枠がその年によって違うのはなぜなの?ということについて見ていきたいと思います。

全日本大学駅伝の代表枠を細かく見ていくと、基本枠(1)、シード枠(8)、成績枠(9)というものがあります。(※代表枠は2021年現在ものです)

式で表すと、こんな感じです。

代表枠=基本枠+シード枠+成績枠

この中の、成績枠というのが「前年度の成績により変動する方式」になっているため、その年によって代表枠が変わる可能性があるということなんですね。

それではこの成績枠というのは、いったいどのようなものなのでしょうか。

もう少し具体的に見ていきましょう。

成績枠とは?

 

成績枠とは、前年度大会で9位から17位のチームが属する地区学連の数に応じて出場枠が分配される仕組みです。

例えば、関西地区のチームが9位から17位の中に2チーム入っていたとします。

その場合は、翌年の全日本大学駅伝の成績枠として2枠分配されることになり、基本枠の1チームに加えて代表枠の2チーム、合計3チームが関西地区から選出することが可能になります。

ただし、1つの地区から出場できる代表枠は15チームまでと決まっているため、1つの地区で代表枠(基本枠+シード枠+成績枠)が15チームを超えた分の枠については、他の成績枠対象地区へ分配されることになります。

参考 全日本大学駅伝の出場校の決定方法を解説 順位によって変動する地区出場枠数4years

過去における代表枠の変遷

 

それでは参考までに、過去の代表枠はどのようになっていたのか、簡単にご紹介していきたいと思います。

・第51回大会以降

前年度大会で8位以内の大学にシード権を与える。

前年度大会で9位?17位のチームの所属する地区学連の数を出場枠として配分する。
(第51回大会よりシード権が前年度大会6位から8位以内に変更となったため、成績枠計も11枠から9枠に変更されました。)

・第45回大会から第50回大会まで

全国8地区に基本枠を1枠ずつ配分する。

前年度大会で6位以内の大学にシード権を与える。

前年度大会7から17位の大学の所属地区に成績枠計11枠を配分する。

同一地区から出場できる大学の数はシード校を含め最大15校とする。

・第22回大会から第44回大会まで

2枠を超える複数枠地区代表の中で最下位校が出た地区は、次の大会において出場枠を基本定数から1枠減らす制度を採用。

削減された枠は他の地区(基本的は前年に枠を削減された地区)に割り当てられる。

参考 (全日本大学駅伝対校選手権大会)代表枠数の変遷Wikipedia

 

全日本大学駅伝選手権大会まとめ

 

全日本大学駅伝について正式名称や出場資格、選考会などについてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?

全日本大学駅伝をあまり詳しく知らなかったという方が、ほんの少しでも興味を持ってもらえたら嬉しいです。

また、翌年に開催される箱根駅伝に出場することが決まっているチームにとっては、箱根駅伝に良い流れを引き寄せたい大事な一戦ともいえるこの全日本大学駅伝。

ぜひ箱根駅伝と合わせて注目してみてくださいね。

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