正月にテレビを見ていると駅伝を目にすることが良くあるかと思います。
毎日同じ駅伝をやってるの?
そんな風に思ったことはありませんか?
1月1日にニューイヤー駅伝が、1月2日と3日に箱根駅伝が行われています。
毎日のようにテレビで駅伝が放送されていると何の駅伝をしているのか分からなくなりますよね。
そこでここでは、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝についてこの2つはどう違うのか、簡単にご説明していきます。
また、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝はどちらが人気が高いのか、過去10年間の視聴率も合わせて私なりに考察してみました。
ぜひ最後までご覧くださいね。
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝について説明!
それではまず、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝について簡単に説明していきたいと思います。
ニューイヤー駅伝とは?
ニューイヤー駅伝の正式な大会名は「全日本実業団対抗駅伝競走大会」。
第1回大会が開催されたのは1957年。
実業団の駅伝日本一決定戦とも言われていて、1988年に1月1日の開催が定着したことから「ニューイヤー駅伝」と呼ばれるようになりました。
箱根駅伝とは?
箱根駅伝の正式な大会名は『東京箱根間往復大学駅伝競争』
第1回大会が開催されたのは1920年。
関東の大学が参加している大学駅伝で、箱根駅伝という通称で広く知られています。
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の違いを説明!
それでは次に、ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の二つの違いについてもう少し詳しく見ていきたいと思います。
ニューイヤー駅伝
開催日:毎年1月1日
参加チーム:社会人実業団チーム
開催場所:群馬県前橋市
区間:全7区間
総距離:100km
箱根駅伝
開催日:毎年1月2日(往路)と3日(復路)
参加チーム:関東学生陸上競技連盟に加入してる関東の大学
開催場所:東京箱根間
区間:往路1~5区、復路6~10区の全10区間
総距離:往路107.5km、復路109.6km
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の大きな違いはなに?
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の大きな違いは出場チームです。
ニューイヤー駅伝は日本の各地区の社会人実業団チームが出場できるのに対し、箱根駅伝は関東の大学チームしか出場することができません。
そのため、関東地方以外の大学は出場することができないのです。
テレビ放送は全国区なので勘違いをしている方もいらっしゃるかもしれませんが、実は関東の大学しか出場していないんですよね。
それだけ箱根駅伝の需要があるということなのでしょう。
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の視聴率&人気があるのはどちら?
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝はどちらの人気が高いのでしょうか?
過去10年間の視聴率も合わせながら私なりに考察していきたいと思います。
まずは視聴率について見ていきましょう。
なお、視聴率の数字は2023年12月現在のビデオリサーチのデータを参考にしています。
視聴率はどちらが高い?
【ニューイヤー駅伝】
過去10年間の最高視聴率
2015年 13.9%
過去10年の平均視聴率
12.4%
【箱根駅伝】
過去10年間の最高視聴率
2021年 復路 33.7%
過去10年の平均視聴率
往路・復路平均 28.8%
ちなみに、2023年の駒澤大学が三冠を達成する瞬間の最高視聴率は35%で歴代最高視聴率を記録しました。
注目度の高さが伺えますね。
では実際にニューイヤー駅伝と箱根駅伝はどちらの人気が高いのでしょうか?
私なりに考えてみました。
やっぱり箱根駅伝の方が人気が高い?
平均視聴率から見ると箱根駅伝に軍配が上がりました。
箱根駅伝は日本テレビ、ニューイヤー駅伝はTBSで放送されています。
そのため、テレビ局の宣伝力やメディアでの情報量の違いということもあるかもしれません。
また、12月末にはJR山手線と中央線快速電車内に箱根駅伝の出場チームのタスキをモチーフとした装飾がされるなど、箱根駅伝にさほど興味がない人でも名前だけは知っているという人はたくさんいるのではないかと思います。
そういった現状を踏まえても「箱根駅伝の知名度が高い=人気が高い」と言えるでしょう。
そして、箱根駅伝の大学4年間の限られた時間の中で結果を出す、といった選手の姿に見ている私たちの感情が揺さぶられ必死に応援したくなる、そんな心理も働いているようにも思います。
その一方で、社会人ランナーが集うニューイヤー駅伝はコアな駅伝ファンも多い印象。
前年度の箱根駅伝で活躍した選手やオリンピック出場を見据えた選手も出場していますから、そういった選手を知っているという時点でかなり詳しいですよね。
ニューイヤー駅伝はオリンピック代表選考会を兼ねていることもあるので、長距離ランナーにとってはとても重要な大会なんですよ。
ぜひ注目してみてください。
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の違いまとめ
ニューイヤー駅伝と箱根駅伝の違いについてまとめてみました。
お正月にやっている同じ駅伝でも、大会の意味合いが違うということが分かりました。
この記事を読んで、今までニューイヤー駅伝をあまり見てこなかったな、という方が少しでもニューイヤー駅伝にも興味を持っていただけたら嬉しいです。