出雲駅伝の出場資格や出場校の決め方とは?地区学連選抜チームについても

 

毎年スポーツの日(旧:体育の日)に開催されている出雲駅伝は、全日本大学駅伝や箱根駅伝と並んで大学三大駅伝と呼ばれる駅伝の一つで、観戦を楽しみにしているという方も多いのではないでしょうか。

ですが、駅伝も色々あって良く分からない、どんなチームが出場しているのか?出場校はどうやって決めているの?と疑問に思っている方もいると思います。

そこでここでは、出雲駅伝に出場できるチームはどうやって決まっているの?といったことや、大学の名前で出場していない地区学連選抜チームってなに?といったことについて、分かりやすく解説していきますね。

テレビ観戦の参考になると思いますので、ぜひ最後までご覧になってみてください。

 

 

出雲駅伝の出場資格や出場校の決め方とは?

 

それではまず、出雲駅伝の出場資格と出場校の決め方について見ていきましょう。

出雲駅伝に出場できるのは20チーム(アイビーリーグ選抜チームを除く)で、その20チームは「基本枠」と「成績枠」から構成されています。

 

一つずつ順番に解説していきますね。

 

【出雲駅伝の出場資格】

開催年度の公益社団法人日本学生陸上競技連合普通会員であること(国外チームを除く)

各地区学連が選抜する20チームとし、各地区学連の代表数は次のとおりとする北海道1、東北1、関東10、北信越1、東海1、関西4、中国四国1、九州1

 

第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走開催要項

 

参加資格

2022年度公益社団法人日本学生陸上競技連合普通会員
各地区学連が選抜する20チームとし、各地区学連の代表数は次のとおりとする。
北海道1、東北1、関東10、北信越1、東海1、関西4、中国四国1、九州1

第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走開催要項

 

 

【出雲駅伝の出場校の基本枠】

出雲駅伝の出場校における基本枠とは、各地区学連に1枠ずつ割り当てられているもので、北海道学連、東北学連、北信越学連、関東学連、東海学連、関西学連、中四国学連、九州学連8枠がこの基本枠に該当。

 

【出雲駅伝の出場校の成績枠】

基本枠の8を除いた残りの12枠成績枠になります。

この成績枠は、年度大会の上位12チームが所属する地区学連の数を元に配分

 

ただし、1つの地区学連の出場枠は最大で10まで(基本枠+成績枠)

そのため、出場チームが多い関東学連は、基本枠1を除いた9が成績枠となるので、仮に12位以内に関東学連のチームが10チーム入っていたとしても、成績枠は9までとなるので、13位のチームの地区学連に成績枠が増えることになります。

 

といっても、ちょっとよく分からないと思いますので、出雲駅伝2021の順位を参考に見ていきましょう。

出雲駅伝2021の上位12チームの内訳を見てみると、関東学連10チーム関西学連2チームでした。

ですが、関東学連の成績枠は9ですので、オーバーした1枠は13位のチームが所属する地区学連に成績枠が与えられることになります。

その13位のチームはどこかというと、関西学院大学でしたので、関西学連がさらにもう1枠増えた、ということになるんですね。

この結果より、出雲駅伝2022の関東学連の出場枠は基本1+成績枠9で10、関西学連の出場枠は基本枠1+成績枠3で4となりました。

 

お分かりいただけましたでしょうか?

 

この出場枠をかけて、各地区学連では予選会を行います。

参考 出雲全日本大学選抜駅伝競走中国四国学生陸上競技連盟

 

出雲駅伝の地区学連選抜チームとは?

 

それでは次に、出雲駅伝の地区学連選抜チームについて見ていきましょう。

 

出雲駅伝では、日本学連が推薦する地区学連選抜チームを各地区最大1チーム出場させても良いとされています。

そのため、出場枠が1の地区学連においては、1つのチームを選出するのか、または、地区全体の選抜チームとして出場するのかを選択することが可能となり、複数校から選抜チームを編成して出場する地区学連もあるんですよ。

 

出雲駅伝2022で地区学連選抜チームとして出場するのは、次の3チーム。

●北海道地区代表(北海道学連)ー北海道学連選抜(ただし、地区出場枠が2の場合はなし)

●東北地区代表(東北学連)ー東北学連選抜

●北信越地区代表(北信越学連)ー北信越学連選抜

 

また、1998年から国外チームとしてアイビーリーグ選抜チームが招待されていましたが、2021年は新型コロナウィルス感染症の影響で来日ができないため欠場。

2022年も引き続き欠場することが決まっています。

またアイビーリーグ選抜チームが出雲駅伝に出場できるようになると良いですね。

 

出雲駅伝2022の出場枠と出場校一覧

 

それでは最後に、出雲駅伝2022の出場枠と出場校について、ご紹介していきたいと思います。

 

【出雲駅伝2022の出場枠】

各地区学連が選抜する20チームの代表枠は次の通り。

北海道1、東北1、関東10、北信越1、東海1、関西4、中国四国1、九州1

 

参考 第34回出雲駅伝全日本大学選抜駅伝競走開催要項出雲駅伝

 

出雲駅伝2022の出場枠と出場校一覧

 

第34回出雲全日本大学選抜駅伝競走 出場チーム
出場チーム 出場回数 地区名
1 北海道学連選抜 31 北海道学連
2 東北学連選抜 33 東北学連
3 青山学院大学 12 関東学連
4 順天堂大学 25 関東学連
5 駒澤大学 28 関東学連
6 東洋大学 22 関東学連
7 東京国際大学 2 関東学連
8 中央大学 26 関東学連
9 創価大学 2 関東学連
10 國學院大學 5 関東学連
11 帝京大学 11 関東学連
12 法政大学 15 関東学連
13 北信越学連選抜 33 北信越学連
14 皇學館大学 4 東海学連
15 大阪経済大学 5 関西学連
16 関西学院大学 9 関西学連
17 立命館大学 19 関西学連
18 関西大学 7 関西学連
19 環太平洋大学 2 中国四国学連
20 第一工科大学 24 九州学連

 

参考 出場チーム紹介出雲駅伝

 

 

出雲駅伝の出場資格まとめ

 

出雲駅伝の出場資格や出場枠について詳しく見てきました。

箱根駅伝や全日本大学駅伝などとは違ってシード権がなく、基本枠・成績枠といったもので各地区学連の出場枠が決まっていることが分かりました。

成績枠を獲得するためにも、一つでも上の順位を目指すことが各地区学連にとっても大事になってくるのですね。

成績枠をかけた戦いにも注目したいです。

 

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