学生三大駅伝の一つとして知られている出雲駅伝。
ふと出雲駅伝を見ていたら外国人留学生選手が2人も出場しているチームが・・・?
確か、箱根駅伝は外国人留学生選手は1人しか出場できなかったけど、出雲駅伝は2人以上出場できるの?
そんな風に疑問に思ったことはあるかもしれません。
実際、同じ大学駅伝でも駅伝によって外国人留学生選手に関するルールが違うのでしょうか?
私も気になったので、出雲駅伝の外国人留学生選手は2人以上出場することができるのかどうかを調べてみました。
大学三大駅伝の関連記事
出雲駅伝の外国人留学生枠は何人?2人以上出場も可能?
それではまず、出雲駅伝の外国人留学生選手の出場枠について見ていきましょう。
参考までに出雲駅伝と並ぶ学生三大駅伝の箱根駅伝と全日本大学駅伝における、外国人留学生選手の出場枠についてご説明しておきますね。
箱根駅伝は2006年から、全日本大学駅伝は2011年から
留学生のエントリーは2名、出場は1名までとルールで制限されるようになりました。
では、出雲駅伝はどうなのでしょうか?
実は出雲駅伝は外国人留学生選手の出場枠についてのルールはなく、出場人数の制限もないんです。
これは私も知らなかったので驚きました。
出雲駅伝が他の駅伝と異なり、留学生の出場に制限を設けていない理由は何でしょうか?
その理由の一つには、出雲駅伝には海外選抜チームであるアイビーリーグ選抜チームも招待されて参加していることも関係あると考えられます。
「学生のグローバルな世界観の構築のために」として始まった海外チームの招待。
海外チームを積極的に招待している出雲駅伝だからこそ、外国人留学生選手の出場に関しても制限していないのでは?
あくまでも私の考えですけど、他の大会とは違う出雲駅伝ならではの意図があると思われます。
出雲駅伝では外国人留学生選手の出場制限がないとはいえ、各チーム多くても2人くらいの外国人留学生選手が出場しているといった印象があります。
箱根駅伝や全日本大学駅伝のことも踏まえて、外国人留学生選手の出場人数に関しては暗黙の了解があるのかもしれませんね。
出雲駅伝では外国人留学生の区間制限はあるの?
それでは次に、出雲駅伝の外国人留学生選手が出場できる区間制限について見ていきましょう。
外国人留学生選手が出場できる区間制限を設けている駅伝大会はいくつかあります。
例えば、全国高校駅伝では「1区での出場不可」なんですね。
全日本実業団駅伝(通称ニューイヤー駅伝)の男子では、最短区間の2区をインターナショナル区間と設定していて、この区間のみ外国人選手を起用できるといったルールがあります。
では、出雲駅伝はどうなのでしょうか?
さきほどの出場人数と同様に、出雲駅伝では外国人留学生選手が出場してはいけない区間といったような区間制限はありません。
ですので、選手の実力に合った区間に起用することができるんですね。
こうして見てみると、外国人留学生選手が出場することに関する人数制限や区間制限がない出雲駅伝は、選手の実力を存分に発揮できる駅伝であるとも言えそうです。
出雲駅伝の外国人留学生に関する賛否両論ある理由も考察してみた!
それでは最後に、出雲駅伝の外国人留学生選手に関する賛否両論の声について見ていきましょう。
駅伝で活躍している多くの外国人留学生選手はケニア人。
ケニア人は体格に恵まれていて、脚のバネが強い、身長が高く踏み出す一歩(スライド)が大きい、といった特徴があります。
そのため足が速い選手が多いんですね。
ですが、それが日本人選手とのタイム差に繋がることもあって、外国人留学生選手を多く抱えているチームが勝っても面白くない。
さらには勝つために起用している、といった批判的な声も少なくありません。
その一方で、チーム内に外国人留学生選手がいることで互いに切磋琢磨し合い、チーム力の底上げに繋がったというチームもあります。
外国人選手がチームに入ることが日本人選手にとっていい刺激や影響をおよぼしているといったメリットがあることも確かでしょう。
また、外国人留学生選手を一切起用しないチームもあったりしますので、チーム事情にも左右されるのではないかなと思いました。
外国人留学生選手に関しては賛否両論ありますが、チーム力のバランスを考えて外国人留学生選手を起用するのは有りなのではないかな、と私は思っています。
出雲駅伝の留学生ルールまとめ
出雲駅伝の外国人留学生選手に関するルールについてご紹介してきました。
多くの駅伝では、外国人留学生選手の出場枠に制限があります。
同じように出雲駅伝にもルールや制限があるのかなと思っていましたけど、まさかの制限なし。
そのことに私も調べていて驚きました。
外国人留学生選手がいるからこそ盛り上がるところもあると思いますので、今後の出雲駅伝にも注目してみてくださいね。