箱根駅伝女子がない理由は?なぜ出られないのか調べてみた!

箱根駅伝に関する疑問を調べてみた!シリーズ

今回は、箱根駅伝の女子版はないのか?という疑問に焦点を当ててみました。

出雲駅伝と全日本大学駅伝と並ぶ大学三大駅伝としても知られている箱根駅伝ですが、テレビ中継を見ていて、なんで男子しか走っていないの?と疑問に思う方も多いよう。

今まで当たり前のように見ていましたが、言われてみれば確かに女子のプロマラソン選手はいるのに、女子の箱根駅伝というのは聞いたことがないですよね。

なぜ箱根駅伝の女子はないのでしょうか?

気になりますよね。

ということで、『なぜ箱根駅伝女子がないのか?』その理由について調べたみたことをお伝えしていきたいと思います。

また、高校女子駅伝のように、大学でも女子駅伝があるの?といったことについても、ご紹介していきますので、ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

 

箱根駅伝女子がない理由は?なぜ出られないの?

 

それではまず、箱根駅伝女子がない理由について見ていきたいましょう。

その大きな理由の一つとして挙げられるのは、箱根駅伝の参加資格にあります!

参加資格条件の一部を抜粋してみましたので、ご覧ください。

●箱根駅伝の参加資格(一部抜粋)

1) 参加校所属の 2019 年度関東学生陸上競技連盟男子登録者で、本大会並びに箱根駅伝予 選会出場回数が通算4 回未満である者(予選会のみ出場の場合も回数に含まれる)に限る。

2) 当駅伝競走に関する内規第 2 章「参加資格及び申込み」、第 4 条~第 6 条の条件を すべて満たす2019 年度関東学生陸上競技連盟男子登録者であること

参考 第96 回東京箱根間往復大学駅伝競走 開催要項東京箱根間往復大学駅伝競走公式サイト

このように、箱根駅伝の参加資格要項には「関東学生陸上競技連盟男子登録者であること」と記されています。

つまり、男子登録者でないと参加資格の条件をクリアできないのですよね。

はっきりといってしまうと、女子選手は箱根駅伝の参加資格がないんです。

男子登録者しか参加資格がないとルールで決まっているので仕方ないですよね。

また、箱根駅伝の女子版といったものも存在していません。

それはいったいなぜなのでしょうか?

その疑問についても、次の見出しで詳しく触れていきますね。

●補足

箱根駅伝の参加資格がないのは女子選手だけではないんですよ。

参加資格要項をよく見てみると、「本大会並びに箱根駅伝予選会出場回数が通算4 回未満である者(予選会のみも含む)」と書いてあります。

これはどういうことなのか?というと、箱根駅伝の上位10チームは予選会への出場が免除されるので関係ないのですが、箱根駅伝で11位以下のチームは予選会に出場して本戦への出場権を獲得しなければなりません。

そうした場合に、予選会と本戦への出場回数が通算で4回未満であることが出場資格と関わってきますので、通算の出場回数をオーバーしてしまう場合には、男子選手であっても出場することができないことがあるんです。

 

箱根駅伝女子版がない理由をルール以外で真面目に考察してみた!

 

それでは次に、箱根駅伝の女子版がない理由について、参加条件とは別の角度から考えていきたいと思います。

【その1:男性と女性の体格や体力差】

箱根駅伝のように男子しか出場資格がない競技に対して、男女平等ではない、差別だ、という意見を持つ方も多くいらっしゃるようです。

確かに、男女平等ではないことに女性の私としても不満を感じることもありますが、やはり、元々の体格差や体力差というのは、女性が男性に及ばないということが少なからずあるのではないでしょうか。

箱根駅伝で4連覇を達成している青山学院大学のトレーナーによれば、練習で走っただけでも筋肉というのは小さな損傷を起こすのだそうです。

その損傷が蓄積されてしまうと怪我に繋がってしまうため、疲労回復のケアは欠かせないと言います。

いくら厳しいトレーニングを重ねた男子選手であっても、ゴール直後に倒れ込んでしまう選手もたくさんいますよね。

男子選手でさえ、体力ギリギリで戦っているわけですから、女子選手が同じ距離を走るということは、かなり過酷なことなのではないかと推測できます。

【その2:選手が揃わない・選手層が薄い】

女子の長距離選手は、高校卒業後は大学へ進学せず、企業へ就職し実業団に入る選手が多い傾向にあります。

そのため、高校女子駅伝で活躍した選手が大学でも陸上を続けることが少なく、選手が揃わず、選手層が薄いという実態もあるよう。

箱根駅伝を走れるだけの強い選手を揃えることが難しい、ということも言えそうですね。

【その3:交通規制などの問題】

箱根駅伝は一般道を走るため、警察署の協力を得て道路交通規制を行い、大会が開催されています。

その交通規制緩和のために、1位のチームが通過してから20分経過した場合は、前の区間を走る選手の到着を待たずにスタートする「繰り上げスタート」というルールも設けられているほど。

これほど大がかりな大会を男子と女子で日程を分けて行う、もしくは同日に行うということは、簡単なことではないと容易に想像できます。

以上の点を総合的に見てみても、箱根駅伝の女子大会というのは、あまり合理的ではないと考えられるのではないでしょうか。

 

女子の箱根駅伝とも言われる駅伝大会を紹介!

 

それでは最後に、女子の箱根駅伝とも言われている、大学女子の駅伝大会を簡単にご紹介したいと思います。

●全日本大学女子駅伝対校選手権(杜の都駅伝)

日本学生陸上競技連合等が主催する大学女子駅伝日本一を決定する競技大会で、毎年10月下旬の日曜日に仙台市で開催されています。

通称「杜の都駅伝」と呼ばれるこの大会は、1983年に第1回大会が開催され、2019年には第37回を迎えました。

参加資格は、公益社団法人日本学生競技連盟普通会員であること。

そして、前回大会の上位8チーム(参加希望校のみ)と、各地区の学連17チーム、そしてオープン参加の東北学連選抜チームを合わせた、全16チームが参加することができます。

第22回大会(2004年)までは大阪市で開催されていたこともあり、歴代のコースはいくつか存在しているため、ここでは最新のコースをご紹介したいと思います。

2019年10月27日(日)に開催された第37回大会のコースは次の通りです。

全6区間
全長38.1km

スタート 12:10
弘進ゴムアスリートパーク仙台(仙台市陸上競技場)

ゴール
仙台市市役所前市民広場

第37回(2019年)大会で優勝したのは名城大学で、優勝タイムは2時間04分34秒でした。

参考 全日本大学女子駅伝対校選手権大会Wikipedia

●全日本大学女子選抜駅伝競走(富士山女子駅伝)

日本学生陸上競技連合主催の女子の大学駅伝大会で、毎年12月下旬に静岡県で開催されています。

全日本大学女子選抜駅伝競走大会として始まった大会ですが、平成25年(2013年)より、正式省略が「富士山女子駅伝」となりました。

第1回大会が開催されたのが2004年ということで、日本のメジャー駅伝大会の中では最も新しい大会なんですね。

第3回大会(2006年)までは埼玉県で、第7回大会(2009年)までは茨城県で開催されていましたが、2010年から2012年まではテレビ東京の主催離脱およびスポンサー降板により、一時中断されていました。

2013年、富士山が世界文化遺産に登録されたことを記念に、静岡県の富士宮市・富士市で復活開催を果たしました。

茨城県で大会が行われていた2009年までは全6区間でしたが、静岡県での復活開催とともに7区間に変更、2015年以降は毎年12月30日に開催されています。

参加資格は公益財団法人日本学生陸上競技連盟普通会員であること。

そして、全日本大学女子駅伝対校選手権大会に出場した上位12チームの中で参加を希望するチーム、5000m7名の記録による10チーム、日本学生選抜1チーム、静岡県学生選抜1チームを合わせた、全24チームが参加することができます。

2019年12月30日(月)に開催された第14回大会のコースは次の通りです。

全7区間
全長43.4km

スタート 10:00
富士山本宮浅間大社前

ゴール
富士総合運動公園陸上競技場

第14回(2019年)大会で優勝したのは名城大学で、優勝タイムは2時間23分09秒でした。

参考 全日本大学女子選抜駅伝競走大会Wikipedia

 

箱根駅伝女子がない理由まとめ

 

箱根駅伝の女子大会がない理由についてご紹介してきました。

箱根駅伝のコースは距離も長く、特に山上り区間を女子が走るのは過酷であり、また交通規制の問題など、現実的ではない側面も見受けられました。

しかし、箱根駅伝に代わる女子の大学駅伝が存在していることも分かりましたね。

まだまだ歴史が浅い富士山女子駅伝でも区間タイムや大会記録が更新されるなど、レベルの高い争いが繰り広げられているとのこと。

杜の都全日本大学女子駅伝は日本テレビ系列にて、富士山女子駅伝はフジテレビ系列にて放送されていますので、興味のある方はぜひチェックしてみてくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です