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箱根駅伝のごぼう抜きの意味とは?由来や語源&最高記録も

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箱根駅伝を観戦していると、特定の場面になると『ごぼう抜き』という言葉が出てきますよね。

このごぼう抜きというのは、どのような意味なのでしょうか?

また、なぜごぼう(牛蒡)なのでしょうか?

ごぼう抜きと言われるようになった由来や語源、これまでの最高記録など、気になって調べてみましたのでお伝えしますね。

 

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箱根駅伝のごぼう抜きの意味とは?由来や語源も

 

箱根駅伝でよく使われる『ごぼう抜き』という言葉。

何となく使われているニュアンスは分かるものの、きちんとした意味や由来、語源を聞かれたら意外とよく知らない人も多いのでは?

実は私もそうでした。

そもそも、なぜ牛蒡ごぼうなのだろう?と改めて考えてみると不思議に思いますよね。

ごぼうぬき【牛蒡抜き】を広辞苑で調べてみました。

ごぼう-ぬき【牛蒡抜き】

(牛蒡を土中から引き抜くように)一気に抜き上げること。

人材を他から引き抜いて採用したりデモ隊の人員を(排除・検挙のため)引き抜いたりすることなどにいう。

また、競走などで多人数を一気に抜き去ることにもいう。

出典:広辞苑 ごぼう-ぬき【牛蒡抜き】

 

ごぼう抜きの意味は、大まかに分けると3種類。

① 棒状のものを一気に引き抜くこと

 

② 大勢の中から一人ずつを引き抜くこと

 

③ 競争で多数人を一気に追い抜くこと

駅伝やマラソンなどでは、競争で多数人を一気に追い抜くことという意味で使われています。

 

MEMO

※ ごぼう抜きという言葉は、競走で多数人を一気に追い抜くという意味では元々は使われていなかったようです。

ごぼう抜きというのは、野菜の牛蒡ごぼうを畑の土から引っ張り抜く様子からきた言葉で、棒状のものを一気に引き抜くという意味で使われていたのですよね。

牛蒡を引き抜くのと、競争で追い抜くというのは全く意味が違い本来なら誤用になるのですけれど、言葉というのは時代によって変化していくのもあり、現在では、国語辞典に掲載されているほど一般的な使い方になっているのですよ。

 

マラソンや駅伝で数人を一気に追い抜く意味で競争で使われる「ごぼう抜き」の語源には、二通りの説があります。

1.ごぼうは他の野菜に比べ細くまっすぐ伸びているため、長い割に容易に抜くことが出来ることからきている説。

 

2.ごぼうは抜きにくく大変な作業であることから、抜きにくいものを一気に抜く意味からきている説。

競走などで抜くという場合に用いられる『ごぼう抜き』の語源は、【2】の説が有力みたいです。

抜きにくいごぼうを抜くことから、競争で何人も一気に抜いていくことへと意味が拡大していったようですね。

ごぼう抜きの意味や由来、語源についてみてきましたけれど、箱根駅伝の『ごぼう抜き』は、数人を一気に追い抜くという意味で使われているということが分かりました。

 

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ごぼう抜きを競争に使う意味を広めたきかっけ

 

『ごぼう抜き』という言葉は、戦前から競馬用語として使われていたようです。

『ごぼう抜き』という言葉を、競争に使う意味として一般的に広めたのは、競馬を舞台にしたコミックソングであるソルティー・シュガー「走れコウタロー」という曲の大ヒット。

歌っている歌手もどんな曲かもほとんど知らない、競馬に興味のない私でも、「走れ 走れ コウタロー」という歌詞の部分だけはなぜか口ずさめるくらいすごく有名な曲。

運動会のかけっこや徒競走などでよく使われる曲なので、小学校や中学校などの運動会で聞いたのかもしれませんね。

どんな歌詞なのだろう?と改めて調べてみたのですけれど、競馬の追い抜き場面の臨場感が伝わるような歌詞で、競馬のレースがスタートして第2コーナーで9位を走っていたコウタロー(競走馬)が、自分の前を走っている馬をどんどん追い抜いていき、第4コーナーでは先頭を走っていたホタルノヒカリに追いつき、さらに追い抜いてトップに躍り出る様が歌詞で表現されています。

曲の最後の方に、「いならぶ名馬を ごぼう抜き」と実際に歌詞の中で「ごぼう抜き」という言葉が出てくるのですよね。

歌詞を見ているだけでも、このコウタローという競走馬が前を走っている他の競走馬をどんどん追い抜いていく様子が目に浮かぶくらい臨場感があります。

箱根駅伝で下位を走っていた選手が、前にいる選手たちをスピードを上げてどんどん追い抜いていく姿、いならぶ名馬をごぼう抜きするコウタローの姿、追い抜く様子や状況が似ているのでごぼう抜きという表現がしっくりくるように感じました。

走れコウタローの曲、こちらのサイトで歌詞・試聴・動画を観ることが出来ますので、改めて聴いてみるといいかもしれません。


参考
「走れコウタロー」ソルティー・シュガーUta.net

 

箱根駅伝のごぼう抜きの過去最高記録は何人?

 

箱根駅伝でもよく使われる「ごぼう抜き」

下位の選手が、自分の前にいる選手たちを勢いよく追い抜いていき、いつの間にか上位やトップを走っているのを観ると、観ている側も応援に力が入りますし、すごく盛り上がりますよね。

追い抜く選手が下位であればあるほど、追い抜いていく選手が多くなるのですけれど、これまでごぼう抜きの過去最高記録は何人抜きなのだろう?と疑問に思うかもしれません。

箱根駅伝で、過去にごぼう抜きした最高人数は、日本大学のギタウ・ダニエル(Gitau Daniel)選手20人抜き

2009年の第85回箱根駅伝で2区を担当し、22位から2位まで追い上げる活躍をみせました。

その頃は今のように箱根駅伝に興味がなく、リアルタイムで観られなかったのがほんとに残念。

※ 2009年の箱根駅伝は85回目を記念して史上最多の23チームで行なわれました。
(毎年行われる箱根駅伝の参加チーム数は、大学チーム20校とオープン参加の関東学生連合チームの21チーム。)

 

過去にごぼう抜きの記録の1~3位までを紹介したいと思います。

1位 

20人抜き(22位→2位)
日本大学 ギタウ・ダニエル (第85回大会・2区)
(※ 記念大会で参加チームは23チーム)

 

2位 

17人抜き(20位→3位)
東海大学 村澤明伸 (第87回大会・2区)

 

3位 

15人抜き(18位→4位)
順天堂大学 中川拓郎 (第79回大会・2区)
(※ オープン参加の関東学連選抜チーム含む)

 

15人抜き(19位→4位)
日本大学  ギタウ・ダニエル(第84回大会・2区)

 

ごぼう抜きした人数が多いのは、2区が多いのですよ。

 

第97回箱根駅伝(2021年)でも上記の記録にはあと一歩届きませんでしたけれど、2区で東京国際大学のイェゴン・ヴィンセント選手が15番手でたすきを受けると、前を走っていた選手をみるみるうちに追い抜き、12.7kmでトップに立ったのは記憶に新しいかもしれません。

その時のごぼう抜きの記録は、14人

順位を14位から1位にあげました。

※ オープン参加の関東学生連合は順位は含めないので、抜いた人数は14人でも順位は14位から1位になります。

その様子をグラフ動画で簡単に観られる動画がありましたので、紹介しますね。

2区の東京国際大学の動きに注目して観ると、ごぼう抜きで順位がどんどんあがっているのがわかり面白いですよ。

 

 

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箱根駅伝のごぼう抜きまとめ

 

箱根駅伝のごぼう抜きの意味や由来、語源やごぼう抜きの過去最高人数についてお伝えしてきました。

「競争で多数人を一気に追い抜くこと」という意味での使い方が、もともとは誤用だったというのも興味深いなと思いました。

ごぼう抜きの最高人数記録20人というのは、もはや超人級ですよね。

毎年様々なドラマや、新しい記録が生まれる箱根駅伝、今年はどのようなことが起こるのか楽しみです。

 

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