箱根駅伝の斉とは?繰り上げスタートとの違いや順位についても

毎年1月2日と3日に行われている箱根駅伝、どのような選手やチームが出場しているかということまでは知らなくても、お正月休みになんとなくテレビで見たことがあるという方は多いかもしれません。

箱根駅伝のテレビ中継を見てみると、中継画面にはその時点での順位が表示されているのですが、チーム名の横に「斉」という文字が書かれていることがあります。

この「斉」という文字の意味、気になったことはありませんか?

また、「斉」のほかにも、「繰」「OP」という文字が書かれていることがあります。

どのようなときに、「斉」「繰」「OP」という文字がチーム名の横に付いているのか、そしてそれはどんな意味なのか、ちょっと知りたくありませんか?

そこでここでは、箱根駅伝で使われる「斉」「繰」「OP」について、箱根駅伝をあまり見たことがないという方にも分かりやすく解説してきたいと思います。

今まであまり気にしたことはなかったけど、実は知らなかった、そんな方もぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

 

箱根駅伝の「斉」とは?「繰」や「OP」は?

 

それではまず、箱根駅伝の「斉」「繰」「OP」について、簡単にご紹介していきたいと思います。

【箱根駅伝の「斉」とはどんな意味?】

 

箱根駅伝の「斉」とは、「復路一斉スタート」の略称

箱根駅伝では、1月2日に往路、1月3日に復路のレースが行われています。

往路は出場全チームが一斉にスタートをしますが、復路は往路の到着順でスタートをします。

決められた時間までは、往路の到着順(タイム差)でスタートをするのですが、ある一定時間を超えたチームはタイム差でのスタートは行わず、一斉にスタートをすることになっているんですね。

その復路のスタートをするときに、一斉スタートをしたチームに「斉」の文字が付いているんです。

さらに詳しい解説は、次の見出しでお伝えしますね。

 

【箱根駅伝の「繰」とはどんは意味?】

 

箱根駅伝の「繰」とは、「繰り上げスタート」の略称

箱根駅伝は1区から10区まで10の区間が設けられているのですが、その区間ごとに到着時間のリミットが決まっていて、その決められた時間以内に選手が到着しなかった場合は、前走者を待たずに次の走者がスタートをします。

これを「繰り上げスタート」と言います。

この「繰り上げスタート」を行ったチームに「繰」という文字が付いているのですよね。

さらに詳しい解説は、次の見出しでお伝えしますね。

 

【箱根駅伝の「OP」とはどんな意味?】

 

箱根駅伝の「OP」とは、「オープン参加(OPEN)」の略称

箱根駅伝では、前回大会でシード権を獲得した1位から10位までのチームと、箱根駅伝予選会成績1位から10位までのチームと、関東学生連合チームの合計21チームで争われます。

この関東学生連合チームというのは、予選会で惜しくも11位以下になってしまったチームの有望選手に箱根駅伝への出場機会を与えるという、いわば救済措置とも言える制度が設けられていて、箱根駅伝の予選会で11位以下だったチームから選手を集めたチームのことなんですね。

関東学生連合チームについては、選手個人の区間記録や関東学生連合チームとしての順位や記録は公式には残らず、あくまで参考記録とされていることから、オープン参加扱いになっているのです。

たとえ関東学生連合チームが20位以上の成績を残したとしても、その順位は記録として認められない、ということなんですね。

そのため、関東学生連合チームは「○位」という表示ではなく「OP」と書かれているんですよ。

 

箱根駅伝の「一斉スタート」と「繰り上げスタート」のルールと違いとは?

 

それでは次に、「一斉スタート」と「繰り上げスタート」について、もう少し詳しく解説していきたいと思います。

パッと見、同じように感じますがルールは全く異なりますので、ぜひ覚えていってくださいね。

【箱根駅伝の「一斉スタート」のルールは?】

 

「一斉スタート」というのは、復路、つまり1月3日のスタート時に採用されるルールのこと。

復路は往路の順位(タイム)を元に、1位から順にタイム差に沿ってスタートします。

例えば、往路1位のチームと2位のチームのタイム差が10秒あった場合、復路は1位のチームがスタートしてから10秒後に2位のチームがスタートすることになります。

このように、復路は往路の1位から順番にスタートをしていくのですが、1位のチームとのタイム差が10分以上あるチームは、タイム差でのスタートは行わず、一斉にスタートをすることになっているんです。

1位とのタイム差が11分のチームでも、15分のチームでも、10分後に同時にスタートをします。

つまり、往路1位のチームがゴールをしてから10分以内にゴールをすることができなかったチームが、復路の一斉スタートの対象チームとなるわけなんですね。

 

【箱根駅伝の「繰り上げスタート」のルールは?】

 

箱根駅伝には各中継所(区間)ごとにタスキを繋がなければならない時間が決められていて、その時間をオーバーしていしまうと、前走者、つまりタスキを持って走っている選手の到着をまたずに、次の選手がスタートしなければなりません。

これがいわば箱根駅伝の見どころの一つではあるのですが、選手にとってはタスキを繋ぐことができない辛い現実でもあるんですね。

あと数メートルというところでタイムオーバーになってタスキを繋ぐことができなかった、そんなシーンを見たことがあるという方も多いのではないでしょうか。

各中継所のタイムリミットは、次のように決められています。

●繰り上げスタートとなるのは?

(往路)
・1~2区の鶴見中継所及び2~3区の戸塚中継所は、先頭走者通過から10分。

・3~4区の平塚中継所及び4~5区の小田原中継所は、先頭走者通過から15分。

(復路)
・6区は一斉スタートのルールを採用

・7区~10区すべての中継所は、先頭走者通過から20分。

●繰り上げスタートになってしまったときのタスキはどうなるの?

繰り上げスタートになってしまうということは、次の区間を走る選手に繋ぐべきタスキが繋げなくなる、ということになります。

そこで、繰り上げスタートになってしまったときのタスキはどうなってしまうのか、簡単に触れてみましょう。

本来は、チームカラーのタスキを各チームが使用していますが、繰り上げスタートになってしまったチームは、大会本部が用意する黄色と白色のストライプ柄のタスキを使用することになります。

ですので、タスキの色を見ただけで、タスキが繋がっているチームなのか、繰り上げスタートをしたチームなのかが分かる仕組みにもなっているんですね。

ですが、これには例外があって、往路のゴールである5区と、復路のゴールである10区に関しては、チームカラーのタスキを使用しても良いことになっているんです。

これは、戦い抜いてゴールをするチームに敬意を表する措置なんだそうですよ。

ゴールをする瞬間はチームのタスキをかけられるよう、選手の気持ちに寄り添った措置ともいえるでしょう。

ちょっと素敵だと思いませんか?

 

箱根駅伝の順位の決め方も簡単に説明!

 

それでは最後に、「一斉スタート」や「繰り上げスタート」に関連して、箱根駅伝の順位の決め方についても簡単に解説していきたいと思います。

箱根駅伝は、1月2日の往路と1月3日の復路の合計タイムで最終的な順位が決定されます。

これまでご紹介してきたように、各中継所に繰り上げスタートの時間が設けられていたり、復路では一斉スタートというものがありましたよね。

そのため、見た目の順位では分かりにくいロスタイムが存在していることがあるんです。

最終10区でゴールした順番と総合順位が違っていて、なんで?と思ったことはありませんか?

その理由は、箱根駅伝は往路と復路の合計タイムに加えて、「一斉スタート」や「繰り上げスタート」があった場合には、その時間も加味されて最終順位が決定される、というところにあるのです。

なので、復路の最終10区でゴールをした順番が、必ずしも最終順位(総合順位)になるとは限らないんですね。

優勝に関しても、往路優勝、復路優勝、総合優勝というものがあって、それぞれ一番速いタイムを出したチームが優勝となります。

そのため、往路優勝と復路優勝、そして総合優勝がぞれぞれ別のチームになるというケースもありますし、ずっと1位をキープしたチームがあれば、全部同じチームが優勝となるケースもあるんです。

箱根駅伝の総合順位は、通過タイム+一斉スタート+繰り上げスタートで順位が決められているというのがポイントですね。

 

箱根駅伝の「斉」・「繰」・「OP」まとめ

 

箱根駅伝の「斉」「繰」「OP」について、それぞれ解説してきました。

「斉」は復路の一斉スタート、「繰」は繰り上げスタート、「OP」はオープン参加、それぞれの略称であることがお分かりいただけたかと思います。

箱根駅伝の順位の決め方についても簡単に触れましたが、箱根駅伝てちょっとややこしいなって思うことが多いですよね。

でも、こういったことを知らないで観戦しているのと知っていて観戦しているのとでは、楽しみ方が全く違うと思いますので、この記事を参考に少しでも箱根駅伝について知っていただけたら嬉しいです。

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