2023年1月2日と3日に渡って行われた第99回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝)。
「マスク着用、周囲との距離を保つ、声援は控える」ことを前提に、3年振りに沿道での観戦が解除されたこともあり、大会の盛り上がりを取り戻しつつある光景に嬉しくなりました。
そして、スタートの1区から多くの注目を集めている青山学院大学が7位へ後退し、波乱の幕開けが予想された今大会でしたが、見事優勝を手にしたのは駒澤大学です。
2年振り通算8度目となる総合優勝、おめでとうございます。
また、往路・復路ともに1位を取り完全優勝となった駒澤大学。
そしてさらに、2022年シーズンの出雲駅伝と全日本大学駅伝でも優勝しているため、箱根駅伝での優勝を手にしたことにより、悲願の三冠も達成しました。
選手のみなさんの喜びもひとしおだったことでしょう。
ということで、ここでは第99回箱根駅伝の結果を振り返りながら、個人的な感想を述べていきたいと思います。
ぜひ最後までご覧いただけると嬉しいです。
箱根駅伝2023往路&復路の結果と感想!
それではまず、箱根駅伝2023の結果を往路・復路・総合順位とそれぞれ見ていきましょう。
第99回箱根駅伝(2023年)の往路順位結果
第99回箱根駅伝(2023年)の往路順位結果 | ||
順 位 | 学 校 名 | 記 録 |
1位 | 駒澤大学 | 5時間23分10秒 |
2位 | 中央大学 | 5時間23分40秒 |
3位 | 青山学院大学 | 5時間25分13秒 |
4位 | 國學院大學 | 5時間27分10秒 |
5位 | 早稲田大学 | 5時間27分33秒 |
6位 | 順天堂大学 | 5時間27分41秒 |
7位 | 東京国際大学 | 5時間28分49秒 |
8位 | 法政大学 | 5時間28分53秒 |
9位 | 城西大学 | 5時間29分08秒 |
10位 | 創価大学 | 5時間29分15秒 |
11位 | 東洋大学 | 5時間30分42秒 |
12位 | 明治大学 | 5時間31分29秒 |
13位 | 東海大学 | 5時間31分40秒 |
14位 | 帝京大学 | 5時間32分20秒 |
15位 | 国士舘大学 | 5時間33分16秒 |
16位 | 山梨学院大学 | 5時間33分39秒 |
17位 | 大東文化大学 | 5時間26分01秒 |
18位 | 日本体育大学 | 5時間36分33秒 |
19位 | 専修大学 | 5時間38分35秒 |
20位 | 立教大学 | 5時間38分51秒 |
参考 | 関東学生連合 | 5時間36分52秒 |
※関東学生連合はオープン参加のため公式記録には残りません。
第99回箱根駅伝(2023年)の復路の順位結果
第99回箱根駅伝(2023年)の復路の順位結果 | ||
順 位 | 学 校 名 | 記 録 |
1位 | 駒澤大学 | 5時間24分01秒 |
2位 | 中央大学 | 5時間25分13秒 |
3位 | 法政大学 | 5時間26分35秒 |
4位 | 創価大学 | 5時間26分40秒 |
5位 | 順天堂大学 | 5時間27分37秒 |
6位 | 東洋大学 | 5時間27分44秒 |
7位 | 早稲田大学 | 5時間27分48秒 |
8位 | 國學院大學 | 5時間27分51秒 |
9位 | 青山学院大学 | 5時間29分12秒 |
10位 | 城西大学 | 5時間29分14秒 |
11位 | 日本体育大学 | 5時間29分59秒 |
12位 | 大東文化大学 | 5時間30分07秒 |
13位 | 明治大学 | 5時間30分23秒 |
14位 | 山梨学院大学 | 5時間31分47秒 |
15位 | 帝京大学 | 5時間31分09秒 |
16位 | 立教大学 | 5時間31分47秒 |
17位 | 東京国際大学 | 5時間32分09秒 |
18位 | 東海大学 | 5時間32分22秒 |
19位 | 国士舘大学 | 5時間40分40秒 |
20位 | 専修大学 | 5時間40分53秒 |
参考 | 関東学生連合 | 5時間40分21秒 |
※関東学生連合はオープン参加のため公式記録には残りません。
第99回箱根駅伝(2023年)の総合の順位結果
第99回箱根駅伝(2023年)の総合の順位結果 | ||
順 位 | 学 校 名 | 記 録 |
1位 | 駒澤大学 | 10時間47分11秒 |
2位 | 中央大学 | 10時間48分53秒 |
3位 | 青山学院大学 | 10時間54分25秒 |
4位 | 國學院大學 | 10時間55分01秒 |
5位 | 順天堂大学 | 10時間55分18秒 |
6位 | 早稲田大学 | 10時間55分21秒 |
7位 | 法政大学 | 10時間55分28秒 |
8位 | 創価大学 | 10時間55分55秒 |
9位 | 城西大学 | 10時間58分22秒 |
10位 | 東洋大学 | 10時間58分26秒 |
11位 | 東京国際大学 | 10時間59分58秒 |
12位 | 明治大学 | 11時間01分37秒 |
13位 | 帝京大学 | 11時間03分29秒 |
14位 | 山梨学院大学 | 11時間04分02秒 |
15位 | 東海大学 | 11時間06分02秒 |
16位 | 大東文化大学 | 11時間06分08秒 |
17位 | 日本体育大学 | 11時間06分32秒 |
18位 | 立教大学 | 11時間10分38秒 |
19位 | 国士舘大学 | 11時間13分56秒 |
20位 | 専修大学 | 11時間17分13秒 |
参考 | 関東学生連合 | 11時間17分13秒 |
※関東学生連合はオープン参加のため公式記録には残りません。
※ 赤文字の1位~10位は、2023年の第99回箱根駅伝への出場が確定したシード校10校です。
往路から全体的に順位変動が激しいなという印象があった今大会。
青山学院大学が順位を下げながらも底力を見せつけ、最終的には総合3位に食い込んでくるあたり、さすがだなと思いました。
また、出雲駅伝と全日本大学駅伝で優勝している駒澤大学にも注目していたのですが、他のチームとは一味違う強みを感じ、一時は中央大学に先頭を譲ったものの、ほぼ先頭を走り切る形で優勝を勝ち取ったのは、本当にお見事でしたよね。
箱根駅伝2023年第99回大会で私が印象深かった場面や記憶に残った選手とは?
それでは最後に、第99回箱根駅伝で私が印象に残った場面や記憶に残った選手について述べていきたいと思います。
個人的に今大会で目を引いたのは中央大学です。
箱根駅伝の最多出場チームでありながら第93回箱根駅伝の予選会で落選し、連続出場が87回で途切れてしまったのも記憶に新しいかと思います。
またシード落ちが続く中、なかなか結果を出せなかった中央大学でしたが、一時は5位まで順位を落としながらも1位を走る場面もあり、後半はずっと2位をキープ。
次回以降も楽しみだなと思えるレース展開を見せてくれて嬉しかったです。
また、2位争いの中央大学と青山学院大学を始め、9位争いを繰り広げた東洋大学と城西大学など、選手同士の駆け引きが見られる場面もたくさんあって見応えのある大会だったなと思いました。
印象に残った選手としては、6区の山下りを走った駒澤大学の山川拓馬選手です。
1年生ながらにして強い走りを見せてくれましたから、今後も期待が高まりますよね。
それから東京国際大学のイェゴン・ヴィンセント選手も最後の箱根駅伝でまたもや8人抜きのごぼう抜きを見せて、4区の区間新記録を達成。
イェゴン・ヴィンセント選手は箱根駅伝に4年連続出場していて、1年生のときには3区で、2年生のときには2区で、4年生のときには4区という、全て違う区間にも関わらず区間新記録を出しているんですよね。
本当に驚きました。
東京国際大学は残念ながら総合11位ということで、第100回大会は予選会からの出場となってしまいますが、ぜひ予選会を突破して第100回大会を盛り上げるチームとなって欲しいと思います。
箱根駅伝2023まとめ
第99回箱根駅伝について振り返ってみました。
ここにきて駒澤大学のチーム力が上がってきて、上位チームはどこが優勝してもおかしくないような状況になってきたように感じました。
青山学院大学も3位という順位では満足していないでしょうし、第100回大会もし烈な争いになりそうですね。
第100回大会は記念大会ということで、予選会は全国の大学の参加が可能となっています。
どんな大会になるのか、今からとても楽しみです。