ニューイヤー駅伝の出場条件は?出場枠やシード権についても

 

毎年元旦に行われているニューイヤー駅伝

箱根駅伝の人気に影を潜めている印象もありますが、実業団駅伝のナンバーワンを決める大会ということで、注目されている大会でもあるんですよね。

そこでここでは、ニューイヤー駅伝の出場条件や出場枠などを分かりやすく解説していきたいと思います。

ニューイヤー駅伝をあまり見たことないな、という初心者さんもぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

 

 

ニューイヤー駅伝の出場条件は?

 

それではまず、ニューイヤー駅伝の出場条件について見ていきたいと思います。

 

【ニューイヤー駅伝の出場条件は?】

・日本実業団陸上競技連合に「企業チーム」として登録されていること

・その実業団に所属(勤務)していること

・男子競技者で構成されたチームであること

・外国人選手は1チーム1名以内で第2区のみ出場が可能

参考 ニューイヤー駅伝inぐんま 第67回 全日本実業団対抗駅伝競走大会要項一般社団法人 日本実業団陸上競技連合

 

【ニューイヤー駅伝にも予選会はある?】

ニューイヤー駅伝は、東日本・中部・北陸・関西・中国・九州の6つの地区で予選会が行われ、各予選会の上位入賞チームが本戦への出場権を獲得します。

予選会は各地区で毎年11月頃に行われています。

 

ニューイヤー駅伝の出場枠とは?

 

それでは次に、ニューイヤー駅伝の出場枠について説明していきたいと思います。

出場枠は前回大会の順位に応じて、そのチームが所属する地区に出場枠が与えられるため、地区によって出場枠が異なります。

ニューイヤー駅伝に出場できるのは、全部で37チームです。

この37枠がどのようにして各地区に割り当てられるのか、具体的に見ていきましょう。

 

【ニューイヤー駅伝の出場枠】

ニューイヤー駅伝の出場枠、37枠の内訳は次の通りです。

・6枠:6地区すべてに1枠ずつ割り当てられます。

・30枠:前回大会で30位以内に入ったチームの属する地区に、そのチームの数だけ出場枠が振りあてられます。

・1枠:前回大会で30位以内のチームの各地区ごとの順位を平均して、最も上位の地区に更に1枠がプラスされます。

 

【ニューイヤー駅伝2023の出場枠は?】

ニューイヤー駅伝2023の各地区の出場枠は次の通りです。

地 区 出 場 枠
関東地区 12
中部地区 7
北陸地区 1
関西地区 5
中国地区 4
九州地区 8

 

この出場枠から、ニューイヤー駅伝2022で30位以内に入ったチームには、関東地区のチームが多かったということが分かります。

関東地区の出場枠が12だなんて、ほかの地区と比べて多くない?と思ってしまいますが、関東地区の予選会に出場したチームは31チームということで、半分以上のチームが本戦に出場できていないことになるんですよね。

本戦で戦えるチーム数が多い分だけ、関東地区には強いチームが多く所属していると言えるでしょう。

 

ニューイヤー駅伝のシード権今はないの?

 

それでは最後に、ニューイヤー駅伝のシード権について見ていきたいと思います。

箱根駅伝などではシード権という言葉をよく耳にするかと思います。

実は、ニューイヤー駅伝でも第52回大会(2008年(平成20年)までは、上位15位のチームにシード権が与えられていたのですが、翌年の第53回大会(2009年(平成21年)からシード権が廃止されて、現在の各地区の予選会で出場権を獲得する方式に変更されました。

ニューイヤー駅伝のシード権が廃止された理由としては、予選会を盛り上げるため、と言われています。

ニューイヤー駅伝の出場枠37枠からシード権の15枠を除くと、残りの出場枠が少なくなることに加えて、予選会に参加するチームも少なくなるため、予選会の盛り上がりが欠けていたそうなんですね。

シード権が廃止され、全チームが予選会から参加することで、予選会に活気が出てきて、選手にとっても予選会を通過するためのモチベーションも上がり、予選会を含めたニューイヤー駅伝全体の質の向上にも繋がっています。

 

ニューイヤー駅伝まとめ

 

ニューイヤー駅伝の出場条件や出場枠などについて簡単に説明してきました。

ニューイヤー駅伝にはシード権がなく、出場を希望する全てのチームが予選会から参加しているというのも、とても面白いなと思いました。

箱根駅伝で活躍した選手の成長を見れる場でもあるニューイヤー駅伝、ぜひ注目してみてくださいね。

 

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