毎年11月の第一日曜日に開催されている全日本大学駅伝。
箱根駅伝や出雲駅伝と並ぶ大学の三大駅伝と呼ばれている大会ということもあって、一度は目にしたことがあったり、テレビで見たことがあるという方も多いのではないでしょうか?
でも、全部で何区間あってどのくらいの距離を何人で走るのか、詳しいことはあまり分からない、そんな方もいらっしゃるのではないかと思います。
そこでここでは、全日本大学駅伝について、コースの特徴や区間距離など、分かりやすく簡単にご紹介していきますね。
全ての区間についてご紹介してきますので、少し長くなってしまうかと思いますが、どうぞ最後までご覧ください。
目次 閉じる
- 全日本大学駅伝は何区間あるの?何人で何キロ走るの?
- 全日本大学駅伝のコースマップをYouTubeで観る!
- 全日本大学駅伝のコース 1区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 2区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 3区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 4区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 5区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 6区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 7区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコース 8区の区間距離は?特徴や見どころも
- 全日本大学駅伝のコースまとめ
全日本大学駅伝は何区間あるの?何人で何キロ走るの?
それではまず、全日本大学駅伝について全部で何区間あるのか、何人で何キロ走るのか、など、基本的なことについて見ていきたいと思います。
全日本大学駅伝は全部で何区間ある?
全部で8区間あります
全日本大学駅伝は名古屋・熱田神宮から三重・伊勢神宮まで全8区間、総距離106.8kmで競われます。
1区から8区までの詳細は以下の通り。
全日本大学駅伝 8区間 合計106.8km
1区 9.5km
熱田神宮西門前 → 愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)
2区 11.1km
名古屋市港区藤前 → 三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)
3区 11.9km
桑名市長島町 → 四日市市羽津(霞ヶ浦緑地前)
4区 11.8km
四日市市羽津 → 鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)
5区 12.4km
鈴鹿市林崎町津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)
6区 12.8km
津市河芸町 → 津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)
7区 17.6km
津市藤方 → 松阪市豊原町(JAみえなか前)
8区 19.7km
松阪市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前
コースを画像で見るならこちら
全日本大学駅伝は何人エントリーできる?
競技者 8 人補員 5 人がメンバーエントリー出来ます
全日本大学駅伝は区間登録選手8名に加えて、補員として5名の登録を行います。
大会の3日前に各区間を走るメンバーをエントリーしますが、大会当日に3名まで、区間登録選手から補員選手登録への変更が可能。
ただし、事前にエントリーした区間登録選手の出走区間の変更はできません。
(例)
・1区A選手と補員Z選手の変更は可能
・1区A選手を2区へ変更することはできない
参考
秩父宮賜杯 第 55 回全日本大学駅伝対校選手権大会 開催要項 全日本大学駅伝公式HP
全日本大学駅伝のコースマップをYouTubeで観る!
全日本大学駅伝のコースに関して、朝日テレビの公式ページにて詳しく見ることが出来ます。
第55回全日本大学駅伝のコースマップ動画は、以下参照。
各区間の距離や特徴、見どころを続く見出しで紹介していきますね。
全日本大学駅伝のコース 1区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の1区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどについて見ていきたいと思います。
1区の区間距離
1区 9.5km
熱田神宮西門前 → 愛知県・名古屋市港区藤前(ファーストカーゴ前)
1区の特徴や見どころ
全8区間の中でもっとも短い区間。
スタートダッシュも重要となってきますが、いかにトップグループから離されないか、というところもポイントです。
ラストスパートをかけるタイミングなど、レースの駆け引きにも注目!
全日本大学駅伝のコース 2区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の2区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどについて見ていきたいと思います。
2区の区間距離
2区 11.1km
名古屋市港区藤前 → 三重県・桑名市長島町(長島スポーツランド前)
2区の特徴や見どころ
全8区間の中で、2番目に短い区間。
例年、ごぼう抜きが見られる区間としても知られていて、2020年大会では皇學館大学の川瀬翔矢選手が17人抜きを、2021年大会では順天堂大学の三浦龍司選手が10人抜きを達成しています。
区間中盤まではほぼ平坦な道が続きますが、終盤には全長858mもある木曽川大橋のアップダウンと海からの突風に注意をしなければならないため、ペース配分も重要になってきそうです。
全日本大学駅伝のコース 3区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の3区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどを見ていきたいと思います。
3区の区間距離
3区 11.9km
桑名市長島町 → 四日市市羽津(霞ヶ浦緑地前)
3区の特徴や見どころ
中盤の4区に繋ぐ重要な区間。
そのため、エース級の選手が起用されることが多い区間とも言われています。
揖斐長良大橋(いびながらおおはし)以外は小刻みなアップダウンがあるものの、ほぼフラットなコースとなっているため、大きな順位変動やごぼう抜きなどが見られるのも、見どころの一つです。
※補足※
1970年第1回大会~2017年第46回大会まで 9.5キロ
2018年第50回大会~ 11.9キロ
全日本大学駅伝のコース 4区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の4区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどを見ていきたいと思います。
4区の区間距離
4区 11.8km
四日市市羽津 → 鈴鹿市林崎町(ファミリーマート鈴鹿林崎町店前)
4区の特徴や見どころ
前半から後半へ流れを繋ぐ重要な区間。
8区間の中でももっともアップダウンが多いコースとなっているため、ロードに強い選手が有利とされています。
また、この4区あたりから繰り上げスタートとなるチームが出始めるので、決められた時間内にタスキを繋げるか、というところにも注目していきたいところです。
※補足※
1970年第1回大会~2017年第46回大会まで 14.0キロ
2018年第50回大会~ 11.8キロ
全日本大学駅伝のコース 5区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の5区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどを見ていきたいと思います。
5区の区間距離
5区 12.4km
鈴鹿市林崎町津市河芸町(ザ・ビッグエクストラ津河芸店前)
5区の特徴や見どころ
終盤に向けて流れを繋ぐための重要な区間。
序盤は起伏の少ないフラットなコースが続き、中盤以降は下りが多くなっていきます。
そのため、スピードが出やすい区間ではあるのですが、天候が良い日には気温が上昇する時間帯と重なるので、気温の変化にも注意しながらレース運びをしたいところ。
また、全体のコース106.8kmの中間地点にあたる53.4㎞は、この5区にあります。
※補足※
1970年第1回大会~2017年第46回大会まで 11.6キロ
2018年第50回大会~ 12.4キロ
全日本大学駅伝のコース 6区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の6区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどを見ていきたいと思います。
6区の区間距離
6区 12.8km
津市河芸町 → 津市藤方(ベイスクエア津ラッツ)
6区の特徴や見どころ
津市内を走る6区はフラットな道が多く、全区間の中でも走りやすい区間と言われています。
5区と同じく繋ぎの区間ではあるものの、優勝争いをするチームにとっては、終盤の7区・8区への流れを途切れさせないためにも、有力選手を起用したいところ。
チームの総合力が問われる区間となりそうです。
※補足※
1970年第1回大会~2017年第46回大会まで 12.3キロ
2018年第50回大会~ 12.8キロ
全日本大学駅伝のコース 7区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の7区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどを見ていきたいと思います。
7区の区間距離
7区 17.6km
津市藤方 → 松阪市豊原町(JAみえなか前)
7区の特徴や見どころ
最終8区へ繋ぐ重要な区間。
第50回大会から2番目に距離が長くなったため、さらに重要性が増しました。
比較的平坦なコースですが距離が長いため、エース級の選手を起用するチームも少なくありません。
残り16km地点を過ぎると新生橋や近鉄山田線の高架などのアップダウンがあり、最後まで気が抜けない区間となっています。
最終8区に向けての正念場、チームのタスキを繋ぐことができるのか?というのも、見どころの一つなのではないでしょうか。
※補足※
1970年第1回大会~2017年第46回大会まで 11.9キロ
2018年第50回大会~ 17.6キロ
全日本大学駅伝のコース 8区の区間距離は?特徴や見どころも
それでは次に、全日本大学駅伝の8区について、コースの特徴や区間距離、見どころなどを見ていきたいと思います。
8区の区間距離
8区 19.7km
松阪市豊原町 → 伊勢神宮内宮宇治橋前
8区の特徴や見どころ
第50回大会から区間距離の変更が行われましたが、唯一変更がなく、8区間の中で最も長い区間となっています。
そのため、エース級の選手だけではなく、持久力のある選手も起用されやすい区間でもあります。
そして、JR參宮線の高架を過ぎるとレースは佳境へ。
16km地点を過ぎ皇學館前から続く長い上り坂を越えた先にあるゴールを目指し、最後の力を振り絞る選手の姿に注目です。
※補足※
1970年第1回大会~2017年第46回大会まで 19.7キロ
2018年第50回大会~ 19.7キロ
全日本大学駅伝のコースまとめ
全日本大学駅伝について全コースをご紹介してきました。
第50回大会(2018年)から区間距離の変更が行われたことにより、コース戦略という意味においても、チームの総合力がさらに求められるようになったようです。
関東以外の大学も多く出場する全日本大学駅伝、ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。
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