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駅伝がオリンピック種目にないのはなぜ?理由を考察してみた

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4年に一度開催されるオリンピック。

夏のオリンピックでは、マラソンや10000mなど陸上の長距離の種目はあるのに、なぜ同じ陸上競技の一つである駅伝はオリンピックの種目に含まれていないのか、気になったことはありませんか?

考えてみれば、ワールドカップや世界選手権といった大会で、駅伝は見たことがない気がします。

日本人にとっては親しみがある駅伝ですが、世界的に見て「駅伝」というのはどのようなポジションにあるのでしょうか?

もしかしたらそこにヒントが隠されているのかも?

そこでここでは、なぜ駅伝はオリンピック種目にないのか、その理由について考えてみたいと思います。

 

初心者はこちらで箱根駅伝のルールや基礎知識を学んでおくと、より観戦を楽しめます。

 

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駅伝がオリンピック種目にないのはなぜ?理由その1 マイナーだから?

 

それではまず、駅伝がオリンピック種目にない理由の1つ目として、世界から見た駅伝の人気について見ていきたいと思います。

毎年お正月に行われる箱根駅伝をはじめとして、大学の三大駅伝と呼ばれる全日本大学駅伝や出雲駅伝などはテレビ中継もされていることもあって、日本では駅伝ファンも多くメジャーなスポーツの一つでもありますよね。

しかし、駅伝というスポーツは日本以外の国ではあまり認知されていないのだそう。

この世界的な人気度や認知度の低さが、オリンピック種目にならない理由の一つと考えられます。

なぜなら、オリンピック種目になるには、ある”条件”があるから。

日本オリンピック委員会が発表している「競技・種別・種目の出場資格」という項目には、「男子種目は少なくとも50ヶ国・3大陸で、女子種目は少なくとも35ヶ国・3大陸で行われていること。」という条件が書かれています。

駅伝は日本以外ではあまり知られてないということを考えると、やっぱりちょっと厳しいのかも?と思ってしまう条件ですよね。

また、オリンピック競技として認定するのはIOC(国際オリンピック協会)に権限があり、まず駅伝をオリンピック競技の候補にしたい場合は、IAAF(国際陸上競技連盟)に働きかけをしないといけないのだそうです。

このIAAF(国際陸上競技連盟)にOKを出してもらうことがとっても難しいのだとか。

ですが、過去の東京オリンピックではIJF(国際柔道連盟)が、ソウルオリンピックではWTF(世界テコンドー連盟)が、そしてシドニーオリンピックではITU(国際トライアスロン連盟)がオリンピック競技に採用されるための活動を行い、オリンピック競技に採用されたという経緯があるので、IAAF(国際陸上競技連盟)さえ認めてくれれば、駅伝がオリンピックで採用される可能性はゼロではないのかもしれません。


参考
52.競技プログラム、競技・種別・種目の出場資格の認定公益財団法人日本オリンピック委員会

 

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駅伝がオリンピック種目にないのはなぜ?理由その2 距離や選手の問題?

 

それでは次に、駅伝がオリンピック種目にない理由の2つ目を考えるうえで、もう少し駅伝という競技について具体的に見ていきたいと思います。

日本で行われる駅伝大会は、多少のルート変更などはありますが、基本的には毎回同じルートを走っていますよね。

同じ条件のルートや区間で走っているからこそ、大会記録として残すことができたり、新記録といったものも生まれます。

ですが、オリンピックとなると毎回開催国が異なりますから、当然競技を行う環境やルートも異なってくるので、走る道の高低差やカープなどを大会ごとに統一させることは難しくなりますよね。

そうなると、前回と今回の記録を比較しようとした場合に、走るルートによる不公平さが生じることも考えられますから、オリンピック記録という視点から見ても、ちょっと腑に落ちないと思う人も出てくるのではないでしょうか。

そしてもうひとつ、競技を行う選手人口も関係しているようです。

同じ陸上競技のマラソンや10000m、5000m、3000mといった長距離種目は世界的にもメジャーなスポーツで、世界一を目指すために力を入れている選手が大勢います。

このことを考えると、陸上のトップ選手は長距離種目に出場することを選び、駅伝に出場する選手はトップ選手ではなく、二番手の選手になってしまうのでは?という意見もあり、私もなるほどなと思いました。

実際に、1988年から開催されていた国際千葉駅伝は、開催時期が主要マラソンと重なっていたために、有力選手の出場が困難になったことから、2014年大会を最後に廃止されています。

やはり、せっかくオリンピックに出場するのであれば、金メダルの獲得が目標となりますし、そのためには有力選手の力が必要不可欠。

それなのに、その有力選手は駅伝ではなく、他の陸上競技に出場することになれば、必然的に駅伝のチーム力が落ちてしまうということは想像できますよね。

日本で行われていた国際大会でさえ、有力選手が他のマラソン大会に出場するからという理由で廃止になっているのですから、オリンピックが舞台だと考えると、その課題をクリアするのは難しいのかもしれません。

 

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駅伝がオリンピック種目にないのはなぜ?理由その3 中継所&運営の問題

 

それでは最後に、駅伝がオリンピック種目にない理由の3つ目として、駅伝を支える運営に目を向けてみたいと思います。

さきほどもお伝えした駅伝の開催ルートとも関係しているのですが、駅伝を開催するには区間ごとに中継所を設置するほか、駅伝は公道を走るため、開催期間中は一時的に道路を封鎖しなければなりません。

一時的とはいえ、道路を封鎖するわけですから、道路を利用する一般の方たちの理解と協力も必要になってきます。

また、信号機の操作や交通整備などもしなくてはいけませんので、警備会社や警察の協力も必要とするため、駅伝を運営する側の負担も大きいと言われています。

日本で開催しているから可能なことも、もしかしたらたくさんあるのかもしれませんね。

日本の駅伝の歴史は古くは1917年(箱根駅伝)から始まっています。

その歴史やノウハウがあるからこそ、私たちは安心して楽しく駅伝を観戦することができているとも言えそうですよね。

 

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駅伝がオリンピック種目になる可能性まとめ

 

駅伝がオリンピック種目にない理由について考察してみました。

大きな理由としては、駅伝は海外では知名度が低いこと、そして競技人口が少ないということが分かりました。

知名度が低いということは、ルールを知っている人も少ないということにもなりますから、ルールの知識や一定の競技レベルを持った選手が集まらないと、オリンピック種目として成立させるのは難しいのかもしれませんね。

でも、陸上競技として見た場合、やはり海外の選手は速い選手が多いですから、日本チームが埋もれてしまうのではないかと考えると、駅伝が世界的競技になって欲しいような、欲しくないような、ちょっと複雑な気持にもなりました。

 

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