お正月の風物詩といえば、1月2日と3日に渡って行われる箱根駅伝ですよね。
毎年楽しみにしている方もいれば、ただ走っているのを見ているのは面白くないと感じている方もいるでしょう。
実際、「箱根駅伝は面白い!!!」という声もあれば・・・「箱根駅伝の何が面白いの?」、「箱根駅伝での面白さがわからない!」、「箱根駅伝は面白くない!!」という声もあり、好き嫌いがかなりはっきりと分かれるようです。
実は私も若い頃は面白みが分からなかったのですが、ここ数年、タイミングが合えば見るようになり、気が付けば夢中で中継を見ているということもしばしば。
今まで箱根駅伝に全く興味がなかった私がその面白さに気づき感じたことや、箱根駅伝の出場校はなぜ関東の大学だけなの?といった興味を持つようになったからこそ出てきた疑問プラス箱根駅伝の歴史もみていきながら、その魅力に迫ってみたいと思います。
箱根駅伝が害悪と言われる理由に関してはこちら
>>>箱根駅伝が害悪大会と言われる理由とは?
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箱根駅伝の何が面白いの?その魅力と人気の秘密とは?
箱根駅伝ファンの方たちは、予選会から注目していて順位予想して、その段階から既に熱いディスカッションをしていたりします。
それぞれお気に入りの大学(出身大学含む)や選手がいて、寒空やお正月という日程にもかかわらず、実際に現地まで応援に行く人たちも大勢いるんですよ。
反対に、ただ人が走っている姿を延々と観ていることの何がおもしろいのか?そう思う人も少なくないよう。
どちらかと言うと年齢が若い人よりも、年齢が高い層の人たちのほうが箱根駅伝を楽しみにしている割合が高いように感じます。
私の父も駅伝といえば、箱根駅伝だけでなく駅伝大会がテレビ放送されていたら必ず観るというくらい、駅伝好きなのですよね。
そこまで夢中にさせる箱根駅伝の魅力や、人気の秘密はどこにあるのでしょうか?
私が見ていて面白いと感じるところは、走る区間によって距離が違うことで短距離に強い選手、長距離に強い選手がいるということ、また、短距離区間では他の区間にはない走りのスピード感があるというところ。
マラソンのように一人で長距離を走るわけではないので、その区間ごとにも頻繁に順位が入れ替わったり、襷を繋ぐ瞬間なども見ていて面白いと感じています。
10区間を10人で繋ぐというチーム戦であるというところにもドラマがあり、ゴール地点での襷を繋いできた選手や、チームメイトが待ち構えているシーンはとても感動的なんですよね。
10区間にはそれぞれ区間賞というのが設けられていて、総合順位に関わらず、その区間で一番早かった人が区間賞を獲得します。
そういった個人賞があるというのも、魅力の一つなのですよね。
襷の色が大学のカラーになっているのも特徴的。
また、上り坂・下り坂といったコースやその土地の景色などを観るのも楽しみの一つになっています。
1本の襷を繋ぐことが基本となっているのですが、まれに「繰り上げ出発(繰り上げスタート)」を見ることも。
繰り上げ出発(繰り上げスタート)とは、
『往路の鶴見・戸塚中継所については先頭走者から10分遅れたチーム、往路の平塚・小田原中継所と復路のすべての中継所については先頭走者から20分遅れたチームは、交通規制の時間を長引かせないため、各中継所審判主任の裁定で、前走者が到着しなくても次の走者を出発させる。』
<ahref=”https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E4%BA%AC%E7%AE%B1%E6%A0%B9%E9%96%93%E5%BE%80%E5%BE%A9%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E9%A7%85%E4%BC%9D%E7%AB%B6%E8%B5%B0#%E7%B9%B0%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%92%E5%87%BA%E7%99%BA%EF%BC%88%E7%B9%B0%E3%82%8A%E4%B8%8A%E3%81%92%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%88%EF%BC%89″ target=”_blank” rel=”noopener”>Wikipedia 東京箱根間往復大学駅伝競走 繰り上げ出発(繰り上げスタート)
のことを言います。
超初心者にはこちらがおすすめ
>>>超初心者でもわかる「繰り上げスタート」
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箱根駅伝の繰り上げスタートについて詳しくはこちら
>>>箱根駅伝の繰り上げスタートの意味やルールとは?
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中継所で時計を気にしながら前走者を待ち、時間になると襷を受け取れないままスタートする選手の背景には、繰り上げスタートというルールがあったからなのですよ。
中継所によって遅れの時間が異なることや、交通規制を長引かせないためというのは知りませんでした。
明らかに遅れている場合は仕方ないかな、とは思うのですが、前走者が中継画面に見えているにも関わらず出発していく選手や、襷を渡せないまま中継所で膝を落とす選手を見るとこちらまで辛い気持ちになります。
その襷を繋ぐために、この1年、またはそれ以上の期間を費やしてきたわけですから、選手たちの想いは計り知れませんよね。
襷には、チームメイトのまさに汗と涙が染み込んでいるのです。
これは私が勝手に思っているだけなのですが、箱根駅伝は上り坂下り坂も含まれていてそこを懸命に走っている姿は、人生の縮小図のようなものに感じるのかな・・・と。
人生山あり谷あり、年を重ねるごとにその経験が積み重なっていくのもあって、年齢が高くなると箱根駅伝の良さが分かってくるのはそういうこともあるかもしれませんね。
箱根駅伝のごぼう抜きというのも、観戦していて大いに盛り上がるシーンだったりします。
下位にいた選手が、自分より前に走っている選手たちを追い抜いていきどんどん順位を上げていくのを観ていると、追い抜く選手を応援しつつも、抜かされそうな選手には抜かされないように頑張れ!とエールを送ったりと、なかなかに忙しかったりするのですよね。(私だけではないはず!)
中には、お気に入りの選手(いわゆる推しですね)を見つけて、応援するのを楽しんでいる人もいるかと思います。
他にも人それぞれ楽しみ方があると思うので、テレビ観戦や実際に現地応援する面でより楽しめる秘訣なども書いていきたいと考えています。
初心者はこちらで箱根駅伝のルールや基礎知識を学んでおくと、より観戦を楽しめますよ。
箱根駅伝に出場できるのはなぜ関東の大学だけなのか?
箱根駅伝に出場できるのはなぜ関東の大学だけなのか?ということを疑問に思う人もいるようですね。
まず、箱根駅伝の正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」といい、関東学生陸上競技連盟が主催している大学駅伝の地方大会のことを指しています。
そのため、関東の大学だけが出場しているというわけなんですよ。
箱根駅伝とは別に、毎年11月に全日本大学駅伝(全日本大学駅伝対校選手権大会)があって、この大会では関西や九州の大学も出場しています。
しかしながら、お正月に全国放送されている箱根駅伝に出場している大学は陸上をしている選手に人気が高く、地方から関東の大学に行く人が多いそう。
実際に11月に行われる全日本大学駅伝の出場校を調べてみたところ、参加チームのうちおよそ半分は関東の大学でした。
有能な選手は関東の大学に集まってしまう、というのが現状なのかもしれません。
箱根駅伝の出場校の条件や資格に関してはこちら
>>>箱根駅伝の出場資格とは?関東以外は資格がない?
箱根駅伝の出場条件や資格とは?関東圏以外の大学は参加資格がない?
箱根駅伝の歴史も簡単に説明してみた
箱根駅伝の歴史は古く、1920年(大正9年)に誕生しました。
箱根駅伝の原型となったのが、1917年、京都三条大橋と東京・上野不忍池間で行われた「東京奠都五十年奉祝・東海道駅伝徒競走」。
東西対抗で行われたこのレースは、3日間にも及ぶ壮大な襷リレーだったそうです。
東海道駅伝が成功したことを受け、マラソンの父と言われる金栗四三さんは後輩の野口源三郎さんと明治大学の学生だった沢田英一さんと共に、箱根駅伝を創ろうと立ち上がります。
大学や専門学校に参加を呼びかけ、早稲田大学、慶応大学、明治大学、東京高師(現在の筑波大学)の4校が応じたことが、箱根駅伝創設のきっかけとなりました。
第1回大会が「四大校駅伝競走」という名前で行われたのも、こうした背景があったからであると言われています。
関東学生陸上競技連盟に加盟している大学のうち、前年大会でシード権を獲得した10校と予選会を通過した10校、そして関東学生連合を加えた合計21チームが出場する箱根駅伝。
東京・読売新聞社前から箱根・芦ノ湖間を往復10区間(217.1km)で競う箱根駅伝は、学生長距離界最大の駅伝競走なのです。
箱根駅伝の名称やその由来&歴史・コースに関して詳しくはこちら
>>>箱根駅伝の正式名称やその由来&歴史とは?各コースの区間距離や特徴も
箱根駅伝の正式名称やその由来&歴史とは?各コースの区間距離や特徴も
箱根駅伝の何が面白いのかまとめ
お正月は特番が多く、テレビを付ければお笑いか、箱根駅伝かという感じですよね。
もちろん好き嫌いもありますので強くはお勧めしませんが、往路で順位が下がったチームが復路で追い上げるなど、見所もたくさんあります。
大学4年生の選手にとっては集大成ともいえる大会、今回はどんなドラマが繰り広げられるのでしょうか。
今からとても楽しみです。
私は、箱根駅伝にとても興味があります!
このように、こうやって説明してくれるのは、とてもありがたいです!!
ありがとうございます!
もりもり様
コメントありがとうございます。
そのように言っていただけると、とても嬉しいです。
私自身も箱根駅伝に興味を持つようになったのは近年なので、まだまだ勉強中です。
これからもより分かりやすく説明できるように書いていきたいと思います。(*^_^*)