箱根駅伝の復路のスタート、いわゆる『復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)』というのはどのようなルールなのでしょうか?
超初心者には少しわかりにくいかもしれませんね。
ということで、箱根駅伝の復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)について、超初心者にもわかるように説明していきます。
箱根駅伝の復路一斉スタートとは?
箱根駅伝のルールや専門用語について、駅伝ビギナーくんとさくきよの会話で学ぶシリーズ【超初心者でもわかる箱根駅伝】。
今回は、箱根駅伝の『復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)』について、超初心者にもわかりやすくお伝えしていきますね。
駅伝ビギナーくん
さくきよさん、箱根駅伝の復路一斉スタートって何?
復路一斉スタートと言うのは、ルールで決められている復路のスタート方法(2パターンある)の1つのスタートの仕方のことだよ。
箱根駅伝のルールで、復路の6区をスタートする場合に
① 1位から10分以内の大学は時差スタート
② その他の大学は1位のスタートから10分後に同時出発する
と決められていて、この②の同時出発のことを復路一斉スタートとか、繰り上げ一斉スタートと呼んでいるんだよ。
さくきよ
駅伝ビギナーくん
復路のスタートは、1位から順番に全ての大学がタイム差でスタートするんじゃないんだ。
そうなの。
タイム差でスタートする大学と、一斉にスタートする大学があるんだよ。
どちらのスタートになるかは、1位とのタイム差が10分以内か、超えているかの違い。
さくきよ
駅伝ビギナーくん
1位とのタイム差が10分以内か、超えているかで復路のスタート方法が違うんだ。
2パターンのスタート方法があるから混乱するよね。
具体的な例をあげると分かりやすいかも?
例えば往路の結果、1位の大学とのタイム差が10分以内の大学が9校(2~10位)、10分を超えた大学が10校(11~20位)だったと想定してみるね。
1位の大学がスタートした後、
2位~10位の大学10校は順番にタイム差でスタート
1位の大学がスタートしてから10分後、
11~20位の大学10校は同時に一斉スタート
という順にスタートしていくってこと。
さくきよ
駅伝ビギナーくん
なるほど。
でも、どうして復路は往路みたいに全チーム同時スタートじゃないの?
箱根駅伝は公道を使っているから、1位のチームと最下位のチームとの時間差があり過ぎると、交通規制する時間が長くなって、あちこちで渋滞がおきて一般の道路利用者にも凄く迷惑をかけてしまうことになるんだよね。
なので、下位のチームのスタートを早めることによって規制時間を短縮するために、復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)というルールがあるんだよ。
さくきよ
駅伝ビギナーくん
確かに、交通規制するにも限度があるからね。
納得。
復路一斉スタートについてもっと知りたい方はこちら
>>>箱根駅伝の復路一斉スタートの意味とは?
箱根駅伝の復路一斉スタートの意味とは?最多記録やたすきについても
復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)補足情報
実は箱根駅伝には、復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)というルールと、もう一つ中継所で適用される『繰り上げスタート』というルールがあります。
どちらも繰り上げスタートという同じ言葉があるので、超初心者は混合してしまいがちですけれど、「中継所での繰り上げスタート」と「復路6区での繰り上げスタート」の2種類あると覚えておくといいかもしれませんね。
中継所での繰り上げスタートについては、以下の記事で詳しくお伝えしていますので是非ご覧くださいね。
繰り上げスタートについて超初心者はこちら
>>>超初心者でもわかる「繰り上げスタート」
【超初心者】箱根駅伝の繰り上げスタートとは?
箱根駅伝の復路一斉スタートまとめ
駅伝ビギナーくんとさくきよの会話から、箱根駅伝の『復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)』のルールについて理解していただけたでしょうか?
最後に、もう一度簡単に駅伝ビギナーくんにまとめてもらいました。
駅伝ビギナーくん
簡単にまとめると、箱根駅伝の『復路一斉スタート』というのは、
復路のスタート時、1位のチームとのタイム差が10分を超えるチームが、1位のスタートから10分後に同時出発(一斉スタート)する
というルールのこと。
分かりやすく、簡潔にまとめてくれてありがとう。
よくできました!
さくきよ
初心者はこちらで箱根駅伝のルールや基礎知識を学んでおくと、より観戦を楽しめますよ。