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箱根駅伝の区間賞と区間新の違いとは?賞品や賞金などはもらえるの?

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箱根駅伝を見ていると、区間賞区間新といった言葉をよく耳にするかもしれません。

でも、区間賞と区間新は言葉は似ていますが、いったい何が違うのか、はっきりとしたことは分からないという方も多いのではないでしょうか。

また、区間賞と言われるだけあって、『賞品や賞金はもらえるの?』と疑問に思ったことはありませんか?

そこでここでは、区間賞と区間新の違いや、区間賞を獲ると賞品や賞金がもらえるのかといったことなど、箱根駅伝初心者さんでも分かりやすく、よくある質問も交えながらお伝えしていきたいと思います。

 

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箱根駅伝の区間賞と区間新との違いとは?

 

それではまず、箱根駅伝の区間賞と区間新の違いについて、それぞれ簡単にご説明していきたいと思います。

 

箱根駅伝の区間賞とは?

 

区間賞の話をする前に、箱根駅伝について簡単におさらいしておきましょう。

箱根駅伝は1区から10区の区間に分かれていて、1区間に一人の選手が走り、タスキを繋いでゴールするという競技ですよね。

つまり、区間賞というはその区間ごとに設けられているもので、全部で10の区間賞(1区間に一人)が存在するということになります。

そして、その区間賞というのは、それぞれの区間において、一番速いタイムを出した選手に贈られるものなんです。

1区に関しては、全チームの選手が一斉にスタートしますから、1区を1位でゴールした選手が区間賞となりますが、2区以降はタスキを繋いだ順にスタートすることになりますから、各チームの選手がスタートをするタイミングが異なりますので、その区間の1番手の選手が一番速いとは限らないのですよ。

どういうことなのかというと、後からスタートした選手で、たとえその区間を1位で通過していなくても、その区間を走り抜けたタイムが1位であれば区間賞を獲得することになる、ということなんです。

 

つまり区間賞とは、1区から10区の全部の区間に存在し、その区間の通過順位に関わらず、その区間をスタートしてゴールするまでのタイムが一番速い選手に贈られる賞で、その年の各区間内の記録が対象となるということ。

※同タイムの選手が2人いた場合には、両選手に区間賞が贈られることもあるそうです。

 

箱根駅伝の区間新(区間新記録)とは?

 

続いて、区間新についてご説明していきましょう。

区間新区間新記録と呼ばれることもありますが、スポーツ記事などでは省略して区間新と表記されるケースが多いです。

区間新も区間賞と同じように、1区から10区のそれぞれの区間に存在するものではあるのですが、大きな違いは、毎年各区間において区間新が出るわけではない、ということです。

区間賞はその年の各区間においてトップの記録を出した選手に贈られる、という話しをしましたが、区間新というのは該当する区間に対して過去の記録よりも速いタイムを出した場合に記録更新としてそのタイムが採用されるものなので、必ず毎年区間新が出るとは限らないのです。

たとえ、その年の区間賞となるタイムを出していたとしても、過去の記録より上回っていなければ区間新とはならない、ということなんですね。

もし、過去の記録を上回った選手が複数人いた場合は、区間新も複数発生することもありますが、その中でもトップのタイムが最新の区間記録として翌年以降に受け継がれることになります。

簡単にまとめると、区間新というのは、該当する区間に対して過去の記録よりも速いタイムを出した場合に採用されるもので、毎年与えられる区間賞とは違って、必ず毎年区間新が出るものではないのですよ。

 

箱根駅伝の区間賞と区間新の違いは?

 

区間賞その年の1区から10区の各区間において、最も速いタイムを出した選手に贈られるもの。(同タイムの場合を除いて、基本的に1区間に一人。)

区間新1区から10区の各区間において、過去の記録を上回った場合に記録されるものであり、必ずしも毎年区間新が出るわけではありません

なお、この後にご紹介する「よくある質問の見出し」の中では、具体例を挙げながらより詳しく説明していきますので、合わせてご覧になってみてくださいね。

 

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箱根駅伝で区間賞をとると賞品や賞金などもらえるの?

 

それでは次に、箱根駅伝で区間賞を獲ると、賞品や賞金がもらえるののか?といった点について、ご説明していきたいと思います。

 

箱根駅伝で区間賞を獲ったら賞品や賞金はもらえますか?

 

区間賞を獲っても賞金はありません。もらえるのは賞状とトロフィーが授与されます。

 

「区間賞」というだけあって、何か賞品や賞金がもらえるのでは?と思う方も多いかもしれませんが、箱根駅伝では賞状トロフィー、優勝校であっても優勝カップ金メダルといったものが授与されるのみで、副賞となるような賞品やお金の賞金といったものはないのです。

区間賞は選手にとっても大変喜ばしいことで、「名誉」であるということに過ぎないよう。

ちなみに、箱根駅伝に並ぶ大学三大駅伝の出雲駅伝全日本大学駅伝区間賞も、賞金はなく、トロフィーが授与されることになっています。

 

箱根駅伝の区間賞と区間新に関するよくある質問に答えてみた!

 

それでは最後に、箱根駅伝に関するよくある質問について、いくつかピックアップして答えていきたいと思います。

 

区間新でも区間賞をとれないこともある?

 

その区間において、一人の選手が区間新記録を更新した場合には区間賞となりますが、区間新記録を複数の選手が更新した場合には、その中で一番速い選手が区間賞となりますので、そのほかの選手は区間賞を獲ることができません。

 

それでは第96回大会(2020年)の3区を例に見てみましょう。

それまでの3区の区間記録は1時間01分26秒でした。

そのため、その記録より上回った、

イエゴン・ヴィンセント選手 59分25秒
遠藤大地選手 1時間01分23秒
田澤廉選手 1時間1分25秒

この3選手が「区間新記録」とされていますが、区間賞を獲得したのはもっとも速いタイムを出したイエゴン・ヴィンセント選手でした。

※だたし、 同じタイムのときは複数の選手に区間賞がもらえる場合もあるようです。

 

区間新は2位、3位でもとれる?

 

区間新は2位、3位の選手(1位の選手以外)でも獲得するケースがあります。

あくまでその区間の中での記録を見ていますので、タスキを繋いだ順位やゴールをした順位とは限りません。

 

特に、全選手が一斉スタートとなる1区以外では、よく起こりうることなんです。

では、第96回大会(2020年)10区を例に見てみましょう。

みなさんご存じの通り、ほとんどの区間で1位を守り続け、一番手でゴールし総合優勝をしたのは青山学院大学です。

ですが、10区を走って1番にゴールテープを切った青山学院大学の湯原慶吾選手は区間5位のタイムだったのです。

そしてなんと、10区で区間新を出し、区間賞も獲得したのは9位でゴールした創価大学の島津雄大選手なんです。

10区でタスキを受け取ったときは11位だった島津雄大選手でしたが、前を走る2選手を抜き去り、区間記録を19秒更新したことで実現した9位での区間新。

このように、9位でゴールした選手でも区間新として記録されることがあるのです。

 

箱根駅伝で毎年のように区間新記録が出るのはなぜ?

 

区間新はそう簡単にでるものではありません。

ただ、いくつかの要因(選手のレベルアップによるもの・コース変更によるもの)で続出することはあります。

 

注意

※第96回大会(2020年)では、各区間において区間新が続出したことにより、区間新がたくさん出るような印象を持たれた方も多いかもしれませんが、区間新はそう簡単に出るものではないのですよ。

 

コース変更も頻繁に行われるわけではないのですが、これまで箱根駅伝でも何度かコース変更(区間距離の変更)が実施されているんですよ。

コース変更が行われると、それまでの区間記録は一度リセットされ参考記録(目安)ということになり、新しくなったコースで走った選手が区間記録を作っていきますので、結果として区間新が出やすくなるということが考えられます。

そしてさらに、第96回大会(2020年)で区間新が多く出た理由の大きな要因として挙げられているのが、『選手が着用しているシューズが関係しているのでは?』ということ。

少し調べてみたところ、区間新が続出した第96回大会(2020年)の箱根駅伝に出場した選手のうち8割がナイキの厚底シューズ「ヴェイパーフライ」を使用していたのだそうです。

このような現状を踏まえて、「ヴェイパーフライ」が世界的に使用禁止になるかも?と注目されるようになりました。

いったい「ヴェイパーフライ」の何が問題なのでしょうか?

この「ヴェイパーフライ」はスプーンのような形をしたカーボンファイバー製のプレートが入っていて、そのプレートが前方向への推進力を生み出すというのが特徴のシューズです。

実際に、とあるリポーターが試着してランニングマシーンで走ってみたとこと、自分の力だけではなく、自然に前に押されている感覚があったとのこと。

そのため、「シューズじゃなくてマシーンのようだ」と言っている監督もいるのだとか。

でも、より速い記録を出したい、より軽くて足への負担が少ないシューズを使いたいと思う選手も少なくないはずです。

ですが、「ヴェイパーフライ」の最新モデルは1足3万円ほどもするシューズでありながら、都内のスポーツ用品店でもすぐに売り切れてしまうという人気商品なんだそうです。

シューズも消耗品ですし、靴底がすり減ってくれば、ちょっとした靴底の感覚の違いで走りに影響してくるかもしれません。

だからといって、1足3万円もするシューズを頻繁に買い替えるのも大変ですよね。

また、国際陸連の規則として「使用される靴は誰にでも比較的入手可能なもので、不公平な補助やアドバンテージをもたらすものであってはならない」というものがあることから、1足3万円という値段もさることながら、スポーツ用品店でも入手困難ということを考えると、この規則には合っていないようにも感じられます。

そして、2019年秋ごろから国際陸連がこの「ヴェイパーフライ」について調査チームを立ち上げていて、2020年1月末には調査結果が発表されると言われてたのですが、2020年1月16日、競技大会での使用を禁止する見通しであることをイギリスの複数のメディアで報じられたというニュースが日本の各メディアでも取り上げていることを確認しました。

その後、ワールドアスレティック(世界陸連)からシューズのルール改定が発表されました。

本改訂は2020年7月28日から有効となり、改訂前ルールによるシューズでの記録は、7月27日までの記録が認められますが、7月28日以降、厚底で出された記録は、WAワールドランキング、WA主催競技会参加標準記録及び世界記録(アジア記録も同様)の対象外となるとのこと。


参考
WA規則TR5:シューズのルール再改定について(通知)日本陸上競技連盟公式サイト

 

日本陸上競技連盟もそれに合わせて、シューズの規制に関してどのレベルの競技会にまで適用するかなど、日本国内での適用についての詳しい情報を以下でまとめていましたので、参考までに。


参考
シューズ規則に関して日本陸上競技連盟公式サイト

 

箱根駅伝を走る選手たちは、今後はどのシューズを採用するのか、気になるところですね。

 

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箱根駅伝の区間賞・区間新まとめ

 

箱根駅伝の区間賞と区間新の違いや、区間賞には賞品・賞金はでるの?といったよくある質問についても解説していきました。

その区間を1位で走った選手が必ずしも区間賞を獲得していたり、区間新を出していたりするわけではない、というところが少しややこしいですよね。

区間内で一番速いタイムを出した選手が区間賞で、かつ、前年までの区間記録を上回った場合に区間新と呼ばれるということを覚えておけば良いと思います。

そして、ナイキの「ヴェイパーフライ」使用の件についても、大変興味深いものがありました。

シューズが軽いというのは、選手にとっても足への負担が少なくなるので、そういった意味では良いものだとは思うのですが、公平を保つという視点から見ると、やはり禁止せざるを得ない状況なのかもしれませんね。

 

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