箱根駅伝の復路一斉スタートとは?最多記録やたすきについても

 

箱根駅伝の復路(6区)のスタートでは、往路(1区)の時とはスタートの仕方が違いますよね。

なぜ全チーム一斉のスタートではないのでしょうか?

また、復路のスタートが、今のようなスタイルになったのはいつからなのでしょうか?

今までの復路一斉スタートした最多記録は何チームかという疑問や、たすきや記録がどうなるのかについてなどなど、復路のスタートに関して気になったことを調べてみましたのでお伝えしたいと思います。

 

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箱根駅伝の復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)とは?

 

箱根駅伝の復路(6区)のスタートは、往路(1区)のスタートとは違って、全チームが一斉にスタートするわけではありません。

実は、復路のスタートについてはルールで決められているんですよ。

では箱根駅伝の復路のスタートは、どのようなルールなのでしょうか?

復路のスタートというのは、1位から10分以内の大学は時差でスタートし、その他の大学は1位から10分後に一斉にスタートする(復路一斉スタート、繰り上げ一斉スタート、復路繰り上げスタートとも呼ばれる)というルールのことです。

往路の1区が全チーム一斉スタートなのに比べて、復路の6区では1位からのタイム差が10分以内か、そうでないかによって、2パターン(時差スタート一斉スタート)のスタートに分けられるということなんですよ。

東 京 箱 根 間 往 復 大 学 駅 伝 競 走 に 関 す る 内 規

第20条(復路のスタート)
復路のスタートは1位から10分以内の大学は時差出発を行い、その他の大学は1位校のスタートから10分後に同時出発する。

Internet Archive 東 京 箱 根 間 往 復 大 学 駅 伝 競 走 に 関 す る 内 規

 

具体例をあげてみると分かりやすいかもしれません。

例えば往路の結果、1位の大学とのタイム差が10分以内の大学が9校(2~10位)10分を超えた大学が10校(11~20位)だったと想定してみますね。

1位の大学がスタート。

つづいて10分の間に、2位~10位の大学9校はタイム差で順にスタート

10分経過後、11~20位の大学10校は同時に一斉スタート(復路一斉スタート・繰り上げ一斉スタート)

という流れでスタートしていきます。

 

では、そもそもなぜこのようなルールがあるのでしょうか?

全チーム合わせても21チームしかないのだから、復路(6区)のスタートだって、往路(1区)のスタートと同じように全チーム一斉スタートでも問題ないのでは?と思う人もいるでしょう。

私もそう思っていたのですけど、箱根駅伝は公道を使っていますよね。

また、走る距離も長いため、長距離にわたって交通規制がされています。

お正月中なので普段の平日よりも交通量は少なくなるとはいっても、少なからず渋滞は避けられません。

また、復路も全チーム一斉スタートにしてしまうと見た目の順位と、実際のタイムとに違いが出すぎるという別の問題が出てきてしまいます。

長時間交通規制するのは出来るだけ避けたい、でも全チーム一斉スタートするのも問題がある、そういったいろいろな状況や問題を鑑みて、現行のルールになっているということなのでしょうね。

実は復路のスタートにおいて、全チーム一斉スタートを行っていた時期もあるのですよ。

続く見出しでは、今のルールはいつから始まったのか?過去において全チーム一斉スタートを行っていた時期があることについてもお伝えしますね。

 

復路のスタートが現在のルールになったのはいつから?全チーム一斉スタートしてた時期は?

 

現在の復路のスタートのルールになったのは、いつからなのでしょうか?

復路のスタートに関しては、過去においていろいろ試行錯誤されてきました。

現在のルール、1位とのタイム差が10分以上遅れたチームが復路一斉スタートする方法になったのは、1984年の第60回大会から

それ以前は、一斉スタートするボーダーラインのタイム差を何分にするか、毎年のようにいろいろ試行錯誤していたようです。

試行錯誤の中、全チーム一斉スタートも試した時期があったのですよ。

1966年の第42回大会~1975年の第51回大会の10年間は、復路のスタートにおいて8時00分に全校一斉スタートを行っていました

10年もの間試行してみてどのような結論に至ったのでしょうか?

現在までそのルールが継続していない時点で察することが出来ますけれど、往路のタイム差がすべて一旦リセットされてのスタートになるので、見た目の順位と実際の総合順位があまりに違いすぎるのが問題になり廃止に至りました。

現行のルールでさえも、復路一斉スタートや、繰り上げスタートしたチーム混ざって、走っている順位と実際のタイム合計での順位が違うことに混乱するので、全校一斉スタートならそれ以上のややこしさなのも容易に理解できます。

箱根駅伝のルールも、初めからきっちりと決まっていたのではなく、様々な試行錯誤があり今に至っているというのも興味深いですよね。

 

今までで最多の復路一斉スタートの記録は?

 

復路のスタートの時に、今までで一番多い復路一斉スタートした大学数の記録は何校なのでしようか?

また、記録的な復路一斉スタート大学数を出した年はいつなのでしょうか?

復路一斉スタートに関しては、試行錯誤されてきたというのもあり、年によってルールの変移があり同じ基準で全大会で比較できない面もあるのですよね。

なので現在のルールである、1位とのタイム差が10分以上遅れたチームが復路一斉スタートするルールになった1984年の第60回大会から、2021年の97回大会までの期間で調べてみました。

1984年60回大会~2021年97回大会の間の復路一斉スタート最多校は、1994年70回大会の16校

出場校20校のうちの16校が復路一斉スタートって、かなりの数ですよね。

復路一斉スタートは、1位の大学チームとのタイム差が10分以上で適用されるルールなので、1位の大学の往路のタイムが速い時は、どうしても一斉スタートになる大学チームが多くなってしまうのは仕方ないのかなと思います。

 

復路一斉スタートの際にたすきはどうなるの?

 

復路のスタートの際、復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)の場合に、たすきはどうなるのでしょうか?

繰り上げスタート復路一斉スタート(繰り上げ一斉スタート)を混同している人もいるようなのですけれど、復路のスタートの場合には大学のたすきを掛けてスタートします。

中継所でたすきを繋げることができない繰り上げスタートと、復路一斉スタートは違うルールなのですよ。

ただ、往路の中継所において繰り上げスタートになってしまった大学チームの選手は、自分の大学のたすきではなく、専用の白のたすきを掛けて復路(6区~9区)を走ります。

※ 上記の場合でも10区だけは、自分の大学のたすきを掛けて走ることが許されています。

 

箱根駅伝の繰り上げスタートについて詳しくはこちら
>>>箱根駅伝の繰り上げスタートの意味やルールとは?
箱根駅伝の繰り上げスタートの意味やルールとは?逆転優勝の可能性は?

 

復路一斉スタートの場合の記録はどうなるの?

 

復路のスタートで、復路一斉スタートした大学の記録はどうなるのでしょうか?

個人のタイム記録も、チームのタイム記録も公式記録になります。

復路一斉スタートで、スタートする時間が10分後だとしても、6区を一斉スタートした時から計測して7区の中継点まで完走すれば、走るのにかかった時間が6区の区間記録ということになるのですよ。

箱根駅伝はあくまでもタイムの早さで競っているので、スタートする時差とか一斉スタートしたとかは関係なく、6区をスタートして7区の中継点に到達するまでのタイムで考えるようにするといいです。

チームの記録は各走者の区間タイムの合計で、繰り上げスタートした場合でも同じなので覚えておいてくださいね。

 

箱根駅伝の斉と繰り上げスタートの順位についてはこちら
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箱根駅伝の復路一斉スタートまとめ

 

復路のスタート時(往路のタイムで)に、1位の大学から10分以上のタイム差がある大学は、1位の選手がスタートした10分後に一斉にスタートすることを復路一斉スタートということが分かりましたね。

復路一斉スタート、繰り上げ一斉スタート、復路繰り上げスタート、復路繰り上げ一斉スタートなどと呼び方がいろいろあるので、混乱していた人もいるかもしれません。

また、中継所での繰り上げ出発(繰り上げスタート)とも繰り上げという同じ言葉が使われるので、ごっちゃになっていたかもしれませんね。

私自身もよくわかっていなかったので、調べてみて勉強になりました。

全体の大学のレベルに差がなくなっていけば、復路一斉スタートする大学も減るので、そうなってほしいなと個人的には願っています。

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