箱根駅伝 予選会の順位の決め方とは?タイム計測方法は?

 

毎年1月2日と3日の2日間に渡って行われている箱根駅伝、お正月にテレビで見ているという方も多いと思いますが、この箱根駅伝に出場しているチームのうち10校は予選会を通過したチームだというのをご存じでしょうか?

あまりよく知らないという方のために簡単にご説明すると、箱根駅伝に出場できるのは、前年度の箱根駅伝で上位10校(シード校)と、予選会上位10校、そして関東学生連合チームの合計21チームとなっています。(※記念大会では出場枠が増えることがあります)

箱根駅伝で10位以内に入ると予選会の出場が免除されるシード権を獲得できるのですが、11位以下だったチームは毎年10月に行われる予選会に出場して、その予選会で10位以内に入らないと箱根駅伝の本戦に出場することができません。

だから箱根駅伝では上位10校に入ること、つまりシード権を獲得することがとっても大事になってくるんですね。

でも、箱根駅伝の予選会ってどのように行われているのか、どうやって予選会の順位を決めているのか、というのを目にする機会って少ない気がしませんか?

そこでここでは、この箱根駅伝の予選会について簡単にご紹介していきたいと思います。

箱根駅伝の予選会について興味がある方は、ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。

箱根駅伝の予選会の順位の決め方とは?本戦とは違うの?

 

それではまず、箱根駅伝の予選会はどのようにして行われているのか、また本戦との違いについて見ていきたいと思います。

【箱根駅伝の予選会はどうやって行われているの?】

 

箱根駅伝の長い歴史の中で予選会のコースは何度か変更になっていますが、平成18年10月21日に行われた予選会からは陸上自衛隊立川駐屯地~立川市内~国営立川昭和記念公園を周る20kmのコースで行われていて、1チーム10~12人で構成された出場選手が一斉にスタートしてタイムを競います。

ただし、コロナ禍で行われた2020年10月17日の予選会は陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースを使用、出場選手は立川市内に出ることはなく、無観客での開催となりました。

注意

※ 2021年10月23日の予選会も前年に引き続いて、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点と関係者各所からの協力により、陸上自衛隊立川駐屯地内の周回コースで実地することになりました。

 

では、具体的にどのようにして予選会が行われているのでしょうか、もう少し詳しく見ていきましょう。

【箱根駅伝の予選会の順位の決め方は?】

 

予選会に出場するチームは1チーム10~12人で構成されますが、実際に順位として反映されるのは、チーム内における上位10人の合計タイム

そしてその1チーム10人の合計タイムが速かった上位10チームが予選会通過となり、箱根駅伝の本戦に出場することができます

その年によって予選会に参加するチーム数は異なりますが、たいだい40~45チームが予選会にエントリーしているようですよ。

結構多い数だと思いませんか?

そのなかで上位10チームに入るためには一人ひとりのタイムも重要になってきますが、足の速い選手を10~12人集められるチーム力というのも予選を通過する大きなポイントと言えるでしょう。

【箱根駅伝の予選会と本戦の違いは?】

 

箱根駅伝の予選会と本戦の大きな違いの一つは、1チームあたりの人数。

予選会は1チーム10人~12人の参加が可能ですが、本戦は10人です。

そしてもう一つの大きな違いは、予選会は陸上自衛隊立川駐屯地~立川市内~国営立川昭和記念公園を周る20㎞のコースを全員が一斉に走りますが、本戦は箱根駅伝という名の通り、東京・箱根間にある1区~10区を各1選手が走りタスキを繋ぐ駅伝競技である、ということ。

箱根駅伝の予選会なのに駅伝ではないというのも、知らなかった方にしてみたら面白い発見だったのではないでしょうか。

意外と知らない箱根駅伝予選会のタイム計測方法

 

それでは次に、箱根駅伝の予選会の順位を決めるタイムの計測方法について見ていきたいと思います。

タイムを計るというと、ストップウォッチで計るというイメージがありますが、予選会に参加するのが40チーム、各12人と仮定すると、480人の選手が一斉にスタートすることになりますよね。

さすがにその人数をストップウォッチで正確に計るのは大変な作業。

そこで気になるのがタイムの計測方法なんですが、どのようにして計っているのかというと、なんと、一人一人のナンバーカード(ゼッケン)の中にICチップを装着して計測を行っているそう。

※ シューズの紐にRCチップやタグを取り付ける場合もあるようです。

計測ポイントにはアンテナマットが敷いてあって、そこを選手が通過するとタイムが計測されて、リアルタイムでテレビ中継の画面に表示することも可能になっているのですよ。

ICチップやアンテナマットを使用することで、パソコンでデータ処理をしているということなんですね。

どんな会社が計測していたのか調べてみたところ、計測工房さんという会社があることが分かりました。

(社長さんのブログより、2007年10月~2019年10月に開催された予選会まで計測をされていたようです。)

箱根駅伝に関わるすべての大会を担当しているわけではないようなのですが、箱根駅伝のほかにも各地のマラソン大会やランニングレースの計測を行っているようです。

表舞台には出ていませんが、計測工房さんのように計測をしてくださっている方がいるからこそ、多くの陸上競技大会が成り立っているんですね。

参考 第95回箱根駅伝予選会計測工房社長・藤井拓也のブログ

 

箱根駅伝の予選会は資格や条件を満たして出場するのも通過するのも狭き門?

 

それでは最後に、箱根駅伝の予選会で10位以内に入ることは難しいの?どれほど大変なの?ということについて見ていきたいと思います。

箱根駅伝の予選会といえども、令和2年より過去5年間における予選会出場校の平均は45校、その中で上位10校に入るというのは、数字を見ただけでも狭き門であることが伺えますよね。

さらに、予選会の出場資格を見てみると、次のようなことが書いてあります。

簡単に紹介していきますね。

・2021年度関東学生陸上競技連盟男子登録者で、予選会並びに箱根駅伝本戦出場回数が通算4回未満であること。

 

・1校1チーム、10名以上12名以下。(エントリーは10名以上14名位以下)

 

・2019年1月1日(火)より申込期日前日までに10名以上が10000mを34分以内、もしくは5000mを15分30秒以内のトラックでの公認記録を有している大学であること。

 

(上記の参加資格要項は2021年のものを一部抜粋しています)

参考 第 98 回東京箱根間往復大学駅伝競走予選会<br /> 要項<br /> 関東学生陸上競技連盟

ということで、箱根駅伝の予選会に出場する際にもトラック競技の最低ラインが決められいるんですね。

とはいっても、10000mを34分てどのくらい速いのか、いまいちピンとこない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで10㎞(10000m)の一般男性の平均タイムについて調べてみましたので、見ていきたいと思います。

市民マラソンなどに出場する男性ランナーの平均タイムは55~60分、50分を切るには初心者では難しく、中級者レベルに相当する速さなんだそうです。

そうやって45分以下、40分以下、、、と見ていくと、10000mを34分以内で走るというのは、ほぼ全力で走り続けるアスリートレベルということ。

確かに、箱根駅伝の沿道で時々並走している人を見かけますが、遥かに速いスピードで選手は走っていきますので、目の前で見たらあっという間に通り過ぎてしまう速さなんだろうなぁと想像できます。

では実際に箱根駅伝に出場している選手は、10000mをどのくらいの速さで走っているのでしょうか?

こちらも気になったので調べてみたのですが、驚くことに予選会を通過したチームでも28~30分台、シード校になると28~29分台の選手がほとんどで、想像を超える速さでした。

箱根駅伝のレベルの高さが伺えますね。

でも、箱根駅伝を見ていると、箱根駅伝の予選会を通過したチームでさえ、箱根駅伝でシード権を獲得するような常勝チームとの実力の差を感じることもあるので、箱根駅伝の常連校というだけでも凄いことなんだなとということがよく分かります。

 

箱根駅伝予選会の順位の決め方&計測方法まとめ

 

箱根駅伝の予選会について、順位の決め方やタイムの計測方法などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

箱根駅伝の予選会のことを知ると、予選会を経て箱根駅伝に出場することや、箱根駅伝で10位以内に入ってシード権を獲得すること、そして箱根駅伝で連覇を達成することがいかに凄いか、ということが伝わったのではないでしょうか。

箱根駅伝の予選会もテレビ中継されているのですが、コアなファンではない限り、チェックしている方は少ないかもしれません。

そんな方に少しでも箱根駅伝の予選会のことを興味を持ってもらえるきっかけになれば嬉しいです。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です