2022年1月2日と3日の2日間に渡って、第98回箱根駅伝(東京箱根間往復大学駅伝競走)が行われました。
各チーム、それぞれの目標を掲げて臨んだ今大会、上位を走るチームの順位変動も多く、とても見応えのあるレース展開となりましたね。
また、箱根駅伝初出場でタスキを途切れさせることなく繋いだ駿河台大学は史上4校目の快挙ということもあって、駿河台大学の選手たちの姿に感動した方も多かったのではないでしょうか。
みなさんはどのような感想を持たれましたか?
そこでここでは、第98回箱根駅伝について私が印象に残ったシーンや感想も交えながら、改めて順位を振り返っていきたいと思います。
箱根駅伝2022往路&復路の結果と感想!
それではまず、第98回大会(2022年)箱根駅伝の順位結果を往路から順に見ていきましょう。
第98回箱根駅伝(2022年)の往路順位結果
第98回箱根駅伝(2022年)の往路順位結果 | ||
順 位 | 学 校 名 | 記 録 |
1位 | 青山学院大学 | 5時間22分06秒 |
2位 | 帝京大学 | 5時間24分43秒 |
3位 | 駒澤大学 | 5時間25分34秒 |
4位 | 國學院大學 | 5時間25分49秒 |
5位 | 順天堂大学 | 5時間26分10秒 |
6位 | 中央大学 | 5時間26分25秒 |
7位 | 東京国際大学 | 5時間26分55秒 |
8位 | 創価大学 | 5時間27分44秒 |
9位 | 東洋大学 | 5時間28分34秒 |
10位 | 東海大学 | 5時間29分14秒 |
11位 | 早稲田大学 | 5時間29分15秒 |
12位 | 神奈川大学 | 5時間29分26秒 |
13位 | 法政大学 | 5時間29分36秒 |
14位 | 国士舘大学 | 5時間29分49秒 |
15位 | 山梨学院大学 | 5時間31分42秒 |
16位 | 日本体育大学 | 5時間32分07秒 |
17位 | 明治大学 | 5時間32分20秒 |
18位 | 中央学院大学 | 5時間36分04秒 |
19位 | 専修大学 | 5時間38分46秒 |
20位 | 駿河台大学 | 5時間41分11秒 |
参考 | 関東学生連合 | 5時間30分15秒 |
※関東学生連合はオープン参加のため公式記録には残りません。
第98回箱根駅伝(2022年)の復路の順位結果
第98回箱根駅伝(2022年)の復路の順位結果 | ||
順 位 | 学 校 名 | 記 録 |
1位 | 青山学院大学 | 5時間21分36秒 |
2位 | 東洋大学 | 5時間26分25秒 |
3位 | 明治大学 | 5時間28分08秒 |
4位 | 東京国際大学 | 5時間28分19秒 |
5位 | 順天堂大学 | 5時間28分23秒 |
6位 | 創価大学 | 5時間28分46秒 |
7位 | 法政大学 | 5時間29分10秒 |
8位 | 中央大学 | 5時間29分19秒 |
9位 | 駒澤大学 | 5時間29分23秒 |
10位 | 東海大学 | 5時間30分24秒 |
11位 | 神奈川大学 | 5時間30分34秒 |
12位 | 早稲田大学 | 5時間30分48秒 |
13位 | 國學院大學 | 5時間31分21秒 |
14位 | 中央学院大学 | 5時間31分29秒 |
15位 | 駿河台大学 | 5時間32分31秒 |
16位 | 国士舘大学 | 5時間33分17秒 |
17位 | 帝京大学 | 5時間33分23秒 |
18位 | 専修大学 | 5時間36分23秒 |
19位 | 日本体育大学 | 5時間39分04秒 |
20位 | 山梨学院大学 | 5時間39分39秒 |
参考 | 関東学生連合 | 5時間30分10秒 |
※関東学生連合はオープン参加のため公式記録には残りません。
第98回箱根駅伝(2022年)の総合の順位結果
第98回箱根駅伝(2022年)の総合の順位結果 | ||
順 位 | 学 校 名 | 記 録 |
1位 | 青山学院大学 | 10時間43分42秒(新記録) |
2位 | 順天堂大学 | 10時間54分33秒 |
3位 | 駒澤大学 | 10時間54分57秒 |
4位 | 東洋大学 | 10時間54分59秒 |
5位 | 東京国際大学 | 10時間55分14秒 |
6位 | 中央大学 | 10時間55分44秒 |
7位 | 創価大学 | 10時間56分30秒 |
8位 | 國學院大學 | 10時間57分10秒 |
9位 | 帝京大学 | 10時間58分06秒 |
10位 | 法政大学 | 10時間58分46秒 |
11位 | 東海大学 | 10時間59分38秒 |
12位 | 神奈川大学 | 11時間00分00秒 |
13位 | 早稲田大学 | 11時間00分03秒 |
14位 | 明治大学 | 11時間00分28秒 |
15位 | 国士舘大学 | 11時間03分06秒 |
16位 | 中央学院大学 | 11時間07分33秒 |
17位 | 日本体育大学 | 11時間11分11秒 |
18位 | 山梨学院大学 | 11時間11分21秒 |
19位 | 駿河台大学 | 11時間13分42秒 |
20位 | 専修大学 | 11時間15分09秒 |
参考 | 関東学生連合 | 11時間00分25秒 |
※関東学生連合はオープン参加のため公式記録には残りません。
※ 赤文字の1位~10位は、2023年の第99回箱根駅伝への出場が確定したシード校10校です。
以上の結果となりました。
青山学院大学、2年振り6度目の優勝おめでとうございます。
往路、復路、総合全てで優勝を飾った青山学院大学、後続のチームを突き放すレース展開は、さすがの強さを感じましたね。
総合順位の上位10チームはシード権獲得となり、箱根駅伝2023予選会出場が免除になります。
11位以下のチームは予選会からの出場となってしまいますが、箱根駅伝2023への出場へ向けて頑張って欲しいですよね。
全体的な感想としては、関東学生連合チームの健闘ぶりがとても印象に残りました。
関東学生連合チームはオープン参加のため公式記録としては残らず、結果として下位になることも多いので、今まであまり目立っていなかったかもしれないのですが、今大会の実際のタイムを見てみると好成績だったことが分かります。
往路は5時間30分15秒で15位相当、復路は5時間30分10秒で10位相当、総合では11時間00分25秒で13位相当の記録だったんですよ。
凄いと思いませんか?
チームとして箱根駅伝には出場できなかったけれど、チームの代表として関東学生連合チームとして出場した選手たちの姿は、チームメイトの励みにもなったのではないかなと思います。
そしてもう一つ取り上げたいのは、駿河台大学の元教師から教え子へのタスキリレーです。
こちらについては、次の見出しで詳しく触れていきたいと思います。
箱根駅伝2022(第98回大会)で私が印象深かった場面や記憶に残った選手とは?
それでは最後に、第98回大会(2022年)箱根駅伝を見て、もっとも私が印象に残った場面について振り返っていきたいと思います。
きっと、駿河台大学の奮闘ぶりに感動した方も多いのではないでしょうか。
駿河台大学の総合順位は19位という結果でしたが、箱根駅伝初出場でタスキを途切れさせることなく繋いだという史上4校目の快挙を成し遂げました。
箱根駅伝の長い歴史の中で、史上4校目ということを考えると、箱根駅伝の初舞台で繰り上げスタートがなく、タスキを10区間繋ぐというのは、本当に大変なことなんだなと思いますよね。
そして駿河台大学の話題はこれだけではないんです。
4区を走ったのはなんと31歳の今井隆生選手(4年)。
この今井隆生選手は、日本体育大学を卒業後に中学校の体育教師をされていましたが、2年間の自己啓発等休業制度を利用して駿河台大学心理学部に編入された方なんです。
教師としての力不足を感じ、心理学を学んでもっと生徒に寄り添えるようになりたいと思っていたということで、その行動力も凄いですよね。
元々は高校時代から箱根駅伝を目指していたという今井隆生選手。
しかし全国レベルには届かず、日本体育大学に在籍していた頃はトライアスロンに力を注ぎ、卒業後も実業団のトライアスロン選手として活躍していたそうです。
そして2016年に現役を引退した後は、埼玉県で中学教師をしながら市民ランナーとしてもたくさんの大会に参加していたということで、ずっとスポーツをされていたんですね。
その中学教師をしていたときの生徒というのが、5区を走った永井竜二選手(3年)だったんです。
永井竜二選手も今井隆生選手が駿河台大学の駅伝部に加わったときは、今井先生と呼べばいいのか今井さんと呼べばいいのか迷ったそうですよ。
永井竜二選手もびっくりしたでしょうね!
駿河台大学駅伝部の徳本一善監督曰く、元教師と生徒のタスキリレーになったのは偶然だということですが、思い出に残る素敵なタスキリレーになったのではないでしょうか。
10区のゴール地点で出迎えるチームメイトの笑顔も印象的でした。
駿河台大学の今後の活躍に注目したいですね。
参考
31歳の“最初で最後の箱根駅伝”は区間20位…それでも今井隆生がレース後に語った2年間の全て「運と縁が重なった奇跡だった」
Number Web
箱根駅伝2022の結果まとめ
第98回大会(2022年)箱根駅伝についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか?
未だコロナ禍が続いている中、ゴール地点には沿道にかけつけるファンの方が多く見受けられたことに少し心配に思うと同時に、箱根駅伝の人気の高さを改めて感じられました。
また、優勝した青山学院大学は復路記録と総合記録のふたつで新記録を達成。
とてもハイレベルな戦いとなりましたね。
第99回大会(2023年)はどんなドラマが見られるのか、とても楽しみです。