【箱根駅伝】法政大学の歴史や出場回数&成績!注目選手についても

みなさんは箱根駅伝で法政大学というと、どのようなイメージを持っているでしょうか?

総合優勝の経験はないものの、箱根駅伝出場回数は第3位の日本大学に次ぐ79回という記録を誇る法政大学。

第91回大会(2015年)は箱根駅伝に出場できなかったために連続出場記録は途絶えてしまいましたが、それまでは27回連続で箱根駅伝に出場している常連校です。

では、具体的に法政大学は箱根駅伝でどのような道のりを歩んできたのでしょうか?

そこでここでは、法政大学の箱根駅伝での成績について、過去5年間の記録を振り返りながら、法政大学の陸上競技部についてご紹介していきたいと思います。

さらに、法政大学の監督や法政大学出身の有名選手、そして現チームの注目選手などについてもお伝えしていきますので、箱根駅伝を観戦する際の参考にしてみてくださいね。

箱根駅伝での法政大学の歴史や出場回数&成績は?

 

それではまず、箱根駅伝における法政大学の歴史や、箱根駅伝の出場回数、そして箱根駅伝での成績についてご紹介していきたいと思います。

【箱根駅伝における法政大学の歴史】

法政大学陸上競技部の創立は1919年。

2019年現在、箱根駅伝には79回の出場を誇る法政大学ですが、いまだ総合優勝は未経験で、過去総合最高位は第22回大会(1943年)の3位です。

シード権(10位以内)も多く獲得してきた法政大学陸上競技部でしたが、10位以下に沈んでいた時期も長く続きました。

転機が訪れたのは、坪田智夫監督がプレイングコーチとして就任した2010年ごろから。

当時の部員たちは目的意識が低く、ピアス、茶髪、朝寝坊など、乱れた生活をしていて、それらが競技成績にも表れていたと坪田智夫監督は話します。

元々、陸上で成績を残していれば、ある程度は自由に部活動できるといった環境ではあったものの、坪田智夫監督の学生時代とは違い、その甘さが仇となってしまっていたようです。

そこで、坪田智夫監督の指導の元、「自分で考えることの大切さ」を基盤に、チーム作りの再建がスタート。

徐々にチーム力が増し、第93回大会(2017年)では総合8位、第94回大会(2018年)では総合6位、第95回大会でも総合6位と、安定した力を発揮しています。

第96回大会(2020年)は、箱根駅伝通算80回目の出場となる法政大学。

チームの目標は総合4位。

主将の坪井慧選手を中心に、2年連続で5区を走っている青木涼真選手、佐藤俊也選手らがどこまでチームを上位に引き上げることができるのか、とても楽しみです。

そのほかの細かい記録は、以下をご覧くださいね。

 出場回数  79回
 シード権獲得回数  24回
 総合優勝回数    0回
 往路優勝回数    1回
 復路優勝回数         1回
 区間賞獲得数       24回

 

【過去5年間の成績】

    開催回数・年  総合  往路  復路
   91回(2015年)   ー    ー    ー
   92回(2016年)  19位    19位    17位
   93回(2017年)    8位    12位      5位
   94回(2018年)    6位      5位      5位
   95回(2019年)    6位      5位      6位

 

参考 法政大学箱根駅伝 東京箱根間往復大学駅伝競走

 

法政大学出身の有名選手や現在在学中の注目選手は?

 

それでは次に、法政大学出身の有名選手や注目選手についてご紹介したいと思います。

【法政大学出身の有名選手】

 

●徳本 一善(とくもと かずよし)

1979年6月22日生まれ 広島県出身

沼田高校卒業

法政大学を卒業後は、日清食品に入社。

現在は、駿河台大学駅伝部をなさっています。

陸上競技が好きだったお父様と親交を深めるために陸上を始めたという徳本一善監督。

本格的に長距離に力を入れ始めたのは中学2年生のとき。

中学3年生のときには、全国大会の1500mで2位、3000mで3位になった成績を持っています。

高校時代は疲労骨折に見舞われ、インターハイでも準決勝敗退が続いてしまい、思うような結果を残すことができなかったようです。

法政大学に入学すると、インターカレッジでの成績が評価され、一躍大学陸上界を代表する選手となりました。

箱根駅伝にも4年連続で出場していて、区間賞を獲得したこともあります。

また、出雲駅伝や全日本大学駅伝でも区間賞を獲得するなど、チームの柱となる選手だったことが伺えますね。

日清食品に入社してからも、日本選手権やパリ世界陸上選手権などで活躍、2007年には東京マラソンにも出場し、5位入賞を果たしています。

2011年11月に、駿河台大学駅伝部の選手兼コーチに就任、2012年4月からは同監督に就任しています。

以下、主な記録をご紹介します。

【箱根駅伝での成績】
第75回大会(1999年) 1区 10位
第76回大会(2000年) 2区 区間賞
第77回大会(2001年) 2区 2位
第78回大会(2002年) 2区 途中棄権

【大学卒業後の活躍の主な記録】
2002年
第44回東日本実業団選手権 1500m 3位 5000m 2位
第15回南部記念 5000m 2位
第50回全日本実業団対抗陸上競技選手権 1500m 2位

2003年
第45回東日本実業団選手権 1500m 優勝 5000m 優勝
第87回日本陸上競技選手権大会 5000m 優勝
ホクレン・ディスタンスチャレンジ 3000m 優勝

2004年
第39回千葉国際クロスカントリー 4000m 優勝
第88回日本陸上競技選手権大会 5000m 優勝
ホクレン・ディスタンスチャレンジ 5000mA 優勝

2005年
2005年高校歴代ランキング 1500m 2位

2006年
第46回姫路城ロードレース大会 10マイル 優勝
第20回福岡国際クロスカントリー大会 10㎞ 優勝
第41回千葉国際クロスカントリー大会 4000m 2位(日本人1位)
第34回世界クロスカントリー選手権福岡大会 12㎞ 35位(日本人1位)
第48回東日本実業団選手権 1500m 優勝

2012年
第13回谷川真理ハーフマラソン ハーフ一般男子 優勝

【どんな選手か?魅力なども】

大学時代のトレードマークは茶髪、時折強気な発言をするなど、「ビジュアル系ランナー」「爆走王」などと呼ばれることもあったそうです。

また、オリジナルファッションブランドを立ち上げていたこともあるそうですから、独自の美学センスもあったのかもしれませんね。

良くも悪くも目立っていた時期があった徳本一善監督ですが、もちろん今は違います。

ご結婚をされているにも関わらず、単身赴任をして駿河台大学駅伝部の選手たちと共に寮生活をしていて、監督としての練習指導をはじめとして、学業のこと、私生活のことなど、選手たちから色々なお悩み相談を受けているのだとか。

指導者としてだけではなく、心のよりどころとしても信頼されている証ですね。

補足

坪田 智夫(つぼた ともお)監督も法政大学出身で箱根駅伝出場しています。

詳しくは、続く見出しの監督の紹介をお読みくださいね。

 

【現在在学中の注目選手】

 

●青木涼真(あおきりょうま)

1997年6月16日生まれ 埼玉県久喜市出身

春日部高校卒業

中学生のときはサッカー部に所属していましたが、長距離走では学年で一番速かったことから「高校では陸上をやってみたらどうか?」と先生に言われて、長距離にも関心を持つようになったようです。

春日部高校に入学した青木涼真選手は、まずは陸上部とサッカー部の両方を体験してみたいと思っていたそうなのですが、サッカー部の集合場所が分からなくて練習に参加することができなかったのだとか。

練習が未経験のままサッカー部に入部するのはどうなんだろう?と思った青木涼真選手は、陸上部の練習に参加した際の先輩の人柄の良さに触れたこと、そして同期の友人もできていたということもあって、陸上部に入部することを決めたのだそうです。

もし、サッカー部の練習に参加していたら、今の青木涼真選手はなかったのかもしれないと思うと、偶然とはいえ、運命の引き寄せを感じますよね。

1500mや5000mの競技に出場しながら、2年生のときには3000m障害にも挑戦した青木涼真選手。

次第に力をつけてきた青木涼真選手は3年生のときにも3000m障害に挑戦。

すると、インターハイの本番でも入賞を果たし、この成績を目に留めた法政大学から声がかかったのだそうです。

法政大学に入学してからは、1年生のときから箱根駅伝に出場し、2年生のときには5区で区間賞を取る活躍を見せた青木涼真選手は”山の神”と呼ばれるようになって、一躍注目される存在になりました。

そして3年生でも2年連続で5区を任され、山登りの区間であるにも関わらず、7人抜き。

自身が持つ記録を15秒更新しました。

大学生活最後となる第96回大会(2020年)の箱根駅伝では、どのような走りを見せてくれるのでしょうか、とても楽しみですね。

【今までの成績】

1年次
関東インカレ(2016年) 3000m障害 4位

2年次
関東インカレ(2017年) 3000m障害 1位
第49回全日本大学駅伝(2017年) 4区 区間11位

3年次
関東インカレ(2018年) 3000m障害 1位(2連覇)
第50回全日本大学駅伝(2018年) 1区 区間5位

4年次
関東インカレ(2019年) 3000m障害 2位
第31回出雲駅伝(2019年) 3区 区間7位
第51回全日本大学駅伝(2019年) 8区 区間4位

●自己ベスト
10000m 28分59秒52

【箱根駅伝での成績】
第93回大会(2017年) 8区 9位
第94回大会(2018年) 5区 1位(区間賞)
第95回大会(2019年) 5区 3位
第96回大会(2020年) 出場予定

【どんな選手か?魅力なども】

青木涼真選手は法政大学の生命科学部に所属しています。

理系学部生では初めての箱根ランナーなんだそうですよ。

いわゆる文武両道というやつですね。

法政大学の長距離部門はスポーツ推薦生のみが寮で生活を行い、練習の拠点は多摩キャンパスなのですが、青木涼真選手が学ぶ生命科学部は小金井キャンパスにあるということ。

そのため、毎日片道1時間かけて通っているのだそうです。

特に、必須授業の多かった1年生のときは朝練から1時限目までは走りっぱなしで大変だったと言います。

授業の都合で練習できない日もあったり、全体練習に参加できないときは自分なりにアレンジした練習内容を一人でこなしていたのだとか。

2年連続で箱根駅伝の5区を走り、「山の神」と呼ばれたときには、「”山の神”と言われるにはまだ実力が足りないと思っている」とコメントを残していることからも、謙虚な姿勢も感じられますね。

当初は陸上は大学までと決めていたという青木涼真選手。

ですが、いまは実業団で3000m障害をメインに走りたいと前向きな発言をしています。

今後の活躍も楽しみな青木涼真選手に、ぜひ注目してみてくださいね。

 

法政大学の坪田智夫監督&陸上競技部ついて紹介!

 

それでは最後に、法政大学の坪田智夫監督や、法政大学陸上競技部についてご紹介したいと思います。

● 坪田 智夫(つぼた ともお)監督について

1977年6月16日生まれ 兵庫県出身

神戸甲北高校を卒業後、法政大学へ進学。

法政大学を卒業後は、実業団のコニカ(現:コニカミノルタ)にて活躍。

坪田智夫監督には4歳上のお兄さんがいて、「脚が速い奴はモテるぞ」と言われて、特に深い意味もなく中学生のころから陸上を始めたのだそうですよ。

高校時代は近畿大会に出場することを目標に、陸上に励んでいた坪田智夫監督。

高校3年生のときには県大会の5000mで好成績を残し、念願だった近畿大会へ出場。

このときの14分25秒という記録は、その年のインターハイ10傑に入るほどの好タイムでした。

法政大学時代には、箱根駅伝に3度も出場。

大学最後の箱根駅伝では、1区を走った徳本一善さん(現:駿河台大学陸上部監督)からタスキを受け取ると、そのままトップを独走し2区で区間賞も獲得しました。

コニカミノルタ時代には、ニューイヤー駅伝で6度の優勝に貢献し、区間賞も5回獲得。

2002年の日本選手権10000mで優勝したことをきっかけに、翌年の世界陸上パリ大会代表選手に選出されましたが、予選敗退。

その後も世界陸上を目標にしていましたが、叶うことはありませんでした。

そして2010年、コニカミノルタに籍を残しつつ、法政大学のプレイングコーチに就任。

現役を引退後、2012年に法政大学陸上競技部のコーチに就任、2013年から監督に就任し、現在に至ります。

 

●法政大学陸上競技部について紹介!

法政大学陸上競技部の練習拠点は、多摩キャンパスです。

多摩キャンパスには、陸上競技場のほか、野球場やテニスコート、サッカー場など、8つの練習場があり、館内には、スイミングプール、柔道や剣道などの道場、トレーニングセンター、食堂などが完備。

また、睡眠や心拍数など科学的な面からチームをサポートするアスレチックトレーナーや、選手のトレーニングを補助するトレーナー、そして、広報活動や取材の対応など、事務作業を担当するスタッフなども充実しています。

影で支えてくれるトレーナーやスタッフがいるからこそ、選手は安心してトレーニングに励み、さらに上を目指すことができるのでしょうね。

【法政大学を応援するのに参考になるサイトも紹介!】

・法政大学HP
参考 陸上競技部法政大学HP

・オレンジ・エクスプレス掲示板 ~法政大学駅伝チームを応援しよう~
参考 トップページオレンジ・エクスプレス掲示板

 

【箱根駅伝】法政大学まとめ

 

法政大学陸上競技部について、箱根駅伝での歴史や記録、そして監督やOB選手、注目する選手などについてご紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

坪田智夫監督と法政大学時代共に戦ってきた選手が、現在の駿河台大学の徳本一善監督というのも、面白いですよね。

また、前回の95回大会(2019年)では5区で7人抜きを達成した青木涼真選手の走りにも注目です。

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