第93回(2017年)~第99回(2023年)の予選会を勝ち抜き、本戦の箱根駅伝への出場を獲得し連続7回出場の国士舘大学。
国士舘大学と言えば、スポーツ分野に強い大学としても知られていますので、国士舘大学の名前を知っている方も多いのではないでしょうか。
箱根駅伝も例外ではなく、これまでの箱根駅伝での過去最高総合順位は3位という実績も残しています。
ですが、近年はシード権を逃すことが多く、予選会からの出場が続いている国士舘大学。
そんな国士舘大学は、箱根駅伝でどのような歴史を刻んできたのでしょうか?
そこでここでは、箱根駅伝における国士舘大学の歴史や、過去の成績を振り返りながら監督のことなどもご紹介していきたいと思います。
国士舘大学陸上競技部(駅伝部)についても調べてみましたので、ぜひ最後までご覧になってみてくださいね。
箱根駅伝での国士館大学の出場回数や成績は?
それではまず、箱根駅伝における国士舘大学の歴史や、箱根駅伝の出場回数、そして箱根駅伝での成績についてご紹介していきます。
箱根駅伝における国士館大学の歴史
国士舘大学陸上競技部(駅伝部)が創立されたのは1956年。
初めて箱根駅伝に出場したのは第33回大会(1957年)、結果は15チーム出場したうちの12位。
第38回大会(1962年)から第52回大会(1976年)まで15年連続でトップ10入りを果たし、シード権の常連校として名を連ねてきました。
特に往路ではスピードを生かしたレース展開を見せていて、「突進の国士舘」とも呼ばれていたそうですよ。
チーム最高記録である総合3位には2度輝いたものの、優勝まではあと一歩及ばず。
これまでの最高順位は、41回大会(1964年)・46回大会(1970年)・47回大会(1971年)での往路 2位。
1960年代から1970年代までは上位での活躍見せていた国士舘大学でしたが、1980年代以降はシード権から遠ざかってしまうことに。
さらに、第69回大会(1993年)は予選会で敗退してしまい、36回続いていた連続出場も途切れてしまいました。
2015年、箱根駅伝予選会後に添田正美監督が就任すると、第93回大会(2017年)~第99回大会(2023年)には7年連続で予選会を突破して本戦に出場。
シード権内にはなかなか手が届かない年が続いていますが、シード権獲得を目指し選手たちは練習に励んでいます。
そのほかの細かい記録は、以下をご覧くださいね。
国士舘大学 箱根駅伝の成績
国士舘大学 箱根駅伝の成績 | |
記 録 | 回 数 |
出場回数 | 51回 |
シード出場回数 | 18回 |
総合優勝回数 | 0回 |
往路優勝回数 | 0回 |
復路優勝回数 | 0回 |
区間賞獲得数 | 16回 |
※ 2023年10月現在
国士舘大学 箱根駅伝の今までの順位記録
国士舘大学 箱根駅伝の今までの順位記録 | |||
回・年 | 総合順位 | 往路順位 | 復路順位 |
99回 2023年 |
19位 | 15位 | 19位 |
98回 2022年 |
15位 | 14位 | 16位 |
97回 2021年 |
18位 | 17位 | 18位 |
96回 2020年 |
19位 | 20位 | 16位 |
95回 2019年 |
18位 | 14位 | 20位 |
94回 2018年 |
19位 | 18位 | 17位 |
93回 2017年 |
20位 | 20位 | 20位 |
92回 2016年 |
本大会に出場なし | ||
91回 2015年 |
本大会に出場なし | ||
90回 2014年 |
22位 | 22位 | 21位 |
89回 2013年 |
本大会に出場なし | ||
88回 2012年 |
11位 | 14位 | 13位 |
87回 2011年 |
本大会に出場なし | ||
86回 2010年 |
本大会に出場なし | ||
85回 2009年 |
11位 | 6位 | 12位 |
84回 2008年 |
13位 | 13位 | 15位 |
83回 2007年 |
19位 | 19位 | 16位 |
82回 2006年 |
19位 | 19位 | 18位 |
81回 2005年 |
本大会に出場なし | ||
80回 2004年 |
17位 | 14位 | 18位 |
79回 2003年 ~71回 1995年 |
本大会に出場なし | ||
70回 1994年 |
14位 | 13位 | 13位 |
69回 1993年 |
本大会に出場なし | ||
68回 1992年 |
13位 | 13位 | 13位 |
67回 1991年 |
13位 | 14位 | 11位 |
66回 1990年 |
7位 | 8位 | 9位 |
65回 1989年 |
12位 | 11位 | 13位 |
64回 1988年 |
7位 | 6位 | 12位 |
63回 1987年 |
11位 | 10位 | 11位 |
62回 1986年 |
9位 | 7位 | 11位 |
61回 1985年 |
12位 | 11位 | 11位 |
60回 1984年 |
13位 | 13位 | 14位 |
59回 1983年 |
11位 | 14位 | 9位 |
58回 1982年 |
10位 | 10位 | 9位 |
57回 1981年 |
13位 | 13位 | 12位 |
56回 1980年 |
12位 | 11位 | 12位 |
55回 1979年 |
10位 | 10位 | 8位 |
54回 1978年 |
12位 | 14位 | 12位 |
53回 1977年 |
12位 | 14位 | 12位 |
52回 1976年 |
8位 | 9位 | 7位 |
51回 1975年 |
7位 | 9位 | 7位 |
50回 1974年 |
6位 | 7位 | 4位 |
49回 1973年 |
5位 | 5位 | 4位 |
48回 1972年 |
5位 | 5位 | 5位 |
47回 1971年 |
4位 | 2位 | 5位 |
46回 1970年 |
4位 | 2位 | 5位 |
45回 1969年 |
4位 | 4位 | 7位 |
44回 1968年 |
6位 | 3位 | 6位 |
43回 1967年 |
3位 | 3位 | 3位 |
42回 1966年 |
5位 | 3位 | 6位 |
41回 1965年 |
4位 | 2位 | 5位 |
40回 1964年 |
3位 | 3位 | 3位 |
39回 1963年 |
6位 | 3位 | 8位 |
38回 1962年 |
10位 | 12位 | 7位 |
37回 1961年 |
11位 | 6位 | 12位 |
36回 1960年 |
11位 | 11位 | 12位 |
35回 1959年 |
11位 | 11位 | 12位 |
34回 1958年 |
12位 | 11位 | 12位 |
33回 1957年 |
12位 | 13位 | 12位 |
32回 1956年 ~1回 1920年 |
本大会に出場なし |
※ 2023年10月現在
※ (第33・34回は短期大学で出場 第35回に4年制になりました。)
参考
過去の記録箱根駅伝 東京箱根間往復大学駅伝競走公式ホームページ
箱根駅伝の歴代優勝校の記録はこちら
>>>箱根駅伝 歴代優勝校の記録
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国士館大学の添田正美監督について紹介!
それでは最後に、国士舘大学の添田正美監督や、陸上競技部駅伝チームについてご紹介したいと思います。
添田 正美(そえた まさみ)監督について
1977年3月29日生まれ 福島県須賀川市出身
岩瀬農業高校を卒業後、国士舘大学へ進学。
箱根駅伝では残念ながら4年連続予選会で敗退、1度も出場することができませんでした。
もしかしたら、箱根駅伝への思いは、人一倍強いかもしれませんね。
国士舘大学を卒業後は富士通を経て2005年にJALグランドサービスに移籍、2007年に現役を引退されました。
マラソンの自己ベストは2時間11分45秒という記録を持っています。
2010年に東京経済大学のコーチに就任、2015年4月から母校である国士舘大学のコーチに就任されました。
そして、2015年10月から監督に就任し、現在に至ります。
国士舘大学陸上競技部駅伝チームのここに注目!
国士舘大学陸上競技部駅伝チームのここに注目!という点について紹介したいと思います。
国士舘大学の駅伝チームの練習拠点は多摩キャンパスで、6コースの400mトラックがある第3種公認全天候型のグラウンドや専用のトレーニングルームがあります。
2023年現在、部員80名で活動。
2023年のチームスローガンは「~刻史せよ 楓の変革~」
箱根駅伝予選会を突破し、シード権を獲得するという目標達成のために、202年度よりチーム力や競技力の更なる向上を目指した取り組みとして、“縦割り班制度”を新たに開始。
1年生~4年生を合わせた1つのチームを作って、チームごとにスローガンを掲げて目標に向かってチームワークをさらに強めていきました。
少人数だからこそより親しくなれたり、団結力も強くなるいい効果が表れた結果、無事予選会を突破。
Twitterにてそれぞれのチームメンバーの紹介をしていますので、気になる方はチェックされるといいかもしれません。
余談ですけれど、2020年度は、2016年度から掲げていたスローガンは「1秒の油断」。
第92回(2015年)箱根駅伝予選会で敗退したことがきっかけ(わずか10秒差で11位になってしまい、予選を通過することができませんでした)。
箱根駅伝の予選会に出場できるのは各チーム10名~12名。
その出場した上位10名の合計タイムで競われるため、1人が1秒速く走っていれば予選会を通過できたという悔しい思いが「1秒の油断」というスローガンに込められているというわけなんです。
2021年度の新たなスローガン「想像を形に〜比類なき国士の証明〜」を掲げ、予選突破した今の次なる目標は、箱根駅伝でシード権を獲得を狙うも2022年第98回箱根駅伝では、総合15位という結果に。
残念ながらシード権を獲得することはできませんでしたけれど、2023年の予選通過しリベンジをかける第99回大会。
少しずつ順位を上げている国士舘大学に注目ですね!
国士館大学を応援するのに参考になるサイトも紹介!
・国士館大学スポーツオフィシャルサイト 陸上競技部(駅伝)(男子)
参考
陸上競技部(駅伝)(男子)国士館大学スポーツオフィシャルサイト
・X(旧Twitter)国士館大学(公式)
参考
国士舘大学 陸上競技部(長距離ブロック)X(旧Twitter)
・Instagram 国士舘大学(公式)
参考
国士舘大学 長距離ブロックInstagram
【箱根駅伝】国士館大学まとめ
箱根駅伝に出場する国士舘大学の歴史や、注目する選手などについてご紹介してきました。
国士舘大学のチーム力の底上げにも期待をしたいところですね。