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大学駅伝と言えば箱根駅伝が人気ですけれど、全日本大学駅伝は出雲駅伝と箱根駅伝に並ぶ、学生三大駅伝と呼ばれるうちの一つとして注目度の高い大会です。
そんな全日本大学駅伝にも箱根駅伝と同様に予選会(地区選考会)があるんですよ。
全日本という大会名の通り、日本各地で地区選考会が行われ、各地区の選考会を通過したチームが参加できる大会となっているんですね。
では、どのようにして全日本大学駅伝の地区選考会が行われているのでしょうか?
日本各地で行われている選考会のうち、一番注目度の高い関東地区選考会について、出場資格や選考方法などをご紹介していきますね。
全日本大学駅伝関東予選の出場資格や条件とは?
それではまず、全日本大学駅伝の関東地区選考会の出場資格や出場条件について見ていきましょう。
関東地区選考会を見たことがある方は、関東の大学はたくさんあるのに、選考会に出場している大学は少ないと感じたことはありませんか?
関東の大学だからといって、すべての大学が予選会に出場できるというわけではなくて、選考方法が決まってるんですよ。
では、関東地区選考会に出場できるのはどういった大学なのでしょうか?
主な選考方法についてご紹介していきますね。
【全日本大学駅伝 関東地区選考エントリー方法】
・決められた受付期間内にエントリーシートを関東学生陸上競技連盟にEメールで提出する。
(解説)
関東地区選考会に出場を希望する大学は、このエントリーシートに8名の10000mの記録と、関東地区選考会に出場を予定している選手13名のエントリーリストを関東学生陸上競技連盟に提出します。
参考 エントリー希望について関東学生陸上競技連盟公式HP
【全日本大学駅伝 関東地区選考会出場資格】
主な出場資格は次の通りです。
・2023年度関東学生陸上競技連盟男子登録者であること
・留学生のエントリーは2名以内で出場できるのは1名
・参加希望大学は期日までにオンラインにてエントリーする
・1チーム8名の10000mの合計タイム上位20校が予選会に出場できる
・20校目が同タイムで複数になった場合はチームの代表者により抽選を行って決定する
ということで、関東にある大学全てが予選会に参加できるわけではないんですね。
特に以下の点
・エントリー期間内に関東地区選考会への出場希望を申し出た大学のうち、8名の10000mの合計タイム上位20校に本選考会の出場権を与える。
エントリーした大学から1チーム8名の10000mの合計タイム上位20校しか予選会に参加することができないんです。
つまり、関東地区選考会に出場する段階で20校に絞られているんですよね。
エントリーで提出した、8名の10000mの合計タイムで出場できるかどうかを振り分けられてしまうので、厳しいですよね。
関東地区の選考会は、出場するだけでも難しい大会であることが分かります。
※ 留学生に関してはエントリーは2名以内、出場は1名まで出場が可能と制限があります。
参考 秩父宮賜杯第55回全日本大学駅伝対校選手権大会関東学生陸上競技連盟推薦校選考会 要項関東学生陸上競技連盟公式HP
全日本大学駅伝2023関東地区選考会の出場校一覧
第55回全日本大学駅伝関東選考会の出場校が発表されました。
以下、出場する大学と合計タイムになります。
第55全日本大学駅伝 関東地区 出場校一覧 | ||
順位 | 大学名 | 合計タイム |
1位 | 東海大学 | 3:49:05.72 |
2位 | 中央学院大学 | 3:49:36.40 |
3位 | 明治大学 | 3:50:26.33 |
4位 | 神奈川大学 | 3:50:44.93 |
5位 | 東京国際大学 | 3:50:55.92 |
6位 | 大東文化大学 | 3:51:06.67 |
7位 | 城西大学 | 3:51:25.72 |
8位 | 帝京大学 | 3:51:32.18 |
9位 | 立教大学 | 3:52:05.22 |
10位 | 日本体育大学 | 3:52:32.42 |
11位 | 法政大学 | 3:52:46.18 |
12位 | 日本大学 | 3:53:13.98 |
13位 | 山梨学院大学 | 3:53:35.22 |
14位 | 東京農業大学 | 3:53:38.17 |
15位 | 駿河台大学 | 3:53:44.69 |
16位 | 麗澤大学 | 3:54:01.10 |
17位 | 国士舘大学 | 3:54:05.16 |
18位 | 専修大学 | 3:54:05.73 |
19位 | 芝浦工業大学 | 3:54:21.16 |
20位 | 亜細亜大学 | 3:54:25.82 |
全日本大学駅伝関東地区選考会2023の日程や場所
それでは次に、全日本大学駅伝の関東地区選考会2023について、もう少し詳しく見ていきましょう。
【全日本大学駅伝関東地区選考会2023概要】
●選考会大会名:秩父宮賜杯 第55回全日本大学駅伝対校選手権大会 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会
●開催日程:2023年6月17 日(土)
●開催場所:相模原ギオンスタジアム(神奈川県相模原市)
●選考方法:10,000m 1チーム2名ずつ4組でレースを行い、8名の合計タイム上位7チームが全日本大学駅伝の本戦への出場権を獲得する。
>>>最終エントリーはこちらを参照
参考 秩父宮賜杯第55回全日本大学駅伝対校選手権大会<br /> 関東学生陸上競技連盟推薦校選考会 最終エントリー関東学生陸上競技連盟公式HP
全日本大学駅伝関東予選2023のテレビ中継やライブ配信は?
全日本大学駅伝の関東地区選考会のテレビ放送はあるのでしょうか?
残念ながら、テレビ放送はされないようなのですよね。
その代わりにYouTubeでライブ配信されますので、そちらで観ることが出来ますよ!
【ライブ配信】
YouTubeにて、第55回全日本大学駅伝関東地区選考会のLIVE配信されます!
配信予定時間
17:20~20:30
※競技開始 10 分前~結果発表を予定
以下から、過去のライブ配信も観られますよ。
【第54回全日本大学駅伝】関東地区選考会 2022/06/19の17:25~ライブ配信開始
背番号5【テレビ朝日@5ch スポーツ公式】
全日本大学駅伝関東予選2023の結果は?
2023年の関東地区選考会から本戦に出場できるのは7枠。
結果は以下のようになりました。
第55回全日本大学駅伝 関東地区選考会 結果 | ||
順位 | 大学名 | 合計タイム |
1位 | 城西大 | 3時間57分35秒40 |
2位 | 大東文化大 | 3時間57分50秒77 |
3位 | 東海大 | 3時間57分58秒89 |
4位 | 東京国際大 | 3時間59分02秒86 |
5位 | 東京農業大 | 3時間59分20秒68 |
6位 | 帝京大 | 3時間59分34秒06 |
7位 | 国士舘大 | 3時間59分45秒19 |
8位 | 立教大 | 3時間59分59秒49 |
9位 | 神奈川大 | 4時間00分07秒27 |
10位 | 明治大 | 4時間00分20秒02 |
11位 | 麗澤大 | 4時間01分53秒78 |
12位 | 日本大 | 4時間02分45秒74 |
13位 | 法政大 | 4時間02分46秒17 |
14位 | 専修大 | 4時間03分13秒98 |
15位 | 日本体育大 | 4時間03分23秒77 |
16位 | 山梨学院大 | 4時間04分13秒48 |
17位 | 亜細亜大 | 4時間04分30秒50 |
18位 | 駿河台大 | 4時間05分02秒70 |
19位 | 中央学院大 | 記録なし |
20位 | 芝浦工業大 | 記録なし |
上位7位までの大学、城西大学、大東文化大学、東海大学、東京国際大学、東京農業大学、帝京大学、国士舘大学が見事、本大会への切符を手にしました。
おめでとうございます!
参考記事のタイトルとURLを入力してください
全日本大学駅伝関東予選2022の結果についても
最終成績、本戦出場決定校7校の結果です。 pic.twitter.com/7jKvb3fl3z
— 陸マガ(陸上競技マガジン) (@rikumaga) June 19, 2022
第54回全日本大学駅伝 関東地区選考会 結果 | ||
順位 | 大学名 | 合計タイム |
1位 | 神奈川大学 | 3時間57分35秒80 |
2位 | 東洋大学 | 3時間57分54秒30 |
3位 | 創価大学 | 3時間58分09秒99 |
4位 | 東海大学 | 3時間58分10秒86 |
5位 | 大東文化大学 | 3時間58分36秒05 |
6位 | 中央学院大学 | 3時間58分48秒82 |
7位 | 日本大学 | 3時間59分04秒40 |
8位 | 城西大学 | 3時間59分44秒33 |
9位 | 帝京大学 | 4時間00分05秒07 |
10位 | 国士舘大学 | 4時間00分32秒79 |
11位 | 立教大学 | 4時間01分03秒46 |
12位 | 山梨学院大学 | 4時間01分08秒38 |
13位 | 駿河台大学 | 4時間01分19秒69 |
14位 | 法政大学 | 4時間03分00秒70 |
15位 | 日本体育大学 | 4時間05分07秒57 |
16位 | 専修大学 | 4時間05分25秒59 |
17位 | 上武大学 | 4時間06分42秒50 |
18位 | 拓殖大学 | 4時間08分18秒49 |
19位 | 東京農業大学 | 4時間08分57秒35 |
NM | 日本薬科大学 | 記録なし |
上位7位までの大学、神奈川大学・東洋大学・創価大学・東海大学・大東文化大学・中央学院大学・日本大学が見事、本大会への切符を手にしました。
全日本大学駅伝関東予選が箱根駅伝よりも狭き門といえる理由
それでは最後に、全日本大学駅伝の関東地区選考会は箱根駅伝よりも狭き門なのか?ということについてみていきましょう。
箱根駅伝もいわば関東の大学が出場している大会ですよね。
そこで改めて、箱根駅伝の予選会と全日本大学駅伝関東地区選考会の比較をしてみました。
当然のことながら箱根駅伝の予選会に出場するための条件はありますが、予選会に出場したチーム数を調べてみたところ、毎年差があるものの、だいたい40校前後のチームが出場していることが分かりました。
多い年では53校も箱根駅伝の予選会に出場していたんですよ。
それに比べて、全日本大学駅伝関東地区選考会では、事前に提出されたエントリーシートでの選考を行い、チームの合計タイムが速い上位20校までしか出場することができません。
関東地区選考会に出場する段階で20校までに絞られるというのは、とてもシビアですよね。
関東地区選考会にすら出場できないことがある、ということを考えると、箱根駅伝に出場するよりも狭き門と言えるのではないでしょうか。
また、全日本大学駅伝の過去の順位を見てみると、上位15校はほぼ関東の大学が占めているから、関東地区選考会といえども全日本大学駅伝の本戦出場を狙う強いチームが多いことが伺えます。
箱根駅伝を見ても全日本大学駅伝を見ても、上位に入賞している大学が同じような顔ぶれに感じるのは、それだけチームの総合力が強く、安定した強さも兼ね備えているからなのかもしれませんね。
全日本大学駅伝関東地区選考会まとめ
全日本大学駅伝の関東地区選考会について、参加条件や出場できるチーム数などを紹介してきました。
私自身も関東地区選考会についてはあまり詳しく知らなかったので、新しいことを知る良いきっかけとなりました。
関東の大学はたくさんあるはずなのに予選会に出場しているチームが少ないように感じていたのは、エントリーしたチーム成績の上位20チームに絞られていたからなんですね。
箱根駅伝を占うとも言われている全日本大学駅伝。
大学三大駅伝の一つでもある全日本大学駅伝、各地区からどのチームが集まるのでしょうか。
とても楽しみです。
全日本大学駅伝についてもっと知りたい方はこちら