【箱根駅伝】東京国際大学の歴史や出場回数&成績!

 

第96回大会(2020年)箱根駅伝において、チーム初のシード権を獲得した東京国際大学

3区では、イエゴン・ヴィンセント選手が1時間を切る区間新記録を出したことで、メディアでも大きく注目されました。

そんな東京国際大学ですが、箱根駅伝の常連校だった?と思うと、名前は聞いたことがあっても、あまり目立った記録や記憶がないなという方も多いのではないでしょうか。

それもそのはず、東京国際大学の箱根駅伝に出場するようになったのは、他の常連校と比べると本当にここ近年だからです。

では、東京国際大学が箱根駅伝に初出場したのはいつだったのでしょうか?

また、どんなチームなのでしょうか?

そこでここでは、今後の活躍が期待されている東京国際大学駅伝部について、箱根駅伝での歴史や注目選手、駅伝部の様子などについてお伝えしていきたいと思います。

 

 

箱根駅伝での東京国際大学の歴史や出場回数&成績は?

 

それではまず、箱根駅伝における東京国際大学の歴史や、箱根駅伝の出場回数、そして箱根駅伝での成績についてご紹介していきたいと思います。

 

箱根駅伝における東京国際大学の歴史

 

東京国際大学駅伝部創部は、2011年(平成23年)

他の大学と比べると、とっても若いチームということが分かりますね。

そして、創部5年目の第92回箱根駅伝の予選会にて9位に入賞を果たし、悲願の箱根駅伝本戦への切符を手にしました。

箱根駅伝初出場となった第92回大会(2016年)の総合成績は17位

翌年は予選会を通過することができず、箱根駅伝に出場することが叶いませんでしたが、第94回大会(2018年)から3大会連続で箱根駅伝に出場しています。

第96回箱根駅伝の予選会においてトップ通過を果たした後、本戦となった第96回大会(2020年)の箱根駅伝では総合5位という大躍進を遂げ、初のシード権も獲得しました。

2021年の第97回箱根駅伝では、総合10位で2020年に引き続いてシード権を獲得。

続く2022年の第98回箱根駅伝でも総合5位で、2023年第99回箱根駅伝の切符を手にしています。

第96回大会の3区区間1位(区間新記録)第97回大会の2区を走り区間1位(区間新記録)という結果を残し、シード権を獲得に大きく貢献したイエゴン・ヴィンセント選手は、現役最後になる4年生。

第99回大会の東京国際大学駅伝部の活躍にも期待できそうですね。

 

そのほかの成績や記録は、以下になります。

 

東京国際大学 箱根駅伝の成績

 

東京国際大学 箱根駅伝の成績
 記 録 回 数
出場回数 6回
シード出場回数 2回
総合優勝回数 0回
往路優勝回数 0回
復路優勝回数 0回
区間賞獲得数 4回

※ 2022年12月現在

 

東京国際大学 箱根駅伝の今までの順位記録

 

東京国際大学 箱根駅伝の今までの順位記録
回・年 総合順位 往路順位 復路順位
98回
2022年
5位 7位 4位
97回
2021年
10位 6位 12位
96回
2020年
5位 3位 6位
95回
2019年
15位 17位 16位
94回
2018年
17位 19位 15位
93回
2017年
本大会に出場なし
92回
2016年
20位 12位 18位
91回
2015年
~1回
1920年
本大会に出場なし

※2022年12月現在

参考 過去の記録箱根駅伝 東京箱根間往復大学駅伝競走公式ホームページ

 

箱根駅伝の歴代優勝校の記録はこちら
>>>箱根駅伝 歴代優勝校の記録
箱根駅伝 歴代優勝校の記録

 

箱根駅伝2023の東京国際大学の注目選手(イェゴン・ヴィンセント)

 

それでは次に、東京国際大学にの2023年の注目選手についてご紹介したいと思います。

箱根駅伝2023の注目選手(イェゴン ヴィンセント)

 

イエゴン・ヴィンセント・キベット(ケニア出身)

2000年12月5日生まれ ケニア共和国ボメットカウンティ・ソティック出身

チェビルベレク高校卒業

走るのは小さい頃から得意だったというイェゴン・ヴィンセント選手ですが、ケリチョカウンティ・リテインの陸上クラブに所属した2016年から本格的に陸上を始めたそうです。

2019年4月東京国際大学に入学したイェゴン・ヴィンセント選手は、ヴィンちゃんという愛称で親しまれ、好きな食べ物は牛丼という、とても愛らしい一面も持っているんですよ。

そんなイェゴン・ヴィンセント選手の強みは、常に納得のいくトレーニングをしているから本番のレースでは緊張をしないということ。

それだけ自分に自信を持てるって、凄いことですよね。

ですが、時々故郷を想い寂しくなるときもあるようで、そんなときにはSNSで家族とやり取りをしたり、ケニア音楽を聞いて気持ちを紛らわしているのだそうです。

箱根駅伝では2大会連続(第96回・第97回)で区間新記録を打ち出し、第97回大会(2021年)には14人をごぼう抜きして驚異的な走りを見せました。

2021年10月10月に行われた出雲駅伝では6区を走り区間賞獲得。

東京国際大学の史上初、出雲駅伝初出場にして初優勝という素晴らしい記録に貢献しました。

第53回全日本大学駅伝でも、3区を走り32分46秒で区間賞(区間新記録)を獲得と、走れば区間賞や区間新という記録を打ち立て向かうところ敵なし?の史上最強の留学生ランナーと言われるイェゴン・ヴィンセント選手。

第98回大会(2022年)箱根駅伝では、2区を走るも日体大競技会で左足を痛めた影響から、5km以降は意図的にペースを落とさざるを得ず、本来の走りが出来ず5位という結果に。

2023年の第99回箱根駅伝では、万全の体調で持てる力を発揮し活躍する姿を見せて欲しいですね。

 

【箱根駅伝での成績】
第96回大会(2020年) 2区 区間賞(区間新)
第97回大会(2021年) 3区 区間賞(区間新)

第98回大会(2022年) 2区 5位

 

【在学中の主な記録】

第33回出雲駅伝(2021年) 6区 区間賞
第53回全日本大学駅伝(2021年) 3区 区間賞(区間新)

 

【自己ベスト】

5000m 13分15秒15(日本学生記録)
10000m 27分24秒42(2021年)
ハーフマラソン 1時間01分18秒 (2022年)

 

東京国際大学の大志田秀次監督について紹介!

 

それでは最後に、順天堂大学の大志田秀次監督や、東京国際大学駅伝部についてご紹介したいと思います。

● 大志田 秀次(おおしだ しゅうじ)監督について

1962年5月27日生まれ 岩手県盛岡市出身

盛岡工業高校を卒業後、中央大学へ進学。

箱根駅伝には2度の出場経験を持ち、4年生の時には8区で区間賞を獲得しています。

中央大学を卒業後は本田技研へ入社。

1986年にソウルで行われたアジア大会の1500m金メダルを獲得するも、1989年に現役を引退

その後、1991年から2001年本田技研のコーチを、そのうち1994年から1999年までは中央大学のコーチを兼任1996年には中央大学の箱根駅伝総合優勝にも貢献しています。

2000年からNHK箱根駅伝の解説者として活躍していましたが、2011年より東京国際大学駅伝部の監督に就任し、現在に至ります。

2019年シーズンに主将を務めた内山涼太選手によると、大志田秀次監督は選手一人ひとりと話しをして状態を聞いたり、怪我をしている選手の回復状態もしっかり把握しれくれていたりと、まるでみんなのお父さんみたいな存在で、とても優しい方なんだそうです。

選手からも慕われている素敵な監督さんなんですね。

 

東京国際大学駅伝部のここに注目!

 

東京国際大学の練習拠点は埼玉県にある坂戸キャンパス(総合グランド)

東京ドーム4個分ほどもある敷地内には陸上競技場やカントリーコース、野球スタジアム2面、サッカー場3面のほか多数のスポーツ競技場があり、各種目の公式試合も行えるほどの設備を誇ります。

なかでも駅伝部のトレーニングセンターには低酸素トレーニングルームがあり、室内にいながら高地環境でのトレーニングが可能なんだとか。

また、2021年にはランニングパフォーマンスクリニックを提供していることで知られているLEOMO社とパートナーシップ契約を結んだことを発表

LEOMO社とパートナーシップ契約を結んだことによって、これまでよりさらにデータ分析やフォームの特性分析が可能になり、ケガの予防や駅伝のレース戦略の強化に活用できることが期待されています。

こちらは完全リモート型のランニングフォーム解析サービスということで、私たちが知らない間にデータ解析の精度も上がっていて、しかもオンラインで行えるということにとても驚きました!

そしてさきほどもご紹介したように、東京国際大学といえばイェゴン・ヴィンセント選手といったように、やはりチームとしてもイェゴン・ヴィンセント選手に頼ってしまうところを感じているようなんですよね。

そこで、「イェゴン・ヴィンセント選手に頼らない駅伝を」ということで、各選手が個々のレベルを上げる取り組みが行われているとのこと。

4年生となったイェゴン・ヴィンセント選手と共に各選手の活躍が楽しみですね。

 

東京国際大学を応援するのに参考になるサイトも紹介!

 

・東京国際大学HP
参考 駅伝部順天堂大学HP

・Twitter 東京国際大学駅伝部
参考 東京国際大学駅伝部Twitter

・GoGoTIU~東京国際大学応援ブログ~
参考 GoGoTIU~東京国際大学応援ブログ~ameblo

 

【箱根駅伝】東京国際大学まとめ

 

東京国際大学駅伝部について、箱根駅伝での歴史や記録、そして監督や練習環境などについてご紹介してきました。

創部9年目にして初のシード権を獲得するなど、急成長を見せている東京国際大学。

一躍有名になったヴィンセント選手のほかにも、丹所健選手など、まだまだ若手の注目選手が多くいます。

この若いチームがどこまで常連校を追い詰めることができるのでしょうか?

ますます白熱してきそうな箱根駅伝、次の大会も楽しみですね。

 

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