箱根駅伝の出場選手のゼッケン(アスリートビブス)について、学校名の下にある番号(例:5ー5など)にはどんな意味があるのだろう?
そんな疑問が浮かんだことはありませんか。
実は、ゼッケンに書かれている番号(前半の数字ー後半の数字)にはきちんとした意味があるのですよ。
私も気になったので調べてみました。
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箱根駅伝のゼッケン番号(前半の数字)の意味とは?
箱根駅伝の選手のゼッケンの番号(前半の数字ー後半の数字)には、ちゃんとした決まりがあるんです。
まず最初に、前半の数字は何を意味しているのでしょうか?
実は、数字の順番には決まったルールがあるのですよ。
ゼッケン(アスリートビブス)の番号(前半の数字)
・1~10・・・前年の大会のシード順(前年度の順位)
・11~20・・・箱根駅伝の予選会の順位
※ シード校以外の大学は、10月に開催される予選会の10位以内が箱根駅伝に出場できます。
分かりやすく番号をふっていくとこんな感じ(途中から省略あり)
1・・・前年の大会1位
2・・・前年の大会2位
3・・・前年の大会3位
以下同様に、10・・・大会10位まで続く
11・・・予選会1位
12・・・予選会2位
13・・・予選会3位
以下同様に、20・・・予選会10位まで続く
ちなみに、21・・・関東学生連合チームになります。
箱根駅伝のゼッケン番号(後半の数字)の意味とは?
続いて、箱根駅伝の選手のゼッケン番号に書かれている後半の数字は何を意味しているのでしょうか?
後半の数字は、エントリー番号を意味しているのですよ。
ゼッケン(アスリートビブス)の後半の数字
・1~10・・・その選手が走るエントリー時の区間(1区から順に1~10)
・11~16・・・補欠選手
分かりやすく番号をふっていくと
1・・・1区(エントリー時の区間)
2・・・2区(エントリー時の区間)
3・・・3区(エントリー時の区間)
以下同様に、10・・・10区まで続く
11・・・補欠選手の番号(補欠1)
12・・・補欠選手の番号(補欠2)
13・・・補欠選手の番号(補欠3)
以下同様に、16・・・補欠選手の番号(補欠6)に続く
箱根駅伝選手のゼッケンについての補足情報
箱根駅伝の選手のゼッケン(アスリートビブス)について、知っているとためになる補足情報もお伝えしますね。
選手がつけているゼッケンに関して、ルールでは以下のように決められているんですよ。
第 99 回東京箱根間往復大学駅伝競走 競技実施要項
[1] 概 要 1. 服 装 アスリートビブス た す き
2) 胸と背に主催者指定のアスリートビブスを付けること。トレーニングシャツ等を着
用の場合も同様とする。
ゼッケンって、大会本部指定のものを使用しているんですね。
細かいことを気にして観ていなかったので、こういうこともルールに書かれているんだと勉強になりました。
ちなみに、以前はゼッケンと言っていたのですけれど、現在では日本陸上競技連盟の競技規則の改正で、『アスリートビブス(ビブス)』と呼ぶように変更されています。
ゼッケンと呼んでいたのは日本だけだったみたいですね。
日本の陸上競技選手が海外の競技大会に頻繁に参加するようになり、アスリートビブスという呼び方に統一したよう。
ついつい言いやすくてゼッケンって言ってしまうのですけど、現在はアスリートビブスと言うようになったと覚えておいてくださいね。
ゼッケンについての豆知識になりますけれど、『ゼッケン』という言葉の由来には、以下の諸説あるようですね。
1)ドイツ語で「覆う」という意味の”Decken”(デッケン)に由来とする説
2)ドイツ語の「目印」を意味する”Zeichen”(ツァイヒェン)の綴りをローマ字読みしたもの、たとえば「ゼイチェ
ン」という読みから転訛したという説
3)ドイツ語の”Säckchen”や”Sequens”、イタリア語の”zechin(zecchino)”、ノルウェー語あるいは和製外国語という説
箱根駅伝のゼッケン(アスリートビブス)まとめ
箱根駅伝のゼッケン(アスリートビブス)の数字が何を意味しているのか、調べたことをお伝えしてきました。
前半部分・後半部分の数字にはそれぞれ決まりがあるのですね。
なんとなく観ていたことも調べてみると興味深く、歴史があって勉強になりました。
ぜひ、今度の箱根駅伝を観戦するときには、ゼッケン(アスリートビブス)も気にして観てみてください。
箱根駅伝のルールや出場校について詳しく知りたい方はこちら