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箱根駅伝の常連校である中央大学。
箱根駅伝に詳しい方ならご存知かもしれませんが、中央大学は箱根駅伝の出場回数がダントツ1位なんですよね。
過去には優勝した経験もあり、シード権の常連校だった時期もありましたが、近年は予選会からの出場が多くなっている中央大学。
そんな中央大学の歴史や成績、箱根駅伝の連続出場回数といった記録を振り返りつつ、監督のことなどご紹介していきます。
中央大学陸上競技部についても調べてみましたので、ぜひ、最後までご覧になってみてくださいね。
中央大学の連続出場や優勝回数は?過去の成績も
それではまず、箱根駅伝における中央大学の歴史や、箱根駅伝の出場回数、そして箱根駅伝での成績についてご紹介していきたいと思います。
箱根駅伝における中央大学の歴史
中央大学陸上競技部が創立されたのは1920年(大正9年)。
2020年には、創部100周年を迎えました。
箱根駅伝では最多総合優勝(14回)、最多出場回数(95回)を誇り、常連校の名に相応しい成績を残しています。
また、1960年代には6連覇を達成し、OB選手を含めると延べ36人もの選手をオリンピックに輩出しているんですよ。
箱根駅伝には第2回大会(1921年)から登場し、第24回大会(1948年)で初優勝を飾ると、シード権の常連校として長期に渡り箱根駅伝の中心的存在になりました。
しかし、第89回大会(2013年)で途中棄権になってしまったことを境にシード権落ちが続くようになると、ついに第93回大会の予選会で落選、長年継続していた箱根駅伝連続出場回数が87回で途切れてしまったんですね。
中央大学の箱根駅伝連続出場回数の87回という記録は、2位の日本体育大学の74回と比べても本当に断トツ1位の記録なのですよね。
その記録が途絶えてしまったというのは、選手たちにとってもファンにとっても本当に残念なことだったと思います。
第97回大会(2021年)の予選会が行われた2020年は、中央大学陸上競技部の創部100周年を迎えるということもあって、より強い気持ちでレースに臨んでいたよう。
その甲斐もあって、予選会では見事2位で通過、本戦への切符を手にしました。
ただ、すぐに過去の勢いが戻ることは難しく、本戦の箱根駅伝2021では12位とシード権にはあと一歩及ばず、予選会に希望を託すことになりました。
第98回大会(2022年)は、予選会を2位で通過し、本戦では総合6位となりシード権を獲得。
第99回箱根駅伝(2023年)では、往路も復路も2位をキープし総合2位という結果を残しています。
予選会からの参加で2位って凄いこと。
この勢いで再びシード権の常連校となることができるのでしょうか?
今後のチームに期待がかかります。
そのほかの細かい記録は、以下をご覧くださいね。
中央大学 箱根駅伝の成績
中央大学 箱根駅伝の成績 | |
記 録 | 回 数 |
出場回数 | 96回 |
シード出場回数 | 52回 |
総合優勝回数 | 14回 |
往路優勝回数 | 15回 |
復路優勝回数 | 14回 |
区間賞獲得数 | 139回 |
※ 2023年10月現在
中央大学 箱根駅伝の今までの順位記録
中央大学 箱根駅伝の今までの順位記録 | |||
回・年 | 総合順位 | 往路順位 | 復路順位 |
99回 2023年 |
2位 | 2位 | 2位 |
98回 2022年 |
6位 | 6位 | 8位 |
97回 2021年 |
12位 | 19位 | 3位 |
96回 2020年 |
12位 | 13位 | 12位 |
95回 2019年 |
11位 | 12位 | 8位 |
94回 2018年 |
15位 | 10位 | 18位 |
93回 2017年 |
本大会に出場なし | ||
92回 2016年 |
15位 | 16位 | 14位 |
91回 2015年 |
19位 | 10位 | 19位 |
90回 2014年 |
15位 | 17位 | 11位 |
89回 2013年 |
棄権(5区) 往路・総合記録なし(復路は参考) | ||
88回 2012年 |
8位 | 12位 | 6位 |
87回 2011年 |
6位 | 8位 | 6位 |
86回 2010年 |
4位 | 4位 | 4位 |
85回 2009年 |
10位 | 11位 | 6位 |
84回 2008年 |
7位 | 10位 | 8位 |
83回 2007年 |
8位 | 14位 | 5位 |
82回 2006年 |
8位 | 3位 | 14位 |
81回 2005年 |
4位 | 6位 | 2位 |
80回 2004年 |
7位 | 13位 | 3位 |
79回 2003年 |
5位 | 12位 | 2位 |
78回 2002年 |
4位 | 6位 | 4位 |
77回 2001年 |
3位 | 1位 | 6位 |
76回 2000年 |
3位 | 4位 | 3位 |
75回 1999年 |
4位 | 4位 | 4位 |
74回 1998年 |
4位 | 5位 | 5位 |
73回 1997年 |
4位 | 2位 | 11位 |
72回 1996年 |
1位 | 2位 | 1位 |
71回 1995年 |
3位 | 5位 | 1位 |
70回 1994年 |
4位 | 4位 | 4位 |
69回 1993年 |
3位 | 4位 | 3位 |
68回 1992年 |
4位 | 5位 | 5位 |
67回 1991年 |
3位 | 2位 | 5位 |
66回 1990年 |
3位 | 6位 | 1位 |
65回 1989年 |
3位 | 3位 | 4位 |
64回 1988年 |
5位 | 4位 | 8位 |
63回 1987年 |
3位 | 2位 | 2位 |
62回 1986年 |
8位 | 11位 | 3位 |
61回 1985年 |
6位 | 10位 | 4位 |
60回 1984年 |
11位 | 11位 | 11位 |
59回 1983年 |
10位 | 7位 | 11位 |
58回 1982年 |
8位 | 5位 | 10位 |
57回 1981年 |
11位 | 11位 | 11位 |
56回 1980年 |
無効 | 15位 | 無効 |
55回 1979年 |
13位 | 11位 | 10位 |
54回 1978年 |
7位 | 11位 | 6位 |
53回 1977年 |
8位 | 7位 | 7位 |
52回 1976年 |
4位 | 4位 | 5位 |
51回 1975年 |
6位 | 8位 | 4位 |
50回 1974年 |
7位 | 8位 | 5位 |
49回 1973年 |
6位 | 11位 | 2位 |
48回 1972年 |
6位 | 6位 | 6位 |
47回 1971年 |
8位 | 6位 | 8位 |
46回 1970年 |
9位 | 5位 | 10位 |
45回 1968年 |
11位 | 13位 | 8位 |
44回 1967年 |
5位 | 5位 | 4位 |
43回 1966年 |
4位 | 2位 | 6位 |
42回 1965年 |
4位 | 5位 | 4位 |
41回 1964年 |
2位 | 3位 | 2位 |
40回 1963年 |
1位 | 1位 | 1位 |
39回 1962年 |
1位 | 1位 | 2位 |
38回 1961年 |
1位 | 1位 | 1位 |
37回 1960年 |
1位 | 1位 | 1位 |
36回 1959年 |
1位 | 3位 | 1位 |
35回 1958年 |
1位 | 1位 | 2位 |
34回 1957年 |
2位 | 2位 | 2位 |
33回 1956年 |
2位 | 2位 | 3位 |
32回 1955年 |
1位 | 1位 | 1位 |
31回 1954年 |
1位 | 1位 | 1位 |
30回 1953年 |
3位 | 2位 | 3位 |
29回 1953年 |
1位 | 1位 | 1位 |
28回 1952年 |
2位 | 1位 | 3位 |
27回 1951年 |
1位 | 1位 | 1位 |
26回 1950年 |
1位 | 1位 | 1位 |
25回 1949年 |
4位 | 9位 | 1位 |
24回 1948年 |
1位 | 1位 | 1位 |
23回 1947年 |
2位 | 2位 | 2位 |
22回 1943年 |
4位 | 5位 | 2位 |
21回 1940年 |
3位 | 5位 | 3位 |
20回 1939年 |
3位 | 3位 | 5位 |
19回 1938年 |
5位 | 6位 | 6位 |
18回 1937年 |
6位 | 4位 | 9位 |
17回 1936年 |
3位 | 4位 | 4位 |
16回 1935年 |
4位 | 6位 | 4位 |
15回 1934年 |
5位 | 8位 | 3位 |
14回 1933年 |
5位 | 5位 | 3位 |
13回 1932年 |
5位 | 5位 | 6位 |
12回 1931年 |
6位 | 7位 | 6位 |
11回 1930年 |
3位 | 6位 | 4位 |
10回 1929年 |
7位 | 7位 | 7位 |
9回 1928年 |
8位 | 8位 | 5位 |
8回 1927年 |
2位 | 3位 | 2位 |
7回 1926年 |
1位 | 1位 | 2位 |
6回 1925年 |
3位 | 1位 | 4位 |
5回 1924年 |
本大会に出場なし | ||
4回 1923年 |
2位 | 4位 | 2位 |
3回 1922年 |
4位 | 4位 | 5位 |
2回 1921年 |
7位 | 7位 | 7位 |
1回 1920年 |
本大会に出場なし |
※2023年10月現在
※ 第56回大会の中央大学は7区走者と8区走者の届出ミスにより、7区と8区の区間記録及び総合成績と復路成績の順位、記録は無効。
参考 過去の記録箱根駅伝 東京箱根間往復大学駅伝競走公式ホームページ
箱根駅伝の歴代優勝校の記録はこちら
>>>箱根駅伝 歴代優勝校の記録
箱根駅伝 歴代優勝校の記録
中央大学 箱根駅伝2023の注目選手!
それでは次に、中央大学の2023年の注目選手についてご紹介したいと思います。
箱根駅伝2023の注目選手(吉井大和)
★吉居 大和(よしい やまと)
【経歴やどんな選手か?魅力なども】
2002年2月14日生まれ 愛知県田原市出身。
中学校は愛知県の田原東部中学校に通っていましたが、高校は宮城県の名門、仙台育英高校へ進学しました。
そして2020年4月、中央大学に入学。
吉居大和選手の高校時代は?というと、高校2年生のときに全国高校駅伝の1区に抜擢されるも結果は区間42位。
というのも、吉居大和選手は当時、ケガに悩まされていたのです。
高校1年生のときに大腿骨頸部を、そして高校2年生のときには右膝脛骨を疲労骨折するなど、長い間ケガとの戦いが続いて、思うような走りが出来なかったそうなんですね。
そんな吉居大和選手に転機が訪れたのは高校3年生の時。
周囲からも「筋肉がついてきたね」と言われるようになり、体重に大きな変化はなかったもののトレーニングの成果もあって、脚が太くなったことでケガをすることがなくなったのだそう。
と同時に、それまで足りていなかったラストスパートでのスピードも出るようになり、記録も伸びるようになりました。
吉居大和選手が注目されるようになったのは、2020年7月に行われたホクレン・ディスタンスチャレンジシリーズの5000m。
深川大会(8日)では自己ベストを大幅に更新する13分38秒79でトップになると、続く千歳大会(18日)の千歳大会ではU20日本記録の13分28秒31をマークして、15年振りにU20日本人記録を塗り替えました。
そして、速さだけではなく、強さを見せつけたのは、2020年9月13日に行われた日本インカレ5000m。
2人のケニア人留学生や、3年連続日本人トップの記録を目指す吉田圭太選手(青山学院大学)らを押さえて、堂々の1位を獲得!
優勝タイムは13分40秒04で、U20日本歴代9位に相当する記録なんだそうです。
すごいですよね。
また、吉居大和選手は走りだけではなく、コーチのアドバイスを聞く姿勢も丁寧なのだと言います。
人の意見て、なかなか受け入れられないものだったりしますよね。
ですが、吉居大和選手は「自分の感覚と同じくらい、近くで見てくれている人の意見は大切にしている。」と話します。
こうした精神的な心構えも、吉居大和選手の走りの成長に繋がっているようです。
大学で陸上をやるからには箱根駅伝で優勝したいという強い思いを持っている吉居大和選手。
意気込んで臨んだ初めての箱根駅伝では、コロナ禍の影響で変則的な日程となった日本選手権を終えてからの短期間の調整だったのもあり、20㎞近くの距離には対応しきれなかったよう。
箱根駅伝後の2月には渡米し、アメリカのプログラム「BTC(Bowerman Track Club)」の練習に参加し、トップレベルの練習を3か月ほど経験。
2021年11月7日の全日本大学駅伝では1区を走り、2位に。
1年目となる2021年の第97箱根駅伝では、3区を走り15位と振るわずでしたが、2年目となる2022年の第98回箱根駅伝では、1区を1時間0分39秒で走り区間新記録を樹立。
吉居大和選手の1区での記録は、第83回大会(2007年)に佐藤悠基選手(東海大)がマークし、それまで長く破られずにいた1時間1分6秒という記録を27秒も更新するものでした。
3年目となる第99回大会(2023年)にはさらに進化した姿を見せてくれるのでしょうか?
楽しみな選手ですね。
【箱根駅伝での成績】
第97回大会(2021年) 3区 15位
第98回大会(2022年) 1区 1位
【自己ベスト】
1500m 3分46秒75(2020年)
3000m 8分06秒44(2019年)
5000m 13分25秒87(2020年)
10000m 28分08秒61(2020年)
ハーフマラソン 1時間01分47秒(2020年)
吉居大和選手の過去のインタビュー記事はこちら
>>>出典:chuspo web 特集・吉居大和 2年目インタビュー前編
>>>出典:chuspo web 特集・吉居大和 2年目インタビュー後編
中央大学の藤原正和監督について紹介!
それでは最後に、中央大学の藤原正和監督や、中央大学陸上競技部についてご紹介したいと思います。
★ 藤原 正和(ふじわら まさかず)監督について
1981年3月6日生まれ 兵庫県神崎郡大河内町出身
西脇工業高校を卒業後、中央大学へ進学。
大学時代には箱根駅伝に4年連続で出場していて、1年生のときには5区で区間賞を、4年生のときには2区で区間賞を獲得しました。
2003年ホンダに入社。
社会人になった後も、世界陸上選手権大会男子マラソンに3回に渡り日本代表として出場を果たし、2010年の東京マラソンでは優勝を飾るなど、数々の入賞・優勝記録を持っています。
また、初マラソン日本最高記録・マラソン日本学生最高記録保持者でもあるんですよ。
2016年3月に現役引退、ホンダを退社と同時に中央大学陸上競技部監督に就任、現在に至ります。
応援サイトでの藤原正和監督の紹介での言葉。
今年のスローガンは『真紅の襷に個を刻め』。”速さを強さに”をテーマに目標である箱根駅伝5位に向けてチーム一丸となり全力で取り組んで参ります。
不振が続いている中央大学を上向きに好転させることができるのでしょうか?
その手腕に注目が集まります。
【箱根駅伝での成績】
第76回大会 5区 1位 1時間11分36秒 区間賞
第77回大会 5区 2位 1時間13分51秒
第78回大会 5区 3位 1時間14分36秒
第79回大会 2区 1位 1時間07分31秒 区間賞
【大学卒業後の主な記録】
2004年 第45回東日本実業団対抗駅伝競走大会 3区 区間賞
2008年 第52回全日本実業団対抗駅伝競走大会 7区 区間賞
2009年 第50回東日本実業団対抗駅伝競走大会 7区 区間賞
2010年 東京マラソン2010 優勝
2011年 第52回東日本実業団対抗駅伝競走大会 7区 区間賞
中央大学陸上競技部のここに注目!
中央大学陸上競技部のここに注目!してほしい点について紹介したいと思います。
中央大学陸上競技部の選手たちは2010年に完成した「東豊田寮」にて寮生活を行っています。
鉄筋コンクリート5階建ての東豊田寮には、食堂やトレーニング室はもちろんのこと、トレーナールームや学習室も完備。
大学まではバスで15分と、やや不便さも感じられますが、大学所有のバスにて移動が可能なようですので、その点では安心して利用することができそうです。
また、大学の敷地内に全天候型グラウンドとウエイトトレーニング設備もあり、申し分ない練習環境といえるでしょう。
第99回大会(2023年)箱根駅伝ではどのようなレースを見せてくれるのでしょうか。
中央大学の活躍に期待が高まりますね。
中央大学を応援するのに参考になるサイトも紹介!
・中央大学陸上競技部HP
参考
トップページ中央大学陸上競技部HP
・Twitter 中央大学陸上競技部
参考
中央大学陸上競技部Twitter
・中央大学駅伝応援サイト
参考
トップページ中央大学駅伝応援サイト
【箱根駅伝】中央大学まとめ
箱根駅伝に出場する中央大学の歴史や、注目する選手などについてご紹介してきました。
2021年は、コロナウィルスの影響もあって、例年とは違う形で予選会が行われたものの、2位で予選会を通過した中央大学。
2022年の第98回箱根駅伝で総合6位となりシード権を獲得し、2023年の第99回箱根駅伝でも総合2位で連続シード権を獲得。
記念大会となる2024年に開催される第100回大会への出場も確定しています。
シード権はもちろんのこと、優勝争いにも中央大学がどこまで食い込んでいけるのか?楽しみですね。
出雲駅伝は頑張りましたね!この勢いで伊勢路を頑張り箱根に繋いでください!応援しています。
おかちゃんさん
コメントありがとうございます。
出雲駅伝本当に頑張ってましたね!この勢いのまま進んでほしいですね!
今年度の全日本大学駅伝や箱根駅伝も俄然楽しみになってきました!