箱根駅伝の出場資格には年齢制限がない?いつから&過去最高年齢も

 

毎年1月2日から3日にかけて行われる箱根駅伝。

この箱根駅伝、正式名称は「東京箱根間往復大学駅伝競走」といって、関東学連に加盟している大学に所属している学生が出場できるのですが、大学生といっても浪人生であったり、一度社会に出た人が大学に入り直すケースもありますから、必ずしも大学生と呼ばれる人たちが20歳前後とは限らないですよね。

ということは、24歳を過ぎても箱根駅伝に出れるのでしょうか?

それとも箱根駅伝には年齢制限があるのでしょうか?

ちょっと気になりますよね!

私も気になって調べたので、箱根駅伝に出場できる年齢について分かりやすくお伝えしていきたいと思います。

 

 

箱根駅伝の出場資格には年齢制限がない?留学生も出場できる?

 

それではまず、箱根駅伝の出場資格について見ていきたいと思いますね。

気になる年齢制限についてなのですが・・・結論から言うと、今は年齢制限がないんです!

ちょっと意外だと思いませんでしたか?

こういったスポーツ競技って、結構細かいルールがあったりするので、私も年齢制限があるのかな?と思っていたのですが、今は年齢制限がないんですね。

今は、というには理由があって、実は昔は年齢制限があったのです。

 

箱根駅伝に年齢制限があったのはいつ?

 

箱根駅伝に年齢制限があったのは、1947年から1992年まで

上記の期間は、箱根駅伝に出場できるのは28歳以下という年齢制限が設けられていました。

この年齢制限によって箱根駅伝に出場することができなかったのが、駒澤大学陸上競技部監督の大八木弘明(おおやぎ ひろあき)監督です。

大八木弘明監督は、社会人を経て24歳で駒澤大学へ入学しました。

第60回大会(1984年)~第62回大会(1986年)までの3年間、箱根駅伝に出場して2度の区間賞を獲得したものの、第63回大会(1987年)の大学4年生のときに年齢制限の対象となってしまった為、箱根駅伝には出場できなかったのだそう。

そして箱根駅伝といえば、外国人留学生についてもたびたび話題に上がりますが、外国人留学生の出場資格はどうなんでしょうか?

もう少し詳しく見ていきましょう。

 

外国人留学生に関する箱根駅伝の出場資格

 

外国人留学生だからといって、年齢制限があるわけではありません。

ですが、外国人留学生には次のようなルールが設けられています。

  • 箱根駅伝にエントリーできるのは各チームに2名まで
  • 箱根駅伝の本戦に出場できるのは1名まで

また、外国人留学生といったことに関わらず、箱根駅伝の予選会及び本戦にエントリーできるのは4回までというルールがありますので、この条件を満たしている限り、年齢問わず出場することができるということになります。

※同一年度における予選会と本戦両方への出場は 1回とカウントします。

 

箱根駅伝の出場資格に年齢制限がなくなったのはいつから?

 

そもそも、箱根駅伝に年齢制限がなくなったのは、いつからなのでしょうか?

少し歴史をさかのぼってみましょう。

箱根駅伝に年齢制限がなくなったのは、第69回の平成5年(1993年)から

2018年に行われた第94回箱根駅伝では、30歳のオールドルーキーと呼ばれた渡辺和也選手(当時1年)が出場するということで話題になりました。

渡辺和也選手は報徳学園高校を卒業後、山陽特殊製鋼や四国電力、日清食品グループを経て、2017年に東京国際大学に入学したという経歴の持ち主。

10歳近く歳が離れたチームメイトとは、最初こそ気まずい空気もあったようですが、しだいに馴染んできたといいます。

年齢差は関係なく、同じ目標に進める仲間がいるというのは、素敵なことですよね!

 

箱根駅伝に出場した最高年齢の選手は?戦前とルール改正後

 

それでは最後に、過去に箱根駅伝に出場した最高年齢の選手をご紹介したいと思います。

箱根駅伝に出場した高齢選手の正確な記録は残っていないようですけれど、最高年齢の選手は、村社講平(むらこそ こうへい)さん(中央大学)とされています。

さきほどは、1947年から1992年まで28歳以下という年齢制限が設けられていた、ということをお伝えしましたが、1947年以前には年齢制限が設けられていなかったため、1939年に行われた第20回箱根駅伝に出場した村社講平さんは、当時33歳131日で、なんと5区の区間賞も獲得しているんですよ。

33歳で区間賞だなんて、凄いですよね!


参考
箱根駅伝登録選手発表 駒大の鈴木芽吹、青学大の岸本大紀がメンバー入り 創価大の小野寺勇樹は外れるスポーツ報知

 

箱根駅伝の年齢制限まとめ

 

箱根駅伝に出場する年齢制限について、関東学連に加盟している大学で、かつ、本戦と予選会を通じてエントリーをしているのが4回までという条件をクリアしていれば、年齢や国籍は関係なく箱根駅伝に出場することができる、ということが分かりました。

年齢制限がないのは意外だったので私も調べてみて勉強になりました。

 

箱根駅伝のルールや出場校について詳しく知りたい方はこちら

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