箱根駅伝のシード権のルールとは?重要である理由と2023年シード校一覧!

 

箱根駅伝のテレビ中継を見ていると、『シード権』とか『シード権争い』、または『シード校』という言葉を多く耳にします。

箱根駅伝を見始めてまだ日が浅いという方にとっては、耳慣れない言葉かもしれませんね。

実は、箱根駅伝には” たすきを途切れることなく最後まで繋ぐ ” という目的もありますが、シード権を獲得する ”というのも目的の一つであり、非常に重要なんですよ。

ということで、シード権とは何か?

また、なぜ獲得することがそれほど重要なのか?という点について、分かりやすく説明したいと思います。

更に、2023年1月2日と3日に開催予定の第99回箱根駅伝のシード権を獲得している大学(シード校)についてもお伝えしますね。

 

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箱根駅伝のシード権のルールとは?何位まで獲得できる?

 

まず、箱根駅伝のシード権のルールについて説明しましょう。

 

箱根駅伝とは、『東京箱根間往復大学駅伝競走』の略で、主催は関東学生陸上競技連盟、出場校は全て関東の大学で関東学連加盟校以外の大学は出場できません。

毎年、1月2日と3日の2日間に渡って往路と復路を走り、その総合成績で順位が決まります。

そして、その年の箱根駅伝で総合成績上位10校(1位~10位の大学)には、予選会なしで翌年の箱根駅伝に出場できる権利が与えられます。

それが『シード権』

第 98 回東京箱根間往復大学駅伝競走
開催要項
12. シ ー ド 権
当駅伝競走に関する内規第4 章「参加校数、シード校数、予選会」第13 条に基づき、本大会で
10位までに入った大学は、第 99 回東京箱根間往復大学駅伝競走のシード権を取得する。

出典:第 98 回東京箱根間往復大学駅伝競走 開催要項

 

具体例をあげて説明すると、2022年の箱根駅伝でシード権を獲得した大学(1位~10位の大学)は、2023年の箱根駅伝の出場が自動的に決まるということ。

 

シード権を獲得した上位10校の大学は、『シード校』と呼ばれます。

 

箱根駅伝は、記録が残らないオープン参加である関東学生連合チームを除いた、20校で競われます。

20校のうち10校が前回大会の総合成績上位10校、つまりシード権がある大学ということになるんですね。

 

では、残りの10校はどのようにして選ばれていると思いますか?

毎年10月、箱根駅伝の残り10校の出場枠をかけた予選会が行われているのです。

予選会にエントリーする大学は40校前後、2021年に行われた箱根駅伝2022の予選会では41校が出場しました。

この予選会の上位10校が、箱根駅伝に出場できるです。

つまり、40校前後の大学が参加する予選会で、10位以内に入らないと予選会を通過できないということ。

40校中の10校という数字だけを取って見ても、とても狭き門であることが想像できますよね。

 

シード権を獲得できれば、競争率の高い予選会の出場が免除れます。

予選会に出場しなくても箱根駅伝に出場できるというのは、それだけでも大きなメリットがあると言えますよね。

そう考えると、予選会なしで翌年の箱根駅伝に確実に出場できるシード権が、よりいっそう魅力的に見えてきませんか?

 

続く見出しでは、箱根駅伝でシード権を獲得することが重要な理由について、さらに詳しくお伝えしていきますね。

 

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箱根駅伝のシード権を獲得することが重要である理由とは?

 

前の見出しから、予選会なしで翌年の箱根駅伝に確実に出場できる権利『シード権』と言うことは、もう分かりましたよね。

そして、シード権がない大学は、予選会を通過しなければならないということもお分かりいただけたと思います。

 

この予選会も近年は全体の実力が上がってきていて、箱根駅伝本番さながらに準備をして迎えないと、上位は狙えないとも言われてるんですよね。

10月の予選会を通過したとしても箱根駅伝までは2ヶ月余り、選手の疲労回復と再び箱根駅伝に向けて立て直さなければならないという課題が出てきます。

また、予選会に向けては8月頃から調整をしなければならないとも言われていて、これは選手や駅伝メンバーを選出するチームにとっても、大きな負担となっているようなんですね。

 

学生三大駅伝と呼ばれる10月の『出雲駅伝11月の『全日本大学駅伝』1月の『箱根駅伝』この中の全日本大学駅伝関東予選6月に行われます。

 

こうした駅伝大会の年間スケジュールの中、選手が何度も万全の状態で、大会にピークを持っていくのは容易なことではないでしょう。

 

予選会に出場する必要がなければ、本戦に集中して尽力出来るので選手やチームにかかる負担も軽減されますよね。

また出雲駅伝や、全日本大学駅伝に向けても調整がしやすくなりますから、こういった理由からもシード権は重要になってくると考えられるんですよ。

 

さらに、他にもシード権を獲得する大きなメリットが大学側にもあります。

少し見方を変えてみると、箱根駅伝は関東の大学しか出場しない、いわば関東ローカルの駅伝にも関わらず全国放送されていますよね。

シード圏内を走っている10位以内の大学は、テレビ中継でも多く映し出されます

そうなれば大学の名前は日本各地に知れ渡ると当時に、駅伝が強いというブランドもついて、その大学に入る新入生の増加も期待できますし、実際に関東の大学とはいえ出身高校が東北や関西、九州の選手が多いこともそのことを証明していますよね。

 

シード圏内を走っていてテレビにも良く映ることで大学の宣伝効果にも繋がり、さらにシード権を獲得すれば予選会が免除になり、大きな大会に向けてチームとしての目標が明確になるというのは、メリットとしてはかなり大きいといえるのでは?

このようにシード権を獲得することは、箱根駅伝だけの特権ではなく、大学そのものや駅伝チームを作り上げる上でとても重要なのですよ。

 

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第99回箱根駅伝(2023年)のシード校一覧

 

それでは次に、第98回箱根駅伝(2022年)の総合順位1位~10位と、第99回箱根駅伝(2023年)のシード権を獲得したチームについても見ていきましょう。

箱根駅伝2022の総合順位(箱根駅伝2023のシード校)

 

箱根駅伝2022の総合順位(箱根駅伝2023のシード校)
順 位学 校 名記 録
1位青山学院大学10時間43分42秒
2位順天堂大学10時間54分33秒
3位駒澤大学10時間54分57秒
4位東洋大学10時間54分59秒
5位東京国際大学10時間55分14秒
6位中央大学10時間55分44秒
7位創価大学10時間56分30秒
8位國學院大學10時間57分10秒
9位帝京大学10時間58分06秒
10位法政大学10時間58分46秒

 

以上の10校が2023年1月2、3日に開催される第99回箱根駅伝に出場が確定しています。

 

箱根駅伝のシード権まとめ

 

箱根駅伝のシード権について、翌年の箱根駅伝に予選会なしで出場できる権利であること、また箱根駅伝のシード権を獲得することが重要である理由についてもお伝えしてきました。

予選会を免除されるということは、選手にとって体力・時間・精神的な負担の軽減、主要な駅伝の大会に集中して尽力出来るという大きなメリットがあります。

また、大学には全国放送のテレビで宣伝されるという大きなメリットがあることも分かりました。

 

これまでの箱根駅伝の記録を見てみるとシード権を獲得している大学の半数以上は、その前の年からシード権を持ち続けています。

そう考えると優勝ももちろん大切ですが、それ以前にシード権を獲得することも、翌年以降のレース展開を有利に運ぶための大事な要素なのだと強く感じました。

それだけにシード権を逃すということは、大きなダメージになるのでしょうね。

シード権がある大学は続けてシード権を獲得できるよう、またシード権がない大学は次こそシード権を獲得できるよう、頑張って欲しいと思います。

 

初心者はこちらで箱根駅伝のルールや基礎知識を学んでおくとより観戦を楽しめますよ。

 

4 COMMENTS

青年実業家

「風が強く吹いている」を見ていて、シード権を獲得しても翌年メンバーが10人未満になった場合は?

さくきよ

青年実業家さん、コメント頂きありがとうございます。

「シード権を獲得しても翌年メンバーが10人未満になった場合は?」という質問にお返事させていただきますね。

実は、箱根駅伝は毎年『東京箱根間往復大学駅伝競走 開催要項』、『同競技 実施要項』ならびに『同駅伝競走に関する内規』に基づいて実施されています。

※以下は、第 96 回東京箱根間往復大学駅伝競走の競技実施要項・内規から引用した内容です。

” 第 96 回東京箱根間往復大学駅伝競走
 
競技実施要項

[1] 概 要 

2. 走行方法
    1) 各チームとも、各区間 1 名の競技者で競走し、伴走は一切認めない。
    2) 各競技者とも出場は 1 区間に限る。 ”

https://api.hakone-ekiden.jp/storage/top_setting/tournament/48.pdf
出典:東京箱根間往復大学駅伝競走公式HP 第 96 回東京箱根間往復大学駅伝競走 競技実施要項

” 
東 京 箱 根 間 往 復 大 学 駅 伝 競 走 に 関 す る 内 規

第5章 競技細則
第15条(概要、走行方法)
①各校各区間とも1名の競技者で走行し、伴走は一切認めない。
②各競技者とも走行は1区間に限る。  ”

https://web.archive.org/web/20141015153600/http://www.kgrr.org/event/2006/kgrr/83hakone/83naiki-new.pdf
出典:Wayback Machine 東 京 箱 根 間 往 復 大 学 駅 伝 競 走 に 関 す る 内 規PDF

各区間1名の競技者で、しかも各競技者の出場は1区間のみとあり、言い換えると、10区間を10人の競技者で走ることがルールで定められているんですね。

上記から、実際に競技に参加するのが10人未満では参加資格がないと考えられます。

現実的に考えて、シード権を獲得しても翌年の箱根駅伝(当日含む)までにどのような問題やトラブルが起こるか分からないので、もしもの時を考えて補欠メンバーを予めチームに加えておくのはリスクヘッジの上でも重要なことと言えます。

そういう事態も当然想定して、エントリーできる選手に関して『正競技者10 名 補欠競技者6 名以内』と、実際に走る正競技者に加えて補欠競技者も6名以内までエントリー可能になっているのかと。

参加資格に関しては他にも細かな規定がありますので、サイト内で具体的にケースバイケースでお伝えできればと思っています。

あけみ

シード権争いで同着なら、タイムがはやいほうで、決定するのですか?

さくきよ

あけみさん
コメント頂きありがとうございます。

箱根駅伝の順位は、タイムで決まりますので、タイムの順位が公式の順位になります。

もしも、タイムが同じ場合には、以下のルールに従って順位が決まることになっています。

第98回東京箱根間往復大学駅伝競走 競技実施要項
[1] 概要
5. 同タイムの順位
繰り上げ出発等により、フィニッシュの着順が成績順位を示さない場合の同タイム大学の順位は、区間上位者数の多少によるものとする。
すなわち、まず区間1位の数で比較し、それが同数の場合は区間2位の数と、ひとつずつ順位を下げて数を比較し、多い 大学を上位とする。
ただし、それでもなおすべて同数の同タイム大学がある場合は同順位とし、それが10位以内の場合はすべての大学が次回大会へのシード権を取得する。
箱根駅伝公式サイト 第98回東京箱根間往復大学駅伝競走 競技実施要項

参考になりましたら幸いです。

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